「コヴィー博士に影響を与えた一冊」【知見メール198号】

2014/05/14

コヴィー博士に影響を与えた一冊

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

 

4月30日に東京の自宅を引き払い、

5月1日に妻とともに上海に引っ越してきました。

 

日本に戻り、東京・木場のマンションで

引越の準備をしたのですが、ま~あ、大変でした。

 

8年前に横浜から越した時にもってきて

一回も使っていないもの

引越の箱からだされていないものなど一杯あり

この機会に思い切って捨てました。

 

捨てるかどうか考え出すと、結局残すことになるので

横浜以前に買ったものは全部捨てる!と

ルールを決めて、仕分けをしました。

 

 

ただ、使えるものを捨てるとなると、

どうしても「もったいない」という感情が湧いてくるため

人にあげたり、リサイクル業者が引き取ってもらいました。

 

まだ買って3年くらいのガスストーブと大きめの本棚は

マンション前の歩道に

「無料で差し上げます。良かったら、お持ち帰りください。」

と貼り紙をして、出しておきました。

 

妻は、ストーブは時期外れだし、本棚は大きいし

そんなもの誰も持っていかないよ、と冷ややかでしたが

3時間後には二つともなくなっていました。

 

 

これから、上海で生活をするにあたり

 

1)ものを増やさない

そのためには、買わない

いつか使えると思って残さない

買ったら、同じだけ捨てる

 

2)収納家具を買わない

 

3)一番増えるであろう本は、電子書籍にする

 

ことを決めました。

 

 

上海にきて、だいぶ身軽な住環境になりましたので

これを維持していくつもりです。

 

 

 

さて、今回は、最近読んだ本のなかで

抜群に良かった本をご紹介します。

(電子書籍ではないです・・・)

 

タイトルは、

「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる 100の言葉」です。

(小倉広著 ダイヤモンド社刊 1600円+税)

 

 

皆さんは、アドラーをご存知でしょうか?

 

アルフレッド・アドラーは、(1870-1937年)

オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。

 

フロイト、ユングと並ぶ巨人にも関わらず、日本での認知度は低い。

個人心理学(アドラー心理学)を創始し

『7つの習慣』のコヴィー博士

『人を動かす』のカーネギーらに影響を与えた。

『自己啓発の父』とも呼べる存在。(本書、紹介文より)

 

 

私は、書籍で名前を何度かみたことがありましたが、

アドラーについてきちんと学んだことはありませんでした。

 

ある書評に書かれていた、「コヴィー博士に影響を与えた」

という紹介文に惹かれて購入しました。

 

何度もご案内している通り

私は7つの習慣のファシリテーターをしていますので

コヴィー博士に影響を与えたという表現には

飛びつかずにいられませんでした。

 

 

2月に上海から、アマゾンで発注して

東京の自宅に送っておき、4月に日本に出張した時に手に取り

上海に戻る飛行機の中で一気に読み切りました。

 

小倉氏が、アドラーの書籍から100個のフレーズを選び

それらについて解説しています。

 

いくつか私の心に刺さったフレーズを18個、引用します。

 

―――――――――――――――――――――――――

 

すべてあなたが決めたこと

 

8:健全な人は相手を変えようとせず自分が変わる。

不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。

 

 

9:「やる気がなくなった」のではない。

「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。

「変われない」のではない。

「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。

 

 

12:劣等感を抱くこと自体が不健全ではない。

劣等感をどう扱うかが問われているのだ。

 

 

15:強がりはコンプレックスの裏返し。

「強く見せる」努力はやめて

「強くなる」努力をすることだ。

 

 

24:子供は「感情」でしか大人を支配できない。

大人になってからも

感情を使って人を動かそうとするのは幼稚である。

 

 

27:意識と無意識、理性と感情が葛藤する

というのは嘘である。

「わかっているけどできません」とは

単に「やりたくない」だけなのだ。

 

 

31:「私は〇〇である」

「世の中の人々は〇〇である」

「私は〇〇であらねばならない」

性格の根っこには、この3つの価値観がある。

 

 

38:自ら変わりたいと思い努力をすれば、

ライフスタイル(性格)を変えることは十分に可能だ。

性格は死ぬ1~2日前まで変えられる。

 

 

43:あなたのために他人がいるわけではない。

「○○してくれない」という悩みは

自分のことしか考えていない何よりの証拠である。

 

 

57:叱られたり、ほめられたりして育った人は

叱られたり、ほめられたりしないと行動をしなくなる。

そして、評価してくれない相手を

敵だと思うようになる。

 

 

60:問題行動に注目すると人はその問題行動を繰り返す。

叱ることは、悪い習慣を身に付けさせる

最高のトレーニングなのだ。

 

 

62:人は失敗を通じてしか学ばない。

失敗を経験させ、

自ら「変わろう」と決断するのを見守るのだ。

 

 

65:人の育て方に迷った時は、自分に質問をするのだ。

「この体験を通じて、相手は何を学ぶだろうか?」と。

そうすれば、必ず答えがみつかるだろう。

 

 

66:自分だけでなく、仲間の利益を大切にすること。

受け取るよりも多く、相手に与えること。

幸福になる唯一の道である。

 

 

67:誰かが始めなくてはならない。

見返りが一切なくても、誰も認めてくれなくても

「あなた」から始めるのだ。

 

 

68:「他者は私を援助してくれる」

「私は他者に貢献できる」

「私は仲間の一員である」

この感覚がすべての困難からあなたを解放するだろう。

 

 

78:「自分は役立っている」と実感するのに

相手から感謝されることや

ほめられることは不要である。

貢献感は「自己満足」でいいのだ。

 

 

79:判断に迷った時は

より大きな集団の利益を優先することだ。

自分よりも仲間たち。

仲間たちよりも社会全体。

そうすれば判断を間違うことはないだろう。

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

ひとつだけ、小倉さんの解説も抜粋します。

 

―――――――――――――――――――――――――

 

31:「私は〇〇である」

「世の中の人々は〇〇である」

「私は〇〇であらねばならない」

性格の根っこには、この3つの価値観がある。

 

性格の根本とも言える3つの価値観、信念。

アドラーはそれをライフスタイルと呼びました。

その3つとは

1.自己概念(私は~である)

2.世界像(世の中の人は~である)

3.自己理想(私は~であらねばならない)

という3つのセットです。

 

 

例えば、以下のようなライフスタイル=3つのセットを

持っている人がいたとしましょう。

 

1.自己概念:私なんかに誰も興味をもっていない

2.世界像:人々はつまらない人間を相手にしない

3.自己理想:私は誰からも相手にされないので、

目立たずに黙っている方がいい

 

おそらく、この人は「明るい」というよりは

「暗い」人であり

「人なつっこい」というよりは

「人見知り」な人になるでしょう。

 

このように表層的な性格の根本には、

ライフスタイルと呼ばれる3つのセットがあるのです。

 

ですから「暗い」人は「明るく」なろうとするのではなく

1~3のセットを変えることが必要です。

自分を変えていく第一歩が

まずは自分自身のライフスタイル

3つのセットを知ることなのです。

 

 

自己評価・自己認識、上司・部下との関係、家族・親族との関係などに

悩みをお持ちの方は是非、ご一読をお薦め致します。

 

「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる 100の言葉」

 

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役

知見寺 直樹

大手コンサルティング会社を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海支店立ち上げも経験し、現在は本社HRおよび事業開発を担当する。

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