「できる人のスピード感覚」【知見メール192号】

2014/02/12

できる人のスピード感覚

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

弊社は昨年から、上海で日系企業向けの

社員教育ビジネスを展開しています。

まだまだ事業の立ち上げ途上ですが、

せっかく海外で事業を行っているので、

今ないことをやろうと、メンバーと話し合いました。

 

その結果、日本で大人気かつ高評価の講師に

上海まで来ていただいて、研修をしてもらうことに決めました。

 

弊社は、日本で多くの方にセミナーをしていただいています。

全ての講師の講演を私自身が聴講して、

自信をもってお薦めできる方のみにお願いしていますので、

上海にお越しいただく講師の人選も相当悩みました。

 

・ミッション経営をテーマとした、

元スターバックス・ジャパンCEOの岩田さん

・チームマネジメントをテーマとした、

元日本マクドナルドNo.1店長の鴨頭さん

・グローバル・リーダーをテーマとした、

元ジョンソンエンドジョンソン社長の新さん

 

付き合いのある総経理の方々にご意見を伺った結果、

今、上海で働いている皆さんの得たいことは、

「目標達成」だ!と気付きました。

 

そこで、「目標達成は技術である」と断言し、

目標達成のメソッドを開発した、原田教育研究所の原田隆史さんに、

3月14日、上海にてセミナーをしていただくことに致しました。

(原田メソッドについては、このメルマガの前号でも紹介しております。)

 

春節前後に少しだけ、このセミナーの案内をしましたら、

あっという間に定員の52名を超える申し込みがありました。

 

 

ある総経理の方からお伺いした話しです。

 

「上海にきてから学ぶ機会が減っている。

日本にいれば会社が実施している研修も、上海にはない。

外部のセミナーや研修も、従業員向けがほとんど。

本も高いので、読む量がガクンと減った。

東京にいることが、学ぶことについて

恵まれていると気付きましたよ。」

 

上海にいらっしゃる日本人ビジネスマンの皆さんは、

学ぶ場に飢えているのかもしれません。

 

 

 

さて、今回は、2月1日(土)に行った

弊社の事業計画発表会の後で気付いたことをご紹介します。

 

全社員が参加する事業計画発表会ですが、

多数の来賓の方々にもご出席いただきます。

上海事業のパートナーである、

マイツグループCEOの池田先生にもご参加いただきました。

池田先生のお席は私の隣でしたので、

弊社の各事業部の発表について、

時折私に質問をしてこられました。

 

原田メソッドについても質問をしてこられ、

関心をもたれたご様子でした。

そこで、丁度、原田先生の最新刊

「林檎の芯を見る ~現象から捉える本質~」

を持っていましたので、池田先生にプレゼントしました。

 

池田先生は、毎月第一日曜日に

マイツグループの全社員に向けてメールを送っています。

(昨年までは、毎週日曜日にメールを送られていました。)

そのメールの中で早速、原田メソッドのことが書かれていました。

 

以下、その部分だけ池田先生のメールから抜き出します。

 

――――――――――――――――――――

原田さんは奈良教育大学を卒業後、

大阪市内の公立中学校に20年間勤務。

保健体育、生活指導を受け持つ傍ら陸上競技部の指導を通じて、

問題を抱える生徒たちを更生させながら7年間で

中学の全国レベルの競技で13回日本一に導いた方です。

 

その指導方法が着目されてその後、

日本ハムファイターズ、ユニクロ、カネボー化粧品、

野村証券、キリンビールなど

数々の企業研修を実施して効果を上げています。

 

今日は、その原田さんがやんちゃな生徒を

2年間で砲丸投げ日本一にした、

どうしてしっかりした目標を生徒に与える事が出来、

且つそれが達成できたのかについて話してみたいと思います。

 

 

やんちゃな生徒って常に先生から叱られていますから、

「学校は叱られる場所、先生は叱る人。」と考えているので、

学校生活や先生に期待が持てず、

むしろ不信感や絶望的な気持ちになっています。

 

原田さんはそういう生徒を見ると出会った瞬間に、

先生を見る目つき、態度、言葉づかいが

正面を向いておらず、

「心のコップが下を向いている!!」と感じるそうです。

 

こういうやんちゃな生徒と話すと100%の生徒が、

「自分は小学校の時に怒られてばかり、悪い事もした。

だから駄目なんだ!!」と話し、

現在の自分に自信が持てず、ですから

将来の自分にもあきらめの気持ちを抱いてしまっています。

 

その時に原田さんは、

「確かに、お前は過去に悪い事もした、

迷惑もかけた、よく怒られたな。

でもそれは過去のことや。

過去は過去、将来の自分を考えてみたらどうや。

将来の自分は今よりも駄目になっているか?

今より頑張っているか?

君はどっちになっていたいと思う。」

と生徒に聞くそうですが、

100%生徒は、

「今より頑張っていたい!!」と答えるそうです。

 

そこで原田さんは間髪を入れずに、

「じゃあ、終わったことは忘れて未来の事を考えようや!!

例えば陸上部に入って1年後どうなっていたい?

2年後全国大会で日本一になってみないか?」

 

やんちゃ坊主の目はキラキラと輝きはじめていますが、

「先生、そんな日本一なんて無理や!!」

原田さんは、

「そうか、同じ中学生やで、

誰かが日本一になるチャンスはあるんやで。

やってみないか・・・。

お前のその体があったら

練習さえしたら夢じゃないで・・・。」

やんちゃ坊主は、

「そしたらやってみるわ!!」

⇒目標を設定する!!

 

こうして陸上部(投てき)に引きずり込んで

練習を開始します。

 

そこで3か月ほど練習を積んだ時に、

原田さんは真面目に頑張っているやんちゃ坊主に、

「どうや、毎日どれぐらい砲丸を投げたら

日本一になれると思う?

ウェイトトレーニングやダッシュ走は

どれぐらいやったら良いと思う?」

と聞くそうです。

そうすると必ず返って来る答えが、

「今の練習をこなせる量からすれば

50本ぐらい投げたら良いと思う。」

原田さんは、

「今自分は今の練習を基準にして回答したな~。

日本一を目指すのと違うのか?

今の自分は忘れて日本一になるとしたら

どれぐらいの練習が必要か考えてみて。」

 

そうすると100本は投げなければ

日本一にはなれないと気付いて必死に練習に励み、

最終的にこのやんちゃ坊主は日本一になったそうです。

 

そしてこういうやんちゃ坊主の生徒を

何人も日本一にしたのですから、

指導者によって変わるものなのですね。

 

 

原田さんは、

「人間誰でも過去の成功体験や失敗体験が

その人の行動に対し「セルフイメージ」を

作ってしまい人間を委縮させてしまう。

未来の自分の姿を高みから見る事によって、

その目的・目標達成の為には、

今自分は何をしなければいけないのかが見えてくる。」

と言っています。

 

 

原田メソッドは、

1.まず相手を認めて目標を掲げて貰う!

2.その目標を達成する為の努力は、

目標地点から遡って今を見る事!

と教えてくれています。

 

 

社員の皆さんも単に今年の目標だけでは

「セルフイメージ」が働いた状態での目標になります。

3年後、5年後に自分はどうなっていたいのか?を

しっかり定めて今年の目標を立てて貰えばと思います。

――――――――――――――――――――

 

文章の内容から、私がお渡しした本を読み切り、

さらに原田先生・原田メソッドについて

お調べになったことがわかります。

 

池田先生は、事業計画発表会の後の

懇親会までご参加くださり、

会場からお帰りになられたのが、2月1日の21時すぎ。

上記のメールが送られてきたのが、

2月2日のお昼の12時です。

 

スピードの速さに、驚きました。

 

 

池田先生は、20年前の1994年に中国に進出し、

中国では約2000社のクライアントを

持つ日系会計事務所NO.1に成長させた方です。

中国で10拠点展開し、

従業員数350名のグループのトップです。

 

「スピード」は、やはり、成功する秘訣のひとつですね。

 

 

ついでに、「スピード」について、

前職の先輩に教わったことをご紹介します。

――――――――――――――――――――――――

仕事を完成させるまでには、2つの時間がある。

 

着手するまでの時間+着手してから完了するまでの時間

 

多くの人は後者の時間を短くしようとする。

確かにそれも大切。

後者の時間を短くする秘訣は、シンプルに言うと3つ。

1)どんな状態になると完了なのかを明確にする

2)集中する

3)他の人の頭、時間を借りる

 

 

ただ、もっと大事で、

また多くの人が意識していないのが、前者。

処理スピードが一緒なら、着手が早い方が早く終わる。

また、早く着手すると、トータルの投入工数も少なくて済む。

 

着手するのが遅いから(大抵、納期間際)、ばたばたする。

必要な情報や物がなくて先に進めないことが起こる。

 

だからポイントは、できる限り早く着手すること。

理想は、仕事を受けたその日のうち。

 

具体的なアクションとしては、

仕事を自分の手帳に記入するとき、

納期を書くだけではなく、

最初に着手する日時を書きこむ。

そして着手したら、

最初にゴールの設定とタスクのブレイクダウンをする。

―――――――――――――――――――――――――

 

ご参考になれば幸いです。

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役

知見寺 直樹

大手コンサルティング会社を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海支店立ち上げも経験し、現在は本社HRおよび事業開発を担当する。

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