Web面接にはさまざまなメリットがあるとはいえ、実施したことがない企業にとっては不安も多いことでしょう。ここでは、多くの企業が抱く4つの不安要素をご紹介します。
Web面接で見極められるのか?
Web面接でまず気になるのが「画面越しの面接で、その人の人柄や心情が読み取れるのか」ということです。たしかにWeb面接は、対面の面接に比べると詳細な相手の心情は読み取りづらい傾向にあるかもしれません。
しかし、通信環境とツールがちゃんと整っていれば、質疑応答を通じて、相手の論理性やコミュニケーション力、相手の表情や対応等は十分に見極め可能です。通信の品質は日進減歩であり、今や“Web通話で分からないのは匂いだけ”と言われるレベルです。
HRドクターを運営するジェイックで、新卒採用でも中途採用でもWeb面接だけで内定出しをおこなっていますが、対面での面接と変わらない感覚で見極めができています。
Web上で魅了付けができるのか?
採用したい学生を採るためには、自社の魅力付けが重要なポイントとなりますが、中小企業やベンチャー企業等、ミッションやビジョン、仕事のやりがい、組織風土、一緒に働く仲間等、定性的な要素で魅了付けをおこなっていた企業ほど、Web面接での魅了付けに不安を持つ傾向があります。
たしかに、オンライン採用では、何も工夫をしないと、組織風土や社風が伝わらず、今まで以上に条件面や待遇といった定量的な条件に重きが置かれてしまう傾向があります。
しかし、Web面接だからこそできる定性的な魅力を伝えるやり方もあります。例えば、写真や動画の共有、バーチャルオフィスツアー、社員との面談等は、その典型です。面接内で言葉だけでおこなっていた魅了付けを、写真等を準備したり、社員面談を組む等で代替していけば、問題はありません。
学生側は不安に感じないのか?
Web面接に対する学生の反応は、「交通費がかからない」「リラックスして受けられる」といった好意的なものが多く見受けられます。一方で、まだ確立されていないからこそ、Web面接に対して不安を感じている学生もいますし、前述の“空気感を知りたい”といった形でリアルを望む学生もおり、賛否両論というのが現状です。
対面での面接を望む声を聴くと、以下のようなものがWeb面接に対する不安要因となっています。ちゃんと対応、コミュニケーションすることで、基本的には解消できる問題と言えるでしょう。
・通信環境が悪くて途中で途切れるのでは? 自身の今後を左右する大切な面接ですから、通信環境が不安定で不安、もしくは完璧な状態で面接に臨みたいと考える学生もいます。
会社側から面接設定の連絡をする際に、学生に準備して欲しい環境、ツールの事前確認方法等をきちんと連絡することで不安を解消しましょう。事前連絡と面接の冒頭で、通信環境が悪くなってしまった場合の対応を伝えることも安心感を与えるポイントです。
・熱意を伝えにくいのでは?
今の通信技術では、Web面接でも、音声・表情は十分な品質で確認できます。Web面接でも特に不利益はないこと、相手の熱意等が伝わった場合は面接官からフィードバック等を通じて、不安を解消しましょう。
・会社の雰囲気や空気が伝わらないのではないか?
結論から言うと、会社から学生の見極めることが十分可能等と同じように、学生が会社の雰囲気を感じることも可能です。また、緊急事態宣言も解除されて、今後は「Web面接ですべて完結」ではなく、相手の希望も踏まえて、「Web面接と対面を組み合わせる」形式が増えるでしょう。
なお、先ほどの魅了付けのパートともリンクしますが、「会社の雰囲気や空気が分かっていない」と学生が感じると、内定承諾のハードルになります。社員面談、画面共有、バーチャルオフィスツアー等、その懸念を解消する施策を打つことは重要です。
セキュリティは大丈夫なのか?
オンラインの会社説明会やWeb面接では、セキュリティに関して不安を抱く企業も少なくありません。有料ツールであればセキュリティ対策もしっかりしているので、一般企業の選考であれば、安心して導入することができます。
また、応募者に対して、応募時に、会社説明会の画面やWeb面接での情報は画面キャプチャーや録画、外部への漏洩を禁止することをしっかりと伝えて、同意を獲得しておくこともセキュリティ上のポイントです。