エンジニア求人市場の現状
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まずは、ITエンジニアが不足する現状と不足理由、今後のエンジニア求人市場の見通しを確認しておきます。
ITエンジニアの不足状況
少し古いデータですが、2018年の経済産業省レポートでは、2015年の段階で17万人だった日本のIT人材不足は、10年後の2025年には約43万人まで拡大するとされています。
出典:DXレポート 平成30年9月7日(デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会)
また、独立行政法人 情報処理機構 社会基盤センターの「IT人材白書2020」によれば、IT人材の質・量ともに「大幅に不足している」と回答するユーザー企業の割合も以下のように増加傾向となっています。
【人材の“質”に関する不足感】
- 2017年:32.9%
- 2018年:33.8%
- 2019年:39.5%
【人材の“量”に関する不足感】
- 2017年:29.3%
- 2018年:31.1%
- 2019年:33.0%
出典:IT人材白書2020
不足している理由
エンジニアを中心とするIT人材に不足が生じる理由は、大きく以下の3つです。
- IT市場の需要拡大
- ITエンジニアの高齢化と定年退職
- ITエンジニアにおける学習・教育機会の少なさ
エンジニア人材不足の大前提は、拡大するIT人材の需要に供給が追い付いていないことがあります。
また、経済産業省が警笛を鳴らす「2025年の崖」問題では、これまでメインフレームの担い手だったベテランエンジニアが高齢化・退職していくことも、不足要因の一つとして挙げられています。
すでに導入済みのメインフレームの運用は今後も続くことから、若い世代のエンジニアが、メインフレームの業務に携わらざるを得なくなり、結果として市場拡大している先端IT技術(ビッグデータ、IoT、人工知能)での人材不足がさらに拡大することも懸念されています。
なお、日本のITエンジニアの場合、自社の教育・研修制度への満足度や自主的な勉強量が低く、海外と比べて高いスキルを持つ人材の割合が少ない傾向にもあると言われています。
参考:DXレポート 平成30年9月7日(デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会)
参考:IT人材育成の状況等について(経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課)
今後の市場見通し
ITエンジニアの高齢化やIT市場規模の拡大は今後も続き、経済産業省の予測によると、2030年には日本のIT人材不足が最大で約79万人に達する可能性もあると試算されています。






