マザーズハローワークとは?|企業が知っておきたい利用者や求人方法を紹介

更新:2023/01/20

作成:2022/12/28

古庄 拓

古庄 拓

株式会社ジェイック取締役

マザーズハローワークとは?|企業が知っておきたい利用者や求人方法を紹介

子育て中のメンバーが働きやすい環境整備などに力を入れている、産休・育休復帰しているママ社員が多いなら、マザーズハローワークで求人募集をすることもおすすめです。

記事では、まず、マザーズハローワークの概要と提供サービス、マザーズハローワークで仕事を探す求職者の特徴を紹介します。

マザーズハローワークにおける求人の仕組みとマザーズハローワークに求人を掲載する方法も解説しますので、参考になれば幸いです。

<目次>

マザーズハローワークとは?

ハローワークの看板
マザーズハローワークとは、子供連れでも利用しやすい環境で、きめ細やかな就職支援を提供する厚生労働省の施設です。

通常のハローワーク内などに設置されている場合、マザーズコーナーという名前の場合もあります。

2021年3月時点で、マザーズハローワークは、全国200ヵ所以上に設置されており、マザーズハローワークが21ヵ所、マザーズコーナーが183ヵ所という内訳になっています。

厚生労働省によると、過去5年間で33万人がマザーズハローワークの支援を利用して就職しています。

また、後述するさまざまな支援サービスによって、マザーズハローワーク経由での就職率は、なんと90%以上になっています。

出典:マザーズハローワーク マザーズコーナーのご案内

マザーズハローワークが求職者に提供するサービス

マザーズハローワークでは、子育て中の求職者にうれしいさまざまな支援サービスを提供しています。本章では、各サービスの特徴を詳しく紹介します。

育児中の女性向け求人の検索、就職相談

マザーズハローワークの就職支援は、担当者制です。

マザーズハローワークでは、専属の就職支援ナビゲーターが、一人ひとりの状況に合わせて就職活動をサポートしています。

窓口では、以下のように子育てと両立しやすい仕事を紹介することが可能です。

  • 勤務時間が保育施設の送迎に対応できる
  • 子供の急な病気や学校行事の際に柔軟に休暇がとれる など

なお、マザーズハローワークでは、子育て中の人が仕事をするうえで必要となる、以下のような情報も提供しています。

  • 地域ごとの保育情報
  • 子育て支援サービスの情報 など

目の届く範囲内のキッズスペース

マザーズハローワークには、チャイルドシートが置けるゆったりとした相談スペースや、おもちゃ・絵本のあるキッズコーナーなどが用意されています。

子供連れでも安心して求人検索や相談を行なえます。

再就職支援セミナー・講習の無料受講

マザーズハローワークでは、ママ求職者に向けて以下のような就職支援セミナーを無料で開催しています。

  • 就職活動に向けた心構えセミナー
  • 面接対策
  • パソコン講習 など

なかには、託児サービス付きのセミナーもあります。

出典:マザーズハローワーク事業・支援メニュー(厚生労働省)

マザーズハローワークで仕事を探す求職者の特徴

マザーズハローワークには、「育児と仕事が両立できる職場」を探すママ求職者が登録しています。

厚生労働省のサイトでも、以下のように、子育てしながら仕事を探す人を応援するということが書かれています。

  • 子供連れで仕事の相談ができる施設を探している……
  • 子育てと両立できる仕事を探したい……
  • 子育てが落ち着いたので就職活動を始めたいけれど、ブランクがあるので不安……
  • 子育てをしながら働くために、何を準備すれば良いかわからない……

出典:マザーズハローワーク マザーズコーナーのご案内

ハローワークとマザーズハローワークの求人は連動している

ハローワークのイラスト
マザーズハローワークでは、マザーズハローワークにだけ求人を出すということではなく、ハローワークに出した求人が自動的にマザーズハローワークにも共有される仕組みになっています。

具体的には、企業が全国のハローワークに申し込んだ求人は、受理日の当日にマザーズハローワークに自動配信されます。

そして、求職者は、情報検索用のパソコンを使えば、求人票の閲覧が可能です。

一方で求人企業側は、事業所管轄のハローワークで「子育て中の方向けの求人として申し込みたい」と伝えることも可能です。

すると、「子育て中の人」や「仕事と家庭の両立」を希望する人が働きやすい条件の求人を意味する「#マザーズ」というハッシュタグが付けてもらえるようになります。

出典:事業主のみなさまへ(マザーズハローワーク東京)

マザーズハローワークに求人を掲載する方法

マザーズハローワークで、子育て中の求職者に特化した求人を出したい場合は、以下の手順を踏むことになります。

なお、本章では、マザーズハローワーク東京を例に挙げながら、基本的な流れを紹介します。

具体的な方法や流れは、事業所管轄のハローワークに確認してください。

マザーズ求人相談票の提出

マザーズハローワーク利用者に限定した子育て中の求人を考えている場合、まずは、マザーズ求人相談票を記入し、FAXもしくは郵送でマザーズハローワークに送ります。

相談票がマザーズハローワークに届くと、求人担当者から折り返し連絡がくるシステムです。

なお、マザーズハローワークで紹介できる人材が少ない職種・求人内容の場合、マザーズハローワークではなく一般のハローワークが案内されることもあります。

求人申込書・求人補足票の提出

マザーズハローワーク東京の場合、一般のハローワークと共通の求人申込書が使えます。

なお、マザーズハローワークの利用者に限定した求人は、フルタイム・パートタイムどちらでも、申し込み可能です。

ただし、子育て中の人材の場合、子供の発熱などによる突発的な休みなどに対応する必要があるため、マザーズハローワークでは、派遣や請負の求人は受け付けていません。

求人が受理された場合、「仕事と子育ての両立」を支援している具体的な取り組みや、求職者に向けたメッセージなどを求人補足票に記載する必要があります。

求人の公開後、求職者が出た場合は選考へ

マザーズハローワーク東京で求人を申し込んだ場合、都内3ヵ所のマザーズハローワークおよび7ヵ所のマザーズコーナーの利用者を対象とした「マザーズ限定公開求人」として3ヵ月間、求人が公開されるようになります。

マザーズハローワーク利用者向けだけに申し込んだ求人は、子育て中ではない求職者からの応募を防ぐために、ハローワークインターネットサービスや、一般のハローワークでは公開されない仕組みになっています。

したがって、子育て中の求職者に限定せず、幅広い層の募集をしたいなどの場合は、注意しましょう。

出典:事業主のみなさまへ(マザーズハローワーク東京)

まとめ

マザーズハローワークやマザーズコーナーは、子供連れでも利用しやすい環境で、育児と仕事を両立したいママ求職者に向けてきめ細やかな就職支援を行なう厚生労働省の施設です。

マザーズハローワークでは、以下のような支援・サービスを行なっています。

  • 育児中の女性向け求人の検索、就職相談
  • 目の届く範囲内のキッズスペース
  • 再就職支援セミナー・講習の無料受講

全国のハローワークに申し込んだ求人は、受理の当日にマザーズハローワークに自動配信される仕組みです。

企業が子育てしながら働きやすい環境整備などをしている場合、マザーズハローワークに求人を出してみても良いでしょう。

マザーズハローワーク利用者に出した求人では、ハッシュタグなどを使ってマザーズハローワーク向けであることを強調したり、マザーズハローワークに特化して求人したりすることも可能です。

興味がある人は、記事で紹介した方法を参考にして申し込みをしてみてください。

なお、女性の中途採用を考えているようでしたら、HRドクターを運営する株式会社ジェイックでは、若手女性に特化した中途採用支援サービス「女子カレッジ」を提供しています。

ご興味があれば、以下より資料をご覧ください。

著者情報

古庄 拓

株式会社ジェイック取締役

古庄 拓

WEB業界・経営コンサルティング業界の採用支援からキャリアを開始。その後、マーケティング、自社採用、経営企画、社員研修の商品企画、採用後のオンボーディング支援、大学キャリアセンターとの連携、リーダー研修事業、新卒採用事業など、複数のサービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。専門は新卒および中途採用、マーケティング、学習理論

著書、登壇セミナー

・Inside Sales Conference「オンライン時代に売上を伸ばす。新規開拓を加速する体制づくり」など

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