メンター制度を導入する際には、以下5つのステップを踏んで実践していくとよいでしょう。
| ステップ1 | 目的と対象層を明確化する |
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| ステップ2 | 実施計画・運用ルールを立案する |
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| ステップ3 | メンターとメンティの組み合わせを決める |
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| ステップ4 | 事前研修を実施する |
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| ステップ5 | 成果を分析する |
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ステップ1:目的と対象層を明確化する
まず、何を目的としてメンター制度を導入するのか明確にしましょう。例えば、次のようなゴールが考えられます。
- 若手社員の定着と戦力化の促進
- 社内のコミュニケーション強化
- 女性社員のライフイベント前後のサポート
- 新任管理職のフォロー
- 管理職層の人材育成
目的は経営や組織課題の解決からくるものです。
したがって、メンター制度における目的と対象層はセットになることが多く、「対象層がいて目的を設定する」「組織課題があって目的を決めて対象層の詳細を決める」、どちらの順番でも問題ありません。
実施計画・運用ルールを立案する
目的と対象層が決まったら、実施計画と運用ルールを策定しましょう。特に策定しておくべきルールが以下の3つです。
下2つはメンティにとって安全な場をつくるために大切です。
他にも「メンターからメンティへの声掛けの頻度やタイミングはどうするか」など、コミュニケーションを軌道にのせるための運用ルールもあるとよいでしょう。
大きくは「メンター制度がうまく機能するためのルール」と「トラブルを防ぐためのルール」という2軸で考えるとよいでしょう。
メンターとメンティの組み合わせを決める
メンターとメンティを選定する方法は2つあります。優劣があるわけではありませんので、自社の状況や対象層などに合わせて選択するとよいでしょう。
- アサインメント方式:事務局側がメンターとメンティのバックグラウンドや年齢などの要素から指定する方法
- ドラフト方式:メンティ側が事務局の提示した候補から希望者を挙げ、事務局側が最終決定する方法
大切なのはメンターの候補者選定です。メンターに適しているのは、聞く力(傾聴力・質問力)や受容力の高い人です。
メンターはメンティの気持ちを理解し、寄り添った対話ができるかどうかが必要とされるため、傾聴系のコミュニケーションスキルは必須であるといえるでしょう。
同時に、対象層に対して適切なアドバイスができる考え方や姿勢を持っている人、偏った意見などにならず客観的なアドバイスをできる人が望ましいでしょう。
事前研修を実施する
メンター制度を導入する際には、短時間でもよいので、メンター、メンティそれぞれに対して、制度の意義やルール、実施する上での心構えを伝える研修を行なうことがおすすめです。
研修内容は、メンターとメンティそれぞれの基本的なガイドラインを整備したうえで設計しましょう。
基本的には、ガイドラインを浸透させる場という程度で大丈夫です。メンターとメンティ合同で研修を実施し、研修の場を顔合わせと関係構築に利用するのもおすすめです。
運用をフォローする
メンター制度を運用するうえでは、メンターが負荷を感じないようにするフォローも大切です。
人事担当者が声をかけ、うまくいっているか、問題はないかなどをヒアリングしましょう。人間同士の相性もありますので、やってみてメンターとメンティの相性が悪ければ、他の人に交代させることも選択肢のひとつです。
成果を分析する
メンターの実施期間が終わったら、メンターとメンティの双方からアンケートやレポート、面談などでレスポンスを受けましょう。
実施したなかでよかったこと、うまくいかなかったこと、今後の課題などを聞き出しましょう。メンター制度で改善するための資料になります。
なお、メンター制度の効果を考えるうえで、業績やパフォーマンスなどの数値的な効果は短期間で表れるものではありませんし、メンタリング以外の要素にも大きく影響されやすいことに注意してください。
短期間では、メンター制度そのものに対する満足度(アンケート結果など)、中長期的には、離職率やエンゲージメント率、その他目的に照らした数値指標の推移を確認することが大事です。