
質問にはさまざまな種類があります。質問の種類を知り、場面に応じた適切な質問を使い分けるようにしましょう。
質問の種類
質問にはさまざまな種類がありますが、ここでは基本となる7つの質問形式をご紹介します。
<クローズドクエスチョン(特定質問)>
「はい」「いいえ」で答えられる、回答の範囲が限られた質問です。
相手が返答しやすいため、まだ信頼関係がない相手と会話のきっかけを作ったり、テストクロージングなどで活用できたりします。
例)
・22卒の新卒採用は実施されますか?
・本日のお打合せは30分の予定で大丈夫ですか?
<オープンクエスチョン(拡大質問)>
「はい」「いいえ」で答えられず、回答の範囲が広い質問です。範囲が広いからこそ相手の考えや意見を引き出すことができます。
ただし、相手に考えてもらう必要があることから、信頼関係がない場合や会話の冒頭では向かない場合もあります。また、回答の範囲が広過ぎて相手が回答に困ってしまうこともありますので、誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように、の5W1Hを使って、質問を多少絞り込むことも有効です。
例)
・今回のサービス選定はどんな基準で選ばれますか?
・これについてどんなご意見ですか?
<過去質問>
過去に起こったことに対しての質問です。過去に起こった事実であるため、オープンクエスチョンの中でも答えやすい種類の質問です。
例)
・今回問い合わせいただいたのはどんな背景がありましたか?
・過去にはどのようなツールを使われたことがありますか?
<未来質問>
過去質問の反対で、未来に焦点をあてた質問です。相手がイメージしていない場合、回答する難易度が多少上がる場合があります。
例)
・何を実現したいとお考えですか?
・どうなれば成功ですか?
<否定質問>
否定的な言葉を使った質問です。原因や要因を引き出すのに役立ちます。
例)
・何が理由でできなかったのですか?
・導入しないとしたら何が理由ですか?
<肯定質問>
肯定的な言葉を使った質問です。前向きな意思を引き出す効果があり、「いつからやりますか」「○○したらできますか」など相手の行動を促します。
例)
・○○だとしたら、導入できますか?
・前に進めるとしたら、どなたと相談されますか?
<呼び水質問>
事例や選択肢を出したり、仮定を置いたりする質問です。事例や選択肢を出すことで相手が話しやすくなるほか、相手に合わせた質問をすることで信頼関係の構築に繋げることもできます。
例)
・同業の企業では○○という話をよく伺いますが、御社はどうですか?
・問い合わせをいただく経緯としては○○なケースが多いですが、○○様はいかがですか?
良い質問と悪い質問の典型例
質問する際は、状況や関係性を考慮して、適切な質問を使うことが大切です。
良い質問をすれば求める情報や相手の本音を聞き出せますが、悪い質問をしてしまうと情報が引き出せないことに加えて、相手に嫌な印象を与えたり信頼関係を壊したりしてしまうこともあります。良い質問と悪い質問の違いを簡単に解説します。
<良い質問>
- 相手の話を深堀りする質問
- 相手の意見や体験など、聞かなければわからない質問
- 相手の思考を刺激して気づきや思考を引き出す質問
<悪い質問>
- 調べればわかる事柄に関する質問
- 相手を問い詰める質問
- 回答を限定し過ぎる、誘導する質問