リスキリングとは?
リスキリング(reskilling)とは、技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、新しい知識やスキルを学ぶことです。
端的にいえば“学び直し”ということですが、今日的な文脈ではおもにDXや第4次産業革命など、社会の急速な変化に対応するための知識やスキルの再教育を指すことがほとんどです。欧米では有名企業が先行して早期から取り組んでいましたが、近年になって日本でも導入に意欲的な企業が増えてきました。
経済通産省が発表した資料では、リスキリングは以下のように定義されています。
「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」
どちらかといえば学びを提供する企業側の視点が強い言葉ですが、学ぶ本人の主体性なしに成功はないため、双方の視点から“獲得する/させる”という表現が併記されています。
リカレントやOJTとはどう違うのか?
リスキリングと類似した言葉に“リカレント”があります。学校を卒業した人間が何かを新たに学び直す点ではどちらも同じです。
ただし、リカレントは“教育→就労→教育→……”のように、社員が主体的に職場を離れ、もしくは仕事をつづけながら、大学等の教育機関で学ぶイメージが強い言葉ですが、一方で、リスキリングは企業内での研修等を通して新たなスキルを学ぶことが想定されており、どちらかといえば企業側が主体となっている言葉です。
また、職場内での教育といえばOJT(On the Job Training)が連想されますが、OJTは既存の組織や業務でのスキルアップが前提であるのに対し、リスキリングは社内で新たに生まれようとしている事業や必要なスキルを持つ人材がいない仕事を遂行するためのスキル獲得、また、配置転換が必要な人材に対するスキル教育という色が強くなります。
つまりリスキリングへの取り組みは、変化するビジネスモデルや事業戦略に対応できる人材の育成、また、待ったなしでの配置転換への対応が目的であり、OJT以上にドラスティックな考え方が求められます。






