「お金が使えないなら、知恵を使うしかない」【知見メール27号】

2007/03/28

「お金が使えないなら、知恵を使うしかない」

こんにちは。 ジェイックの知見寺でございます。

 

 

今回は、最近特にお問い合わせが多くなっている、社員採用について

書きたいと思います。

 

新聞をご覧頂きましてもお分かりの通り、大手企業がバブル期以上の

採用を計画しています。

 

それは、新卒採用だけでなく中途採用にまで及んでいます。

 

最近、御社では採用広告を出されましたでしょうか?

 

広告を出稿しているほとんどの企業様が、応募者の数も減っていて、

しかも、質も下がっている、のではないでしょうか?

 

某大手求人広告会社を使われているのであれば、きっとその会社の

担当者から、

 

「転職サイト自体は、登録者が増えています。ですから、

あとはそこで目立てばいいので、もっと大きな広告枠で出稿しませんか。」

 

「広告だけですと、待ちの形になりますので、こちらから転職サイトの

登録者へ、直接アプローチを行える、スカウトをご利用になりませんか。」

 

と提案を受けているのではないでしょうか。

 

 

この担当者の言っていることは、論理的には間違っていないと思います。

 

しかし、求人情報の掲載自体が営業職だけで2000件を越えていると、

その中で目立つためには、相当の費用を必要とします。

 

採用人数が、二桁や三桁でしたら相応の費用を投下できますが、数名の

採用では限りがあります。

 

また、以前の紙媒体と違ってネット媒体は、偶然の応募が起きにくい特性

になっています。

 

ですから、ネットを使った採用活動は、どうしても中堅中小企業がこれまで

以上に不利になります。

 

こんな状況下で、ほとんどコストを掛けずに採用を上手にやっている会社

があります。

 

その会社は、従業員60名ほど、電子部品の卸をやっています。

 

創業して30年になりますが、今まで一度も赤字を出したことがないという

堅実な経営をされている社長です。

 

そんなA社長ですから、社員教育も行き届いていて、女性社員がとても気持ち

の良い電話対応をします。

 

A社長は、採用についてどのようにしているかというと、

 

 

1) 飛び込みで営業に来た人は、必ず女性社員が応接室で対応し、

女性社員 が感じの良い方と思えば、社長の面談に繋ぎます。

 

2) 営業電話は、まず居留守を使い、社長が次に出社するのは翌日の

朝8:30と伝えます。その時間過ぎくらいに電話が}掛かってくれば、

再度居留守を使い、今度は実際に社長が在社している時間帯を

伝えます。そこで、指定した時間帯に電話があれば、社長が電話に

出て、会話の印象で会うか会わないかを決めます。

 

3) 良さそうな方だと思えば、あと2回会います。3回目に、「うちに

来ないか。」と誘うそうです。でも、この時は誘いの声を掛けるだけ

で、本気で口説きにはいきません。

 

 

A社長は、営業を受ける目的ではなく、自社の採用候補者として

面談をしています。

 

この動きを、A社長はもう20年近く続けているそうです。

(バブルで採用が上手くいかなくなったときから、行うようになったそうです。)

 

ですから、A社長には、採用のアタックリストが常時50名前後は

あるそうです。

 

採用枠が発生すると、このリストに優先順位をつけて、社長自らが

「ちょっと、話がしたいんだけど」とアポイントを取り、そこから本格的

に口説きだします。

 

口説かれている方も、この会社には、最初から好印象を持っています。

普通は、飛び込みにせよ、営業電話にせよ、対応する女性社員に

疎まれるものです。

 

それが、とても丁寧に対応される。訪問しても、会社の雰囲気や

社長の人柄も良い。口説かれ易い状態になっているのです。

 

確かに、手間暇は掛かるかもしれませんが、外部コストは一切発生

していません。営業マンとしての実力も営業を受けている最中に、

判明します。

 

 

お金を使わずとも、知恵を出すことで、上手く解決している事例ですね。

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役

知見寺 直樹

大手コンサルティング会社を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海支店立ち上げも経験し、現在は本社HRおよび事業開発を担当する。

⼤カテゴリ:

    中カテゴリ:

    関連タグ:

      関連記事

      企業の採用・教育に役立つノウハウ

      採用・教育にお困りでしたら
      ご相談ください

      一人でも多くの人生を輝かせ、一社でも多くの企業を元気にする。
      そのために、私たちジェイックは存在します。

      pagetop