「キーワードは、禅」【知見メール23号】

「キーワードは、禅」

こんにちは。ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

前号で、「キャリア形成促進助成金」について書きましたところ、

「うちも対象になるのかな?」
「どんな研修でもいいの?」
「具体的にどうすればいいんですか?」

というようなご質問を多数いただきました。

最初は、おひとりお一人にメールで返信をしていたのですが、途中から
とても対応しきれない数の問い合わせになってしまいましたので、今、
例の知り合いの社労士さんに簡易マニュアルを作成してもらっています。

完成しましたら、お送りさせていただきますので、お問い合わせを
いただきました皆様、もうしばらくお待ちくださいませ。

さて、今回は「禅」について、プライベートな出来事とビジネス上の企画
について書きたいと思います。

私は、今、東京都江東区に住んでおりまして、いつもは、東西線の
木場駅で乗降しています。
(東京の地理に明るくない方には申し訳ありません。)

今年1月の下旬頃、たまたま、出先から直帰で、半蔵門線に乗ることが
あったのですが、清澄白河駅からでも自宅まで歩けそうだなと思い、
清澄白河駅で下車することがありました。

自宅へ歩いて帰る途中には、思いのほかお寺がたくさんあり、その
ひとつのお寺には、「毎月1日、15日の2回 午前7時から座禅会」と
書かれた看板が掛かっていました。

もともと、宗教や哲学、仏教に興味があり、また座禅も一度やってみたいと
思っていましたので、2月1日の座禅会に思い切って参加してみました。

本堂に案内されるとすでに、30人くらいの方々座っていらっしゃいました。
初めて参加する人向けのパンフレットを渡され、読むと、座禅を40分、
読経を20分とあります。

正直、いきなり座禅を40分もできるのかなと、不安になりましたが、
はじめてみると、意外や意外、あっという間に40分が経ってしまいました。

さすがに、「無」になることはできずに、頭の中はいろいろと思考をめぐら
していましたが、呼吸を整え、じっとして動くこともせず、もちろん一言も
発しない状態を継続すると、気持ちというか、心が澄んでくるような気が
しました。

実生活で、40分も一言も話さずじっとしていることは、ありえませんので、
本当に良い体験だった、時間だったと実感しました。

その後、2月15日、3月1日と3回続けて、座禅会に通っています。

HPで調べてみると、いろいろなお寺で座禅会を開いているようです。
ご興味がありましたら、是非一度体験することをお勧めします。

また、「禅」というキーワードで、弊社では新入社員研修を企画しています。
1泊2日で行う新入社員研修を禅寺で行うものです。研修の内容自体は、
社会人として求められることを理解させたり、報連相の仕方、マナーについて
学ぶ、一般的なものですが、それを禅寺で行うと全く違った要素が出てきます。

例えば、
・ 朝は、4時起床です。そして、座禅・作務(お寺の掃除などです)
をします。
・ 食事は、精進料理ですので、普通の大人では満腹にはなりませんし、
すぐに空腹になってしまいます。
・ 就寝は9時です。眠れなくても布団から抜け出すこともできません。
雑魚寝で、しかも薄いせんべい布団です。

結局、禅寺で研修を行うと何が違うのかといいますと、

「感謝の気持ち」

が、参加者に自然と沸いてきます。今の自分の環境が如何に恵まれている
のか、今まで学生生活を如何にぬくぬくと過ごしてきたのかを気づいてもら
えます。

昨年、ある社長様からお寺で新入社員研修を行いたいとのご依頼をいただき、
その会社の新入社員のみの研修を実施させていただいたのですが、思いがけ
ない効果があったため、今年は1名からでも参加できるオープン研修として
弊社で企画をいたしました。

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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