「自社で採用したい人物像は明確ですか?」【知見メール50号】

「自社で採用したい人物像は明確ですか?」

こんにちは。ジェイックの知見寺でございます。

 

弊社は、人材ビジネスと教育ビジネスを行っていることもあり、

多くの適性診断・適職診断を開発されている企業から、プレゼンを

受けています。

 

今年だけでも、6社のプレゼンを聞きました。

 

本当に多くの適性診断が世の中には出されていて、

 

採用するか、しないか?

長所と短所は何か?そこからくる適職は何か?

現在の組織で、人的課題は何か?

上司と部下が、あうかどうか?

管理職として適性があるかどうか?

 

などの局面で、多くは、使われているようです。

 

先日、説明を受けた診断は、

「このままいくと、退職してしまうか、どうか?」

が、わかるものでした。

 

余りに、狙いが強烈なので、トライヤルで自部門のメンバーに受験を

してもらいました。

 

結果は、8名中、2名が退職の可能性あり、とのことでした・・・。

 

1名はそんな結果が出る可能性も感じていたのですが、

1名は全くのノーマークでしたので、早速手を打たなくては・・・。

 

 

また、今は、新卒採用の山場で、採用に使う適性検査で、何が良いのか、

と質問を受けることがあります。

 

そのとき、必ず質問をするのが、

「御社で、採用したい人物像・条件を明文化したものはありますか?」

ということです。

 

そもそも、採用したい条件が明確になっていなければ、適切な適性検査を

選ぶことができません。

 

採用活動が上手くいっていない会社は、ほとんど、この条件を明文化

したものがありません。

 

もっというと、社長の採用したい人物像、人事責任者の採用したい人物像、

配属される部門の責任者の採用したい人物像が、ばらばらなケースが

多いのです。

 

新卒採用にしろ、中途採用にしろ、採用活動を行う際には、まず、

「自社の採用すべき人物像・条件」を明文化することをお薦めします。

 

尚、この作業を自社だけで行おうとすると結構大変です。

 

普通に作ると、

「社長、そんな条件をかなえる人いませんよ!」というような、

欲張ったものになってしまいます。

 

それなりに、作成のノウハウがいるんですね。

 

そこで、お薦めしているのが、採用媒体の相見積もり先のひとつに、

リクルート系の上位5番手までに入る代理店を加えて、その代理店に、

 

「提案書に自社の採用すべき人物像と条件をまとめたものを入れて

もらえますか?そのために、うちの社員といくらでも面談してもらって

構わないから。」

 

とオーダーを出します。

 

そうすると、彼らは喜んで、こちらの指定した条件の含まれた提案書を

作成してくれます。

 

採用コンサルタントに依頼すれば、少なくとも数十万円はかかる仕事を

無料でやってくれます。

 

また、リクルート系の上位5番手くらいまでであれば、相応の実力も

ありますので、きちんとしたものを作ってくれます。

 

お試しになられては如何でしょうか。

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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