「腹が据わっているNo.2」【知見メール93号】

2009/12/24

「腹が据わっているNo.2」

皆様、こんにちは。ジェイックの知見寺でございます。

 

 

今年10月から、弊社では新サービスを開始しています。

マネージャー、営業マン、若手社員に向けたセミナーを毎日開催し、

それを月額一定額で何人でも受け放題にしています。

 

この新サービスの特徴のひとつに、

現役のトップ営業マン、辣腕マネージャーの

「生」の話が聞けるセミナーを用意していることがあります。

 

先日、この現役者のセミナーにてお話をしていただく、

上場企業B社のNo.2でいらっしゃるNさんと面談しました。

 

あまり具体的に書きますと、

会社名や個人名が特定できてしまいますので、

ぼかして書きますことをご容赦ください。

 

B社の社長とNさんとの出会いは、

まだ、NさんがB社に入社する前にさかのぼります。

 

ある日、B社長がNさんの勤める会社に営業したことによります。

 

Nさんは、B社長と面談したときに、

 

「B社長、その商品の営業はやめて、

うちの商品の代理店になったほうがいいですよ」

 

と、Nさんが当時いた会社の商品を代理店として売ることを勧めたそうです。

理由は、B社長の営業してきた商品では、成長が難しいと考えたことからです。

 

B社長は、Nさんのプレゼンテーションを即座に受け入れました。

その場で、3年来営業してきた商品を捨てたのです。

そして、代理店として営業活動を始められたのです。

 

Nさんは、正直びっくりしたそうです。

自分が時間を掛けて育てたものを、こうもスパッと切り替えられるものかと・・・。

 

その後、B社長は、Nさんに自分の会社を手伝って欲しいと口説き続けます。

しかしNさんはずっと断り続けました。

 

その断り続けられる間、B社長は、

毎月Nさんに、決算書を送り続けていたそうです。

 

 

初めて出会ってから3年後に、NさんはB社に転職をします。

 

理由は、B社が本当にまずくなったからです。

このままだと倒産するだろうと思い、NさんはB社に転職を決意します。

 

まず入社してすぐに、事業計画書を1週間掛けて作成し、

ベンチャーキャピタルからの出資を募ります。

そして見事、2ヶ月後には3社から出資を受けることに成功します。

 

この後は、事業ドメインのシフト、中途・新卒の採用と矢継ぎ早に手を打ちます。

(このあたりの詳細は、上場企業でもあり、

Nさんが現職であることから、ご容赦ください。)

 

B社は、Nさんが入社して2年後に上場します。

 

すごいですね。

 

私もジェイックのNo.2という立場です。

ですから、こんな、No.2として素晴らしい実績を残しているNさんに、

どうしても聞きたい!知りたい!と思い、

こんな質問をしました。

 

「No.2として必要なこと、心がけているは何ですか?」

 

Nさんは、快くご回答くださいました(Nさんに感謝いたします)。

 

Nさんによると、必要なこと、心がけていることは

たった2つだそうです。

 

ひとつ目は、

トップの方針やビジョンを、具体的にどうやったらできるのか、

現場の社員に分る言葉で説明すること。

 

そのために、徹底してブレイクダウンして考える。

これができないと、No.2として務まらない。

根性論だけでは必ず行き詰ると仰っていました。

(Nさんは、トップはできるだけ壮大なビジョンを

掲げるほうが良いという考えをお持ちです。)

 

ふたつ目は、

「自分でやってみたらどうですか!」と言われたら、

できる能力、やる覚悟が必要。

 

例えば、具体的な営業案件があったときに、

いろいろ打ち合わせをしても、その担当者が「難しいです」としか

言わないのであれば、「じゃあ、俺がやるから引き継いで。」と

言える準備をしておく必要があると仰っていました。

(「実際に言う言わないは別として、ですけどね。」とおっしゃっていました。)

 

また、マネージャーには基本的に任せているともおっしゃっていました。

 

そこで、

 

「今月の売上計画を聞いたところ、それでは未達成になりそうだと思い、

マネージャーにアドバイスをしても本人が大丈夫です!と

受け入れないときにはどうしますか?」

と質問しました。

 

そのときには、上場企業なので売上計画が未達成になるのは

許されないことを確認した上で、今のプランでは、不安なので、

バックアップ策としてNさんが別途動くことを説明し、

了承を取り付けるのだそうです。

 

結果を出すことと、部下のやる気への配慮を両立させています。

 

この面談中、私にとって最も刺さったのは、

「半端な気持ちでやっていませんから。正直、命削ってやってます。」

という、Nさんのフレーズでした。

 

Nさんの腹の据わり方に、”刺さった”というよりも、

大きな木槌でガツンと頭を殴られた思いがしました。

 

私は、「会社は別でも、同じNo.2という立場で、

命まで削っているだろうか・・・。」

 

会社に戻る途中、この考えが、ずっと頭を離れませんでした。

 

 

 

 

今号が、今年最後のメルマガです。

この1年間、拙いメルマガをお読みいただきありがとうございました。

 

また、このメルマガへ返信・コメントをいただきました皆様、

本当にありがとうございました。

 

書き続ける元気をいただきました。御礼申し上げます。

 

もっと読みやすい文章を書けるように努力すると共に、

できるだけお役に立つ情報をご提供して参りたいと考えております。

来年も宜しくお願い申し上げます。

 

では、良いお年をお迎えください。

 

 

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役

知見寺 直樹

大手コンサルティング会社を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海支店立ち上げも経験し、現在は本社HRおよび事業開発を担当する。

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