「人生も経営も修行である」【知見メール111号】

更新:2023/07/10

作成:2010/09/22

「人生も経営も修行である」

 

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

昨日9月21日に、大阪地検の特捜検事が逮捕されましたね。

 

特捜部というと、「巨悪を眠らせない」というフレーズのように、

最強の正義の味方と思っていましたので、とても驚きました。

 

ニュースで、検察OBの方が「あってはならないことだ」、

「そんなことをすると想定をしていない」と仰っていました。

 

 

一方で、稲盛さんは、不正をしようと思ってもできないような

仕組みを作ってあげることが経営者の役割だ、と仰っています。

 

行政と民間では、異なる部分も多いと思いますが、

それでも「魔が差す」のも人間だと思いますので、

その人間の本質に基づいた仕組みにする必要があるのではないか

と感じた次第です。

 

 

 

さて、今回も、前回と同様に

弊社で主催しました経営者セミナーをご紹介します。

 

9月15日(水)に、株式会社タニサケの

松岡会長にご講演をいただきました。

 

松岡会長には、あるご縁で今年3月に初めてご講演をしていただき、

参加していただいた皆さんから大変高いご評価をいただきましたので、

再度、企画しご講演いただきました。

 

 

 

今回のセミナーへのご参加者は、43名。

ほとんどが経営者の皆さんでした。

 

受講された方々のセミナーの感想から、少しご紹介をします。

 

・自分達が進んでいる道に自信と勇気を与えてもらえました。

・誰のための会社なのか、何のための会社なのか、改めて考えさせられた。

・経営者は、社員の手本とならなければいけないと強く感じました。

・セミナー前の殺伐とした心境から明日からはもっと幸せになろうと思えた。

・汚いトイレ掃除、早い出社を実践したいと思います。

・上に立つものの人間力が問われていると思いました。

 

 

松岡会長が講演で話されたキーフレーズの一部分をご紹介します。

(私なりに解釈をしていますので、

実際の講演で話されている順番や内容が異なります。)

 

 

長たるものは、部下の誰よりも、損をすべし。

 

徳は、自己犠牲に比例する。

自己犠牲とは、自分の時間を人様のために使うこと。

自己中心から、他者中心の生き方に脱却すること。

苦労を生きがいとする。

 

時を守り、場を清め、礼を正す。

時を守るとは、約束を守ること。それが、信用・暖簾をつくる。

場を清めるとは、床を磨くこと。

礼を正すとは、元気な挨拶が飛び交う会社にすること。まずは、社長から。

 

人生も経営も修行である。

修行とは、自分の苦手なことに挑戦し続けること。

毎日することが、修行である。週1回では、修行にならない。

人生とは習慣である。

 

 

また、講演前に松岡会長と二人で、喫茶店にてした会話をご紹介します。

 

自分が人格を高めると同時に、社員を教育し続けないといけない。

何を教育するかというと、他者中心の生き方を受け入れて、実践してもらうこと。

社員に、どんなに良い話を社長がしても、受け入れてもらえない。

だから、経営者自らの行動で示すことと、良い本を読んでもらうこと。

但し、気をつけないといけないのは、経営者にとって良い本と

社員にとって良い本は違うので、その選択を間違わないようにする。

タニサケでは、松岡会長がお薦め本を指定し、それを読んでもらう。

以前は、読みましたと申告があれば、

200~300円程度の家庭用品をプレゼントしていた。

今は、簡単でも構わないので、感想文をだしてもらうと、

商品がもらえるようにしている。

地道に続けていると、必ず会社が変わってくる。

 

 

あと、ポイントは、

これまでやっていないことを始めるときには、段々と進めないと上手くいかない。

また、時には、にんじんをぶら下げる遊び心も必要。

 

 

松岡会長が書かれた最新刊の小冊子「生きる力」があります。

松岡会長の講演内容も多く含まれていますので、ご一読をお薦めします。

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