「成果を生み出すことにかけて3本の指に入る凄腕コンサルタントから学んだこと」【知見メール137号】

「成果を生み出すことにかけて3本の指に入る凄腕コンサルタントから学んだこと」

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

前回のメルマガにてご紹介した、

私が部下に書いた手紙のスライドショーですが、

上手く観ることができないとのコメントを複数の方からいただきました。

別のソフトを使い、アップし直しましたので、

こちらからご確認ください。

→  http://www.e-jinzai.co.jp/rd.php?aid=a4ea682eaf29de

※音声が流れます。ご注意ください。

 

 

 

 

今月の上旬、妻とバリ島へ旅行に行きました。

バリ島は大好きで、今回で6回目になります。

 

 

島の雰囲気、空気感も良いですし、ローカルの方も優しい人が多いです。

(ただし、ぼったくりやつり銭・両替を

ごまかす人は結構いますので、お気を付けください。)

食事も私には合うので、

旅行中に和食を食べたくなることは一切ありません。

 

バリではぼ~として、本を読んでばかりいます。

観光やマリンスポーツも一切行きません。

 

 

そんなバリで、今回、勉強になった出来事がありました。

 

バリからの帰りは、10月10日(祝)の深夜0時が搭乗時間で、

出発時間が、0:30でした。

ところが、0時過ぎに、出発が1時になると案内があり、

1時ちょっと前に2時出発と再度変更され、

そして、2:30過ぎに、機材トラブルのため

今日は飛びませんとアナウンスが流れました。

 

 

そこから、航空会社が用意したホテルに移動したのですが、

・空港から、ホテルのバス乗り場まで案内なし

・預けていたスーツケースを受け取りたいと依頼をして、

渡してもらう(受け取る)まで1時間弱かかりました

・連れて行かれたホテルは、アナウンスされたホテルとは別のホテル

・確認するたびに、次の便の出発時間が違う

 

「ちゃんと説明してください!」と怒っている日本人が何人もいました。

 

散々待たされた挙句でしたし、

搭乗直前でしたから、飲み物は回収されていました。

 

しかも、私は、現地通貨をほぼ使い切っていましたので、

(日本円にして20円しか、残しませんでした。)

空港のコンビニで、水が買えませんでした。

 

飲み物に関して、お子さんを連れている方は、

特に困っていらっしゃいました。

 

 

また、ホテルに着いてからも、

・こちらから、朝食は付いていますか?

とフロントに電話して、「YES」との回答。

・チェックアウト時に揉めたのが、

電話代は3分まで航空会社が持つけれど、それ以上は個人負担。

・ホテルの交換台を通じてコレクトコールで電話をしたはずなのに、

コレクトコールでは受けていないと言われる。

・きちんと話を聞くと、ホテルには航空会社から

宿泊条件のFAXが流れてきていました。

チェックインするときに、この書類を1枚コピーして

渡してくれれば、済む話なのに・・・。

 

 

きっと、日本の航空会社やホテルでしたら、

もっと丁寧な対応をしてくれたのではないかと思います。

 

日本のサービス業の対応を素晴らしい!と思ったと同時に、

きっと世界標準でみたら、日本が特殊で、バリが普通なのかもしれない。

 

とすると、海外旅行をする日本人は、

自分たちが普段受けているサービスが特殊という前提に立って、

判断し、行動する必要があると思いました。

 

 

確認したいことや、欲しいものはこちらから発信する。

待っていてはダメ、と痛感しました。

 

 

その他、今回得た細かい教訓です。

・機内持ち込みの手荷物に、1泊分の着替えを入れておく

・現地通貨は、ペットボトルが人数分買えるくらいは残しておく

・海外旅行保険の遅延特約には入っておく

(入っていたお陰で、電話で3分超過した分や

インターネット使用料を気にすることがなくて済みました)

・海外からの到着予定日の翌日に外せない予定は入れない

 

 

今後、海外旅行される方の参考になれば幸いです。

 

 

 

さて、今回は、10月18日に弊社主催で行った

セミナーからご紹介をいたします。

 

セミナー講師は、

株式会社インタープライズ・コンサルティングの木下社長です。

 

木下社長は、ト○タやパ○ソ○ックといった

国際的な著名企業から、ベンチャー企業まで

幅広く指導・支援をされているコンサルタントです。

私が、お付き合いさせていただいているコンサルタントの中で、

「成果を生み出す」という視点で、トップ3に入る方だと思います。

 

実際、あるハウスメーカーでは、木下先生が指導を始めて、

わずか1年で売上を5倍にしました。

営業マンの人数も変わらなければ、販促費も変わりません。

社員一人ひとりを中心として組織が変わったのです。

 

また、ユニークなところでは、楽天球団がスタートを切る際に、

選手、フロント、首脳陣が一同に会して行った

研修の講師も務めています。

一言で言うと、楽天球団のミッションとビジョンを全員で作り上げ、

関係者全員の「気」を一気に立ち上げました。

 

 

この木下社長のセミナーの中から、

私が参考になったことを、三つご紹介します。

 

 

一つ目は、挨拶へのこだわりです。

挨拶を重要だと思っている方は、多いと思いますが、

木下社長は、「挨拶」は「全ての基本」と位置づけています。

 

まずは、挨拶の意味合いから説明しました。

 

「挨」とは、自分の心をひらくこと。

 

「拶」とは、相手の心にせまること。

 

自分の心をひらき、相手の心にせまるように、

「発声」する、「動作」する。

 

「発声」と「動作」を離して、分離礼で行う。

分離礼とは、

1)相手の「表情・目」をニコやかに見る

2)相手を見たまま、大きく元気な声で発声する

3)その後、お辞儀する

・・・ 頭を下げるのではなく、腰から30度曲げる

4)顔を上げ、相手とニコやかに目を合わせる

 

例えば、会議の初めの挨拶がきちんとしていなければ、

その会議自体も大したものでなくて良いという、

メッセージになってしまう。

 

「挨拶のレベルが、会議のレベルを決める」

 

「業績の芳しくない会社は、どこも挨拶がずさん」

 

と断言されていました。

 

私も、挨拶は重要だと思っていましたが、

取り組み方が、まだまだ甘かったと反省をしました。

 

 

二つ目は、業績の取り方です。

 

木下先生は、業績の取り方を、

4ヶ月移動平均や13ヶ月移動平均で取ります。

 

そして、

「移動平均を上げ続けることに執念を燃やす!」と仰っています。

 

4ヶ月移動平均とは、今月で言うと、

7、8、9、10月の4ヶ月分の業績を足して4で割った数字です。

13ヶ月移動平均とは、昨年の10月から今年の10月までの

13ヶ月の業績を足して13で割った数字です。

 

業績というと、前月比、前年同月比で

比較することが多いと思うのですが、

木下先生は、これらの数字は、一番重要な数字ではないと仰います。

 

キャンペーンやインセンティブを組むとその月は数字が良くなる、

ただ大抵、前月と翌月の数字が落ちている。

ならしてみたら、全く数字は伸びていない。それでは、意味がない。

 

最重要視すべき指標は、「移動平均」と強調されていました。

 

この移動平均を上げ続けることは、大変です。

しかし、上げ続けることに執念を燃やせば、

必ず組織力は高まりますし、同時に業績も大幅改善されていきます。

(尚、4ヶ月移動平均は、3ヶ月移動平均でも、

13ヶ月移動平均は、12ヶ月でも構わないとのことです。)

 

株式のチャートで移動平均は見たことがありましたが、

今まで、会社の業績に移動平均という

捉え方をもったことがありませんでした。

みているのは、年間目標や月間目標など、

区切りが決まっている数字だけでした。

 

早速、私の担当している教育事業部の

12ヶ月移動平均のグラフを作ってみました。

教育事業部は、季節変動が大きいため、

12ヶ月が適切だと思ったからです。

 

作ってみてわかったことですが、

12ヶ月移動平均を上げ続けるためには、

要は前年同月の業績をずっと上回り続けないと

いけないということです。(当たり前のことですいません。)

 

 

三つ目は、表彰の仕方です。

 

1)早く達成した人、チームを表彰する

現実では、月末ぎりぎりで達成する人が多い

だから、目標への上乗せが少なくなる

2)全員が達成したことを表彰する

チームの目標を達成すれば良い訳ではなく、

全員が個人目標を達成したことを表彰する

すると、助け合う、教え合う風土が生まれてくる

3)連続して達成していることを表彰する

達成し続けることに価値があることを浸透させる

 

弊社でも、社員表彰をやっていますが、

上記のような視点の表彰はひとつもありません。

これからの社員表彰のやり方を、社内で議論しようと思ってます。

 

 

以上、私が参考になったことです。

皆様のお役に少しでも立てば幸いです。

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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