「給料もらっているんだから、○○くらいやって当たり前」【知見メール145号】

給料もらっているんだから、○○くらいやって当たり前

 

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

先週の土日、2月18、19日にS社様で、研修講師を

担当させていただきました。

その際、研修事務局を担当された、U副部長様は事前に準備物など、

丁寧に詳細に確認してこられ、きちんとしていらっしゃる方だな、

と感じておりました。

研修当日も、機材がきちんと設置されているのはもちろん、

研修参加の皆さんへ、細かい心遣いの案内が貼りだされていました。

例えば、「体調のすぐれない方は、事務局までお申し出ください。

薬を用意してあります。」と書かれた用紙が、入り口に

貼ってありました。

 

更に、感動したのは、お昼ご飯の際です。

別室が用意されていて、そこでお弁当をいただいたのですが、

お弁当の下に(お弁当とテーブルとの間です)エアクッション

(ぷちぷちです)が置かれていました。

きっと、お弁当が冷めないようにとの配慮だと思います。

お弁当の隣には、ティッシュが置いてありました。

細かい気遣いに、嬉しくなりました。

 

また、土曜日と日曜日は違うお弁当をご用意いただきました。

土曜日と日曜日で、参加者は違う方々でしたので、

参加者用のお弁当は、土日とも一緒でしたが、私の分だけわざわざ

別なものを手配いただいていました。

 

ここまでしていただくと感動を覚えます。

U副部長様、ありがとうございました。

 

 

さて、今回は、ある本を読んでの気づきをご紹介いたします。

 

メルマガでも何度かご紹介しましたが、弊社は2003年~05年

にかけて急拡大したため、その時期は「人」や「組織」に関する

問題が頻発していました。

当時の離職率は33.3%。さすがにこのままではまずいと

様々な手立てを駆使したところ、2年間で離職率は0.9%にまで

低下しました。

そのときは、手前味噌ながら、イキイキ働く社員が増えたなぁ

と実感したものです。

 

しかし、私が担当している事業部で、昨年末くらいからまた、

「人」に関する問題が芽を出し始めました。

それは退職したいという申し出だったり、私から部員への関わり方に

対する不満だったり、事業部の将来への不安だったりします。

 

そんな中、以前も弊社にて講演をしていただいた新将命氏に、

また3月に講演をお願いすることになりましたので、

新氏の最新刊「働き方の教科書」を買って読んでいました。

 

新氏は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社などの

グローバル・エクセレント・カンパニー3社で社長を務められ、

それぞれで業績を大幅に伸ばした、「伝説の外資系トップ」です。

 

 

「働き方の教科書」の中の1章に、「伸びる人は謙虚な人」という

見出しがあります。その章から、一部を引用します。

 

「あなたがもし、自分の手で自分の人生を切り開きたいと思うなら、

絶対に必要なのが『自信』です。

自信がなくてキョトキョトおどおどしている人を信用する人はいませんし、

安心して喜んでついてきてくれる部下もいません。

(中略)

ただし、ここでもまた注意が必要です。

(中略)

なぜなら、『自信』は放っておくとしだいしだいに『過信』に

流れるからです。

過信を放置しておくと『慢心』に、慢心が増幅すると『傲慢』に

なってしまいます。

そうなってしまったが最後、あなたの耳にはまわりの人の諫言も

入らなくなるし、学ぶことも忘れてしまうでしょう。

そして行きつく先には、『破滅』という名の化け物がパックリと

口を開けてあなたを呑み込もうと待っています。

(中略)

自信、過信、慢心、傲慢。この四つの中で、将来にわたって

ビジネスの世界で活躍して成功したいと願っているあなたに

必要なのはただひとつ、『自信』だけです。

自信にはあって、ほかの三つに含まれていない要素は何でしょうか?

答えは、『真の謙虚さ』です。」

 

この章を読んで、気付かされたことがあります。

 

私は、ストレングス・ファインダーという自分の強みを診断する

テストで、トップ5に「自己確信」と「自我」の二つが

入っていることからも分かりますが、根拠のない自信を自分に

もっているタイプです。

(ストレングス・ファインダーについては、こちらをご覧ください。

http://www.amazon.co.jp/dp/4532149479

 

自分の事業部に起きた問題や課題は、自分の自信が、過信となり、

慢心となり、そして傲慢になったことが、原因であると思い至りました。

 

傲慢の裏には、謙虚さが足りなかったこと。

謙虚さが足りなかったことの裏には、感謝の気持ちが足りなかったこと。

感謝の気持ちが足りなかったことの裏には、当たり前ではないことを、

当たり前と捉えている自分がいました。

 

「給料もらっているんだから、・・・・くらいやって当たり前。」

「マネージャーなんだから、・・・くらいやって当たり前。」

 

こんな思いをもっていましたら、弊社の社長である佐藤は毎週日曜日、

全社員に「ジェイック・スピリッツ」というタイトルのメールを送って

いるのですが、2月19日の「ジェイック・スピリッツ」に同様の

趣旨のことが書かれていて、びっくりしました。

 

――――――――――――――――――――――――――

 

金曜に、セミホーの座談会がありました。

 

基調講演を鴨頭さんにお願いしました。

相変わらず、パワフルで、魅力的な講演をして戴きました。

 

今回も「承認すること」「信じること」に気付かせてもらえました。

 

その中で、褒めることと承認することは違うという話が印象的でした。

 

褒めるとは、何か成果が出たから、目標を達成したから、

その結果に関して、評価することである。

 

一方、承認するとは、その人のあるがままを認めること、

感謝することであると。

 

なかなか出来ないことです。

 

私はこのことに関して、ジェイックの幹部や奥さんに対する

「承認」が出来ているかを自問自答しました。

 

その答えは「出来ていない!」でした。

 

ジェイックの幹部陣には、出来て当たり前、やって当然

という感覚が私の本音ではあります。

 

・幹部なんだから、そのくらいの成果で喜んで良いのか?

・幹部なんだから、もっと成果を上げて当然でしょう!

・幹部なんだから・・・・

 

という感覚ですね。

 

同様に、奥さんが子育てで如何に大変かを私に訴えてきます。

 

・そのくらい、世の中のお母さんはやっているだろう。

・働いているお母さんは、もっと大変なんだよ。

・俺はもっと苦労しているんだよ。

と内心思うこともあります。

 

(こういうことは、絶対口にはしていません。

もし、こんなことを言えば、佐藤家は大変なことになります。

私は、女房から「バツ3」と言われています。

奥さん曰く:私でなければ、あなたは3回離婚しているはずだ!

とのことです(笑)

 

承認力が足りないなと痛感しました。

 

と同時に、高い基準を持つことが強い組織の要件です。

 

ですから、承認することと、高い基準を期待することは

両立させなければなりません。

幹部陣には、これからも高い基準を期待します。

勿論、マネージャー陣にも、全社員にも。

 

しかしながら、一人ひとりをもっと承認する器量を持ちたいものだと

実感をした座談会でした。

 

突き詰めれば、感謝する気持ちが足りないんですね。

もっと周囲へ感謝する自分になりたいと思います。

 

―――――――――――――――――――――

 

多くの人の上に立つ立場であればあるほど、

「感謝」の気持ちを忘れてはいけないですね。

 

 

 

 

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業。新卒で大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。専門は組織開発、戦略人事、教育体系の構築等

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