「社長と会長の違い」【知見メール153号】

社長と会長の違い

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

昨日は、株式会社タニサケの松岡会長の講演会がありました。

松岡会長には、弊社主催で何度も講演をいただいています。

 

タニサケさんは、社員数35名ながら、売上高8億4千万円、

経常利益2億1千万円という高収益企業です。

また、毎月の改善提案件数が、200件を超える

日本一の知恵工場でもあります。

 

お笑いを交えながら、人としてのあり方、社会人としてのあり方、

経営者としてのあり方をお話しされました。

 

メモしたことをいくつかご紹介します。

 

「人間は実行しない限り、全く知らないのと同じ」

 

「みなさんは、薄紙を毎日、薄紙を一枚一枚つける生き方を

していますか?

それとも、一枚一枚はがす生き方をしていますか?

階段とエスカレーターがあったときに、どちらを使っていますか?」

 

「徳は、自己犠牲に比例する

自己犠牲とは社員のために時間を使うこと」

 

 

また、社長から会長職になった頃、前松下政経塾塾頭の上甲晃さんに

講演をお願いされたことがあるそうです。

講演のお迎えに行った車中で上甲さんから、

 

「社長と会長の違いはどこにありますか?」

 

と聞かれました。

 

松岡会長は、即座に

 

「土下座をして謝るような覚悟から解き放たれたことでしょうか」

 

と答えました。

 

社長の頃は、何かが起こったら「土下座」をしてでも、

会社と社員を守るという覚悟を持っていた、とのことです。

 

自分に置き換えて、それだけの明確な覚悟を持っていないことに、

気付かされました。

自分の浅さに、反省しました。

 

 

松岡会長は、毎年のように小冊子を書かれています。

14冊目の最新刊「一隅を照らす」には、

上記の「土下座」の話しも続きが書かれています。

以下のタニサケさんのHPから購入することができますので、

ご興味がございましたらご覧ください。

 

http://www.tanisake.co.jp/syousassi.html

 

 

 

さて、今回は、最近あったありがたいご縁について書きたいと思います。

 

今年の3月29日に、このメルマガをお読みいただいている

W社長様からメールをいただきました。

W社長のブログを読むと大変勉強熱心でいらっしゃることが

分かりましたので、お礼の返信をお送りする際に、

お薦めの講演者がいないか質問をさせていただきました。

 

すると、翌3月30日に、W社長からすぐに返信をいただき

 

世界No.1コーチであるアンソニー・ロビンズさん直伝の世界最年少コーチ、

「池田貴将」さんをお薦めいただきました。

それだけではなく、池田さんが書かれた「未来記憶」という書籍も

W社長からプレゼントしていただきました。

 

いただいてすぐに読みましたが、とても良い本でした。

 

私は、「7つの習慣(R)」研修の講師をしていますが、

「7つの習慣(R)」の考え方の中に、

 

「小さい変化を目指すなら行動を変えればよい。

しかし、飛躍的な変化を目指すならパラダイムを変えなければならない」

 

があります。

 

パラダイムとは、見方、捉え方のことであり、

それはその人の経験によって多くが形作られます。

また、パラダイムは固定観念となりやすく、

そもそも自分なりの見方をしている、自分用の色めがねでみていると、

気付きにくいという特徴があります。

さらに、パラダイムを変えるということは、難しいという側面もあります。

 

池田さんの書かれた「未来記憶」には、このパラダイムを変えるための

方法が紹介されています。

 

 

大変良い本だと思いましたので、この本を読みレポートを提出することを、

私が担当している教育事業部のメンバーにゴールデンウィーク中の

宿題としました。

 

以下は、あるメンバーのレポートの一部です。

 

-----------------

いざ、行動に移そうと思ったときに、もたげるネガティブな感情について、

“過去の記憶”が根本にあるという話が、参考になった。

『セルフイメージ』という言葉をよく使う知人は、自分自身で、

それができるというイメージが湧いて、それに伴う、ポジティブな感情で

包まれると話すが、この本に書かれている”未来記憶”と

全く同じ使い方ができるのだと思う。

特に、この中で、私の中で役に立ったことは、

【未来記憶の階段を作る】と紹介されているものです。

今、目の前にタスクとして、やらなければいけないことなど、

行動を起こそうとする対象に対して、

1、○○をしたらどうなる?→△△になる→△△になったらどうする?

→□□になると行動の結果と、その感情を想像して、自分が感情的に

ワクワクするまで、繰り返すという手法です。

単純に、目標までのプロセスを分解すると、それまでの工程だけが見えて

「こんなにあるのか?」と取り組むことに躊躇する気持ちが出てきてしまう

こともありますが、それを行った先の感情、未来の記憶を作っていくと

いうことが非常に参考になりました。

-----------------

 

教育事業部のUさんが他部署のNさんに、

この宿題のことについて話しをすると、

 

Nさんは、「池田君!私、大学のときの友達だよ。」

 

Uさんからこの話しを教えてもらい、すぐにNさんに池田さんに

会えるように連絡をして欲しいと依頼をしました。

 

その結果、5月28日、池田さんに来社いただき

お話しすることができました。

 

池田さんは

「私、元々はめちゃくちゃネガティブなタイプだったんです。

行動的でもないし、社交的でもない。

ただ、これではいけないと思い、変えるために、

大学生のときアメリカまでアンソニー・ロビンズの研修を

受けに行ったんです。

初めての研修で衝撃を受け、そしてアンソニー・ロビンズのセミナーを

全部受けたんです。」

とのことでした。

 

来月7月29日に、池田さんのセミナーを受けてきます。

その様子は、このメルマガにてご紹介したいと思います。

 

まずは、「未来記憶」のご一読をお薦めします。

(「未来記憶」の詳細はこちらから↓

http://www.amazon.co.jp/dp/4763131672

 

また、池田さんのHPは以下になります。

http://www.ikedatakamasa.com/

 

 

このような出会いのきっかけを作っていただいた、

W社長に心から感謝しています。

ありがとうございました。

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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