社員の「情熱」を如何に引き出すか?
皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。
先日、夜、妻が録画していたテレビドラマを観ていました。
堺雅人さんが主演している「ジョーカー 許されざる捜査官」という
再放送のドラマです。
そのドラマのなかで、堺さん扮する刑事が、ちょくちょくラーメンを
食べているのですが、それがものすごく美味しそうにみえて、
めちゃくちゃラーメンが食べたくなってしまいました。
そこで、翌日、自宅の近くにある超人気店「こうかいぼう」に
ラーメンを食べに行きました。
(詳細はこちら⇒ http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13005052/ )
美味しかったです。
豚骨と鶏がらの動物系と昆布と鰹節の魚介系のダブルスープです。
ラーメンの好みはあると思いますが、一度足を運んでみることを
お薦めします。
しかし、翌日ラーメンを食べる行動を起こさせる
堺さんの演技はすごいです。
前回は、研修を作るために、元マクドナルドのNO.1店長である鴨頭さんに
インタビューしたことについてご紹介をしました。
実は、鴨さんにヒアリングする前日には、
クロックスの元社長でいらっしゃった森平さんにも
インタビューをしていました。
今回は、そのときのことをご紹介したいと思います。
創業から、3年で売上100億円企業を作り上げた森平さんですが、
書籍(「ゼロから3年で100億円企業を作った男のガムシャラ仕事術 」)や
セミナーの講演内容から、ブランディングやマーケティングに
優れた方だと感じる方が多いと思います。
確かに、ブランディングやマーケティングについて素晴らしい
能力・ノウハウをお持ちですが、その戦略の実現にむけて、
社員を動かす組織実践力にも長けた方でした。
以下は、森平さんのお話しで、
私が参考になった部分を整理したものです。
―――――――――――――――――――――――――――――
まずは、「情熱」を社員がもてるかどうか。
経営者からみると、「情熱」を如何に引き出すか。
「情熱」を持つための理由を一緒に作っていく。
自分自身が燃えたぎる「情熱」を持って、一人ひとりの社員の深層心理に
あわせて、思いっきり魅了し感動するまで伝え続ける。
ただ伝えるだけでは、相手の気持ちは動かない。
だからまずは、自分が圧倒的な「情熱」を持つことが必要。
そのためには、よく言われることではあるけど、
「自分は何のために生きているのか」をとことん考える。
そして、いつも社員に言っていることは、
「頑張れる理由をさがそう!
どんなときに頑張れるのか?その理由は何でもいい。」
どうしてもそれが見つからないという社員には、
自分の周りの人たちを思い出させてみる。
必ず大事な人がいる。
その人たちに対してどれだけの強い思いをもっているのか、
どれだけ自分が周りの人たちに助けられて生きてきたのか、
よく考えさせてみる。
また、社員一人ひとりが強くならないと、会社は強くならない。
強くなるとは、考える力をもち、自立していること。
そのために、経営者は勇気を持って責任をもたせる。
あとは、自分が考えた方が、やった方が、早いし確実だと
いう思いを我慢して、任せる。
「社長、こんな問題がおきました。どうしますか?
会社としてどう取り組むのですか?社長はどう考えているんですか?」
と社員が言ってきたら、
「お客さんにとっては、あなたが会社ですよね。
だから会社としてどうするかっていうのは、あなたが考えないと。
毎日起こる問題を社長がすべて考えていたら、
会社の進歩は遅くなっちゃうよね。
すべて社長が答えを出していたら、社員のみんなは考える力がなくなって、
成長が止まっちゃうよね。」
と返答する。
だから、問題や課題について、考えた上で
解決策を持ってくるように指導している。
部下の解決策よりももっと良い方法がありそうなら、
その方法を部下に提示して考えさせる。
会社が伸びていく過程では、
「社員一人ひとりが考えて工夫して即判断を仰いで、
即実行に移すこと。」
経営者はそんな集団を作ること、
まとめることをしていけば良いと思います。