顧客の「生」の声を聴いていますか?
皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。
先日の日曜日、以前の部下で、今は人材紹介会社を経営している
K君からメールをもらいました。
読んだのは、ハーフマラソンを走った後で、バスの中。
パソコンを持っていなかったので、スマホから返信。
すると、翌日・月曜日にメールが届かず返ってきました。
メールアドレスを確認して、再度、送信。
ところが、火曜日に、また届かない旨のメールがきました。
そこで、送った文面を読み返すと、メールの最後に
「知見寺」と打ったつもりが、「○首」となっているではありませんか!
○は、漢字で「ちち」です。人体の一部です。
「なんで!」と考えたら、K君にメールを送る直前に、
妻へLINEで
「ハーフ走り終わった。あまり疲れてないけど、
擦れて○首が痛い」
と連絡していました。
スマホで、K君へメールを送る際、「ち」を入れて
サジェスチョン変換が出てきたときに
押し間違えたのだと思います。
「良かった、このメールが届かなくて」と思うと同時に、
この単語がもしかするとメールが届かなかった原因かも
と考えました。
もしそうならメールに、検閲が入っていることに
なります。
人ではなく、AIかもしれませんが。。。
この仮説が正しいと、○ではないところを、漢字を書くと
このメルマガが、送信されないことになります。
それで、伏字にしています。
メールの文面は第三者に読まれているかも!
と思って書かないと、心した次第です。
さて、今回は、2月9日に開催した弊社の事業計画発表会の
イベントをご紹介します。
弊社は1月末決算ですので、2月の頭に全社員を集めて
前期の振り返りと、今期の方針発表を丸1日かけて
行っています。
この中には、社員表彰に加えて、毎年いろんな企画を
組み込んでいます。
今年の企画は、弊社の人材紹介サービスを使って
新たに職を得た方、4名にお越しいただき、座談会を
行いました。
座談会の参加者のひとりTさんは、大学4年生の2月になっても、
内定をもっていませんでした。
そこで、ジェイックの大阪支店で2週間の研修を受け
集団面接会に参加。
そして、ジェイック経由で見事、M社の内定をゲットします。
その合格連絡を、Tさんがもらったのが
2011年3月11日午前11時。
喜びの絶頂です。
ただ、お分かりだと思います。
大阪で、東日本大震災の報道をみたTさんは
「内定取り消しだ。。。」
と、即座に思ったそうです。
なぜなら、内定をもらったM社は東京本社であり、
唯一の工場が福島県相馬郡にあったからです。
そんな落胆していたTさんにM社の社長から
電話が入りました。
「うちは、これから大変になると思う。
だからこそ、一緒に頑張ってくれないか!」
Tさんは、このときの感謝・感激の感情は
忘れたことがないとのこと。
8年たった今でも、会社に、社長に恩返しをと思い
仕事をしています。
この話しを聴いていた、多くの弊社社員が涙しました。
皆さんは、どうお感じになられますか?
また、別の参加者Kさんは、最初、ジェイックのサービスを
「胡散臭い!」
と思っていたそうです。
なぜだと思いますか?
それは、就職の支援を
「無料」
でしてもらえるからです。
きっと、何か裏があるはずだと
初めてジェイックに来社したときには
めちゃくちゃ猜疑心を持っていたとのこと。
確かに言われてみると、弊社のサービスを紹介するHPで
以前は「無料」を前面に訴求していましたが
なぜ無料なのかの理由を説明してありませんでした。
この座談会で、改めて、顧客の生の声を聴くことの大切さを
痛感しました。
そして、特にネガティブな声から、新たな方向性やアクションを
決めることに躊躇しないこと。
生の声を聴くと、どうしても
「とはいっても、・・・」
「それは、たまたま・・・だからじゃないか」
と、現状を肯定する言葉が頭に浮かびます。
自ら変化を起こすことは、なかなか難しいです。
だからこそ、顧客の声をそのきっかけにしたいですね。