「個人の集中力を高める5つの視点」【知見メール261号】

2018/02/15

個人の集中力を高める5つの視点

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

先日、ある会社の社員とその家族向けの福利厚生イベントに

参加させてもらいました。

 

アトラクションの中に明電舎さんの

VR(バーチャルリアリティ)を

使った体験コーナーがありました。

 

「落下体験」と「交通事故体験」のふたつです。

 

「落下体験」は、高いビルに組まれた足場の上を

歩いて進み、命綱をつけていないので、足場から地上に

落ちるという疑似体験です。

実際は、手すりがあって、鉄板の上を歩いているだけです。

 

VRゴーグルとヘッドフォンを着けると、臨場感抜群です。

360度見回すと、実際に見回している映像が

目に飛び込んできます。

 

私の前に、体験していた女性は、そもそも足場の上

(実際は鉄板の上)で足が動かなくなっていました。

それくらいリアルに感じているんだと思います。

 

また、「交通事故体験」も、同様にVRゴーグル、

ヘッドフォンをつけて、ハンドル、アクセル、

ブレーキを操作します。

 

妻は見事?に、通行人をはねてしまい、

「わあー」と大きな声をあげていました。

 

きっと、これからいろんな安全講習がVRに

置き換わっていくのだろうと、実感しました。

 

私が携わっている企業向け研修も、AIとVRが

更に進化して、ひとりひとりに合わせた課題が

目の前に現れてそれをクリヤーすることで、

能力向上が図られるようになっていくことでしょう。

 

きっとこれから、強力な競争相手になるのは、

他業界から参入してくる会社だと思います。

 

皆さんの業界で、AIとVRが進化することで

現れる影響には、どんなことがありそうでしょうか?

 

 

さて、今回も、社内向けに行っている研修からご紹介します。

 

お伝えしている通り、「個人と組織の生産性を高める」を

テーマに、私が講師となり、弊社間接部門のメンバーに

研修しています。

 

個人として、仕事の生産性を高めるポイントは、

 

「手戻りをなくすこと」と「集中すること」

 

前回は、「手戻りをなくすこと」について触れましたので

今回は、「集中すること」について、紹介させていただきます。

 

1) MAX4

2) 90-20

3) 25-5

4) シングルタスク

5) 体環メールSNS

 

それぞれ簡単に説明します。

 

1) MAX4

まず、「集中力は限りある資源」という前提に立ちます。

とすると、1日最大集中できる時間は 何時間なのかという

問になります。

もちろん、個人差や実施する業務により差があるはずですが、

アンダース・エリクソン博士の研究によると、

4時間という報告があります。

 

ここから、集中して取り組む必要あるタスクは

1日4時間以内で設計することを薦めています。

 

私の場合ですと、1日8時間集中して原稿を書こうという

業務設計自体が、ナンセンスになります。

 

 

2)90-20

ベレツ・ラヴィー博士が提唱した生物時間リズムがあります。

 

このリズムは、

「90分集中してタスクに取り組み、その後20分は休憩する」

というものです。

 

このリズムに従うと、トータルでみると生産性が高くなるとの

考え方です。

 

 

3)25-5

起業家であり、作家であるフランチェスコ・シリロが提唱した

「25分作業して、5分休憩が、一番仕事がはかどる」という

ポモドーロ・テクニックです。

 

他の学者の研究で、25分は、個人により若干長い方が良かったり

短い方が良かったりするとのことです。

 

以上の3つの考え方を使うと、集中できる1日の業務設計とは以下の

ようになります。(工数90分のタスクが3つある想定です。)

 

9:00-9:30 1日の業務設計や連絡事項など

9:30-9:55 タスクA-1

9:55-10:00 休憩

10:00-10:25 タスクA-2

10:25-10:30 休憩

10:30-10:55 タスクA-3

10:55-11:00 休憩

11:00-11:20 リフレッシュタイム

11:20-12:00 メールチェックや連絡事項など

12:00-13:00 昼休み

13:00-13:30 メールチェックや連絡事項など

13:30-13:55 タスクB-1

13:55-14:00 休憩

14:00-14:25 タスクB-2

14:25-14:30 休憩

14:30-14:55 タスクB-3

14:55-15:00 休憩

15:00-15:20 リフレッシュタイム

15:20-16:00 メールチェックや連絡事項など

16:00-16:25 タスクC-1

16:25-16:30 休憩

16:30-16:55 タスクC-2

16:55-17:00 休憩

17:00-17:25 タスクC-3

17:25-17:30 休憩

17:30-18:00 連絡事項や明日の準備

 

休憩時間が多いようですが、タスクを実施している時間帯の

集中度が高まるので、1日の生産性としては、この設計の方が

高くなります。

(個人差や業務による違いがあると思いますので、

ベースの考え方として捉えていただければと思います。)

 

のっているときにはそのまま仕事を続けたいという意見を

聞きますが、キリが良いところまで頑張って、

その後休憩するよりは、もっとやりたいのにと思う

タイミングで休憩する方が、休憩後再開したときの集中度が

高まり、結果として生産性が高くなるとの研究報告があります。

 

 

4)シングルタスク

これは、名前の通り同時に複数のことを処理しようとせずに

ひとつのタスクに集中して取り組む方が、結果的に生産性が

高くなるということです。

 

 

5)体環メールSNS

集中力を大きく左右する要素をピックアップしました。

体;体調 特に、睡眠時間

環;環境 室温、Co2、音、視覚に入る風景・情報、締切

メール、SNSは集中力を遮る最たるものです。

 

ブラウザーは立ち上げてもメーラーは開かないことや、スマホは

画面を伏せた状態で机に置いておくなどの工夫が効果的です。

 

 

気になるものがあれば、是非、実践してみてください。

実践してみた上で、自分にフィットする時間の長さや環境などを

見つけてみては、如何でしょうか。

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役

知見寺 直樹

大手コンサルティング会社を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海支店立ち上げも経験し、現在は本社HRおよび事業開発を担当する。

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