百聞は一見にしかず in プノンペン
皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。
以前、このメルマガにてご紹介しました、
中国の自転車シェアサービスの
最大手、モバイクが日本にも進出してきます。
モバイクを初めて聞いた方もいらっしゃると思いますので
再度簡単にご紹介します。
安い金額で自転車をレンタルできるサービスです。
(最近は、ほぼ無料で利用できます)
街中あちらこちらに、専用の自転車が置かれていて、
乗りたいときには、スマホを使って鍵を解錠します。
乗り終わったら、好きなところに停めて、
自転車の鍵をかければOKです。
中国で利用できるスマホさえあれば、
誰でもすぐに利用できます。
(念のため付け加えると、中国でスマホを使っている人は
ほぼ100%、支払機能を持つアプリも利用しているので
スマホさえあれば、支払も問題なくできます。)
モバイクは、上海で2016年に生まれた
ベンチャー企業です。
500万台以上の自転車を持ち、利用登録者は
1億人を超えています。
1日あたり2,000万人が利用するとのこと。
海外はシンガポール、イギリスに続いて、
日本が世界展開3ヶ国目になります。
そのモバイクが、6月に福岡市と札幌市で
サービス提供することを発表しました。
両市とも人口密集度の高いエリアですので、
モバイクの需要があることは十分予想できます。
一方で、都心部には駐輪禁止区域などが多く、
どこでも乗り捨てられる、モバイクの利便性が
どこまで担保されるのか懸念が残ります。
日本において、モバイクがどう浸透するのか、
楽しみです。
しかし、たった1年で、ここまで拡大するスピードに
驚かずはいられません。
さて、今回は、6月に東南アジアを視察旅行して、
気付いたことをご紹介させていただきます。
6月18日から1週間、
ベトナム・ホーチミン⇒カンボジア・プノンペン
⇒タイ・バンコクと視察しました。
全てその国の中心市でしたが、ビル・マンションなど
建築物の多さは、想像以上で驚きました。
特に、びっくりしたのがカンボジアです。
人口1,600万人、一人当たりGDP1,228ドル、
平均年齢24歳、経済成長率 年7.0%、プノンペンの
営業マネージャーの平均月間基本給668ドルという国です。
プノンペンで、最も多く目にした車は、レクサスのSUVです。
プノンペン中心部の土地は高騰していて、ここ10年で
400倍になったそうです。
プノンペンの国際空港に降りた時には、中国人が非常に
多かったです。
政治的・経済的な結びつきが強固だとのこと。
また、欧米系も多くみかけ、飲み屋街では英語がほぼ通じました。
一方、日本語が通じるお店、日本語が話せる店員は少ないそうです。
プノンペンにおける日本のプレゼンスの小ささを感じます。
ビジネスにおいては、規制が非常に少なく、緩い国だそうです。
ビジネスのビザも簡単に取れるとのこと。
日本人が、ぽっといって、すぐに飲食店を始めることが
簡単にできます。
中国では、考えられません。
今、日系の飲食店は、150店位。
丸亀製麺さんは、お客さんが良く入り、
上手くいっているそうです。
世界中の和食ブームに乗って、プノンペンでもさらに日系の
飲食店は増えるのでしょうか?
今回は、日程に全く余裕がなく視察のみだったので
1年後くらいにアンコールワットの観光を兼ねて
またプノンペンを訪れてみたいと思いました。
使い古された言葉ですが、「百聞は一見にしかず」ですね。


