「即断即実行 vs 熟慮」【知見メール252号】

即断即実行 vs 熟慮

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

この前の日曜日、6月11日に、「南魚沼グルメマラソン」で

4年ぶりにハーフマラソンを走りました。

 

上海駐在中は、空気の関係もあり、ほぼジョギングをしていませんでした。

茅ヶ崎に住まいを移してからも、平日の朝移動が早いため、

週末たまに走るだけ。

 

走り込みが全く足りていませんでしたが、制限時間内になんとかゴール。

 

ハーフマラソンを走るというと

走ることが好きなんですね!と返されますが

全くの逆です。

 

走ることが好きではないので、普段、走る目的を作るために

年2回ハーフマラソンにエントリーするようにしています。

 

次は、12月にある湘南国際マラソンにエントリーしようと思ったのですが

何と、制限時間が1時間半で、私の走力ではどうにもなりません。。。

 

調べたところ、10月に茅ヶ崎ビーチマラソンという大会が

昨年から開催されているので、そちらにエントリーしようと思います。

 

 

尚、私が参加した、「南魚沼グルメマラソン」ですが、

ビギナーの方にお薦めです。

 

その理由をあげますと、

1)スタート、ゴール会場が一緒で、新幹線の浦佐駅から歩いていける

(東京⇔浦佐間は、約90分です)

2)制限時間が3時間で、途中のカットタイムも緩く設定されている

3)アップダウンが少なく、フラットな走路

4)八海山をはじめとするきれいな山並みをみながら走ることができる

5)魚野川沿いの走路があるので、風が心地よく、川面のきらめきもきれい

6)沿道で、地元の方から温かい声援を受けられる

7)完走賞は、南魚沼産コシヒカリ食べ放題 美味しいです

8)これにあわせて、ご飯にあう肉系の屋台が多数出店

9)スタート、ゴール会場が広い公園になっているので、

家族連れ、友達同士でピクニック、バーベキューができる

10)松任谷正隆さんが必ずゲストできます(ユーミンはきません)

歌やダンスのイベントがあります

 

 

ただし、今回、ハーフのエントリーだけで4,000人いました。

走路は狭いところがところどころありますし、一部砂利道もあります。

真剣に走りたい方には、向いていないかもしれません。

 

毎年6月の第2日曜日に開催されています。

 

 

私は、来年もエントリーする予定です。

 

 

 

さて、今回は、日本と中国との対比で、最近、感じたことを

共有させていただきます。

 

上海では、3月から新たな規制が複数実施されています。

 

その中のひとつに、「上海市公共場所抑制喫煙条例」があります。

この条例は、上海市の室内公共施設、室内オフィス、公共交通機関を

全面的に禁煙にして既存のすべての室内喫煙室と室内喫煙エリアを

なくすというものです。

 

実は、屋内禁煙の条例は以前からあり、例えば、ある一定の広さの飲食店では

タバコを吸ってはいけませんでした。

しかし、あまり守られていませんでした。

ですから、今回も掛け声倒れに終わるかと思っていました。

 

ところが、今、上海市内の公共場所の屋内完全禁煙が

すっかり定着していると感じます。

 

お店の方に聞くと、罰金の影響力が大きいと感じます。

違反した機関・会社には2,000~30,000元(30,000~450,000円)の罰金

忠告をきかない個人には50~200元(750~3,000円)の罰金が科せられます。

 

しかも、上海市の賢さを感じるのは、罰金を科す先です。

飲食店で、喫煙がみつかると、そのお店の経営者だけでなく

その店舗を所有しているオーナーにも罰金を請求します。

 

飲食店の経営者だと、罰金を払っても、タバコが吸えることで

売上が伸びるのであれば、計算して、お店を禁煙にしないかもしれません。

しかし、物件オーナーであれば、罰金は単純に利益が下がるだけなので

店子に対して、絶対にタバコを吸わせるなとプレッシャーをかけるはずです。

 

中国の行政が行う施策は、実効性が高い組み方をしていると良く感心します。

 

 

一方、日本では屋内禁煙について議論をしているようですが

まだ、国会に法案提出できていません。

 

中国では「やる」と決めたら、障害・課題・迷惑関係なしで実行されますが

日本は、やる前に、関係者の調整で時間がかかります。

 

「即断即実行」と「熟慮」

 

一長一短ありますが、大きく捉えると、今のハイスピード時代に

合っているのは、中国のような気がします。

(もちろん、政治・社会体制の違いから起因することも大きいですが)

 

 

 

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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