「衝撃の事実。面接評価と入社後の業績評価には“負の相関”がある」【知見メール250号】

2017/04/12

衝撃の事実。面接評価と入社後の業績評価には“負の相関”がある

 

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

先月号でご紹介した、上海でどこでも乗り捨てられる

自転車をレンタルできるサービスですが、

今は使用料が無料になっています。

 

なんと私が契約しているモバイクは、

使うと逆に紅包(お年玉?お祝い金?)がもらえます。

最大500元(約8,000円)です。

だいたい、2元(約30円)くらいもらえます。

 

デポジット(保証金)分のお金が返却されなければ良い

ということでしょうか。

 

競合も激しくなっています。

自転車の色で、サービス提供会社がわかるのですが、

オレンジ、黄、赤、青、水色、緑の6色、6社あります。

 

ちなみに、緑は電動自転車です。

中国で、バッテリーが盗まれないのか、心配です。

 

更には、自動車版がでてきました。

スマホで使われていない車を探して、駐車場にいき

スマホのアプリでカギを開けます。

利用したら、好きな駐車場に乗り捨てます。

 

車は、ベンツのSMARTやBMWなどが使われています。

 

自動車版のデポジットは、1,000元。

(自転車は、299元)

どこまで、契約者数が伸びるでしょうか?

 

 

さて、今回は、先月19日に参加した人材育成学会の

セミナーから共有させていただきます。

 

スピーカーのひとりは、横浜国立大学の服部准教授

 

服部准教授が、ある会社の営業職の入社後の業績評価と

採用時の面接評価・適性検査結果の相関を調査されました。

 

その結果、

入社後の業績評価と正の相関関係にあるのは

・適性検査の性格特徴で「思考性因子」が高い人

・適性検査の職務適応力で「迅速性因子」が高い人

 

逆に、負の相関関係にあるのは

・性格検査の職務適応力で「人間関係能力因子」が高い人

・性格検査の職務適応力で「他者サポート因子」が高い人

・性格検査の職務適応力で「論理性因子」が高い人

です。

 

面白いことに、業績と正の相関関係にある

「思考性因子」が高い人と「迅速性因子」が高い人は、

1次面接の評価が、低い傾向にあります。

 

また、業績と負の相関関係にある

「人間関係能力因子」が高い人は、2次面接の評価が高く

「他者サポート因子」が高い人は、1次面接の評価が

高くなる傾向があります。

 

更に、面接の評価と入社後の業績評価には、

全く相関関係がありません!

 

驚かれるかもしれませんが、他の調査研究でも

面接と入社後の評価には相関関係がないとするものが、

圧倒的に多いです。

 

下手をすると、入社後高い業績をあげる可能性のある

学生を不合格にしているかもしれません。

 

恐ろしいですね。

 

採用しなかった学生が入社していればどうだったかと

いう検証はほぼ難しいので、明確な数字として

表にでることはないですが、人事をやっていると、

必ず感じている懸念でもあります。

 

皆さんの会社では如何でしょうか?

 

 

服部先生は、上記の結果の考えられることとして、

 

1) 設定している「採用基準」の間違い

本来の「優秀さ」と異なるものを測定してしまっている

 

2) 見ようとしているものは正しいが、

その見方が間違っている

 

3) 設定した基準は正しく、測定もしっかり

できているがそれを最終結果として

意思決定するときに、エラーがおきている

⇒採用基準以外の基準が混入している

 

をあげていらっしゃいます。

 

まずは、一度、今の社員の人事評価と採用時の

面接評価の一覧を作り、分析してみては如何でしょうか?

 

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役

知見寺 直樹

大手コンサルティング会社を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海支店立ち上げも経験し、現在は本社HRおよび事業開発を担当する。

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