「相手にはそうする理由が、それなりにある!」【知見メール233号】

2016/02/15

相手にはそうする理由が、それなりにある!

 

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

 

今週の月曜日は、旧暦での元日。

中国は春節でお休みですし、

先週の土曜日2月6日に、日本のジェイック本社で、

全社員を集めた事業方針発表会があったため

一時帰国しています。

 

日本に戻ってきて、強烈に感じたことがあります。

 

日曜日の2月7日、渋谷であるセミナーに参加しました。

ちょっと早めにセミナー会場に着いたので、

近くの喫茶店へ。

 

セルフ形式のコーヒーを受け取って、

窓際の席に着くと、2つ隣の椅子の上に

女性物のバックがドンと置かれています。

しかも、バックの一番上に黒色の分厚い長財布がみえます。

もっというと、財布の半分がバックからはみ出ている感じです。

 

肝心の持ち主の姿が見当たりません。

 

しばらくすると、トイレから20代くらいの女性が戻ってきました。

 

席に着くと、バックを自分の背中と椅子の背もたれの間において

スマホをみています。

財布は、相変わらず、鞄の一番上で、外からまるみえ。

誰かが、後ろを通り過ぎる時に、財布を取っても、

きっと気付かないだろうと思いました。

 

また、火曜日には、打ち合わせで、六本木・泉ガーデンの

1Fにあるカフェにいきました。

 

丁度、お昼時で、店内は混んでいます。

このお店もセルフ形式でしたので、レジの前に人が並んでいました。

自分のコーヒーを取って、空いている席に座ると

隣の席には、マックブックとコーヒーが置かれたまま、誰もいません。

 

5分くらいしたら、お店の外で電話をしていたと思しき女性が

戻ってきました。

 

今度は、中年の男性が、テーブルの上にスマートフォンをおいて

席取りをして、レジに並びに行きました。

 

3つのシーンとも、上海では絶対にみない光景です。

というか、日本以外の海外でもほとんど見ないのではないでしょうか?

 

上海で、これらの行動をしていたら、ものを取られても

 

「そりゃー、取られた方が悪い!」

 

と、言われるに違いありません。

 

 

日本は、安全だなあ~と思う反面、

 

ちょっと危機感なさすぎだろう!

 

とも、感じました。

 

 

皆さんは、どう思われますか?

 

 

 

さて、今回は、冒頭で触れた弊社の事業方針発表会からご紹介します。

 

会議は、大久保寛司さんの講演から始まりました。

 

大久保さんを、ご存知でしょうか?

 

大久保さんは、1973年に日本IBMに入社され、

CS改善や組織風土改革に取り組んでこられました。

2000年に退職後、「人と経営研究所」を設立し、

「人と経営のあるべき姿」を探求され、

その学びを研修や講演で多くの方に伝えていらっしゃいます。

 

90分間、学びだらけの講演でした。

 

その中から、3つだけお伝えさせていただきます。

大久保さんの言葉そのままではなく、私なりの意訳です。

 

1)相手にはそうする理由が、それなりにある!

 

日本に戻ってくる直前、元野球選手のKさんが逮捕されて、

大騒ぎになっていましたね。

もちろん、Kさんがやったことは、良くないことです。

TV報道をみている人は、「何でそんなことをするのか!」と

思っている。

ただ、Kさんには、Kさんなりに、そうせざるを得ない理由が

それなりにある。

それは、Kさんにしかわからない。

 

「相手には、そうする理由がそれなりにある!」

 

その理由をこちら側がわかったときに人は変わる。

 

人は、どういう時に変わるのか。

指示命令や指摘で変わったケースはない。

そうなの、そうだったんだ、とその人の話しを聴いてあげたときに

人は変わる。

 

人は理解されたときに変わる。

 

だから、話す能力はもちろん大切だが、

もっと大切なのは、聴く能力。

 

言葉の奥にある心を観る。

表面の言葉を真に受けてはいけない。

本質は何なのか感じ取る。

 

相手の理解度の高い人が、自分を理解してもらえる。

 

 

2)あるべき姿を語るのでなく、あるべき姿を実現すること

 

あるコンビニチェーンのスーパーバイザー(店舗の指導員)が

何度指導しても、挨拶や清掃をしてくれない店長がいる、と相談してきた。

 

その方に、大久保さんは、

 

「ああ、あなたは、何も仕事をしていないんですね。」

 

と返した。

 

正しい指示をしたら、仕事をしたと思っている。

そうではなく、受け入れてもらって、結果を出してもらうのが仕事のはず。

 

上司やリーダーの仕事は、あるべき姿を実現すること。

 

 

「ああせい、こうせい」と言うことが正しいことでない。

やってもらうのが正しいこと。

 

「人は言ったとおりには、動かない」

 

言うことは幼稚園児でもできる。

 

人は正しい言葉を受け入れるのではない、

分かってくれる人の言葉を受け入れる。

 

言っていることが正しくて、やってもらえないのは、

言っている人がダメだから、が法則。

 

 

人は誰が言うかによる。

 

相手から、信頼されているかどうか。

 

だから、自分が信頼されるような人間になることが大切。

そのためには、自分の人間性を高めることに時間を使う、努力する。

 

 

3)よい会社は、雰囲気がよい。

 

よい会社は、入った瞬間にわかる。

 

挨拶のレベルが高い、事務所がきれいなことは

確かに共通している。

でも、これだけでは、だめ

このレベルが凄く高い。

 

質の高い挨拶は、心が届く。

 

掃除をいやいや、やっていない。

 

だから、会社の雰囲気がよい。

 

組織の雰囲気は組織力そのもの。

 

個人で言うと、雰囲気というのは仕事力そのもの。

 

人と、相対して仕事をするときに、一番必要なのは

その人のまとっている雰囲気とか、空気。

 

これは、相手からみてどうかということ。

 

「人は見た目が全て」

 

自分がそんなことない!と言っても、

相手がそうだといったら、そうなんです。

 

自分が思う自分と周りが思う自分が大きく違う。

 

人は自分が限りなく見えなくて、勘違いして正しいと思っている

 

「人は、限りなく自分がみえない」

 

だから、他人の意見をまずは、受け入れる。

言い訳と反撃をしても成長しない。

 

 

 

 

最後に、一番記憶に残ったのは、

 

大久保さんがこの講演中に何度も仰ったフレーズです。

 

「このことから、何が学べると思いますか?」

 

「このことから、私が学んだことは、・・・・・」

 

学ぶ姿勢と気付きのセンサーの感度を、もっともっと高めないと、

と思わされました。

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役

知見寺 直樹

大手コンサルティング会社を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海支店立ち上げも経験し、現在は本社HRおよび事業開発を担当する。

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