「中国に赴任して1年半、その間に最も考えさせられたこと」【知見メール226号】

2015/08/12

中国に赴任して1年半、その間に最も考えさせられたこと

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

7月下旬から8月の上旬にかけて、10日間、一時帰国しました。

昨年2月に上海へ赴任してから、最も長く日本に滞在したことになります。

 

日本にいると、食事やコンビニなどで快適さと美味しさを実感して、

 

「やっぱり、日本は良いな!」

 

と思っていました。

 

しかし、上海のマンションに帰ると、ホッとするというか落ち着くのです。

「ここが、自分の家」という感覚です。

 

特に、私の場合は、日本の家を引き払っていますので、日本に帰ると

ホテルに泊まるか、お互いの実家に泊まるか、しているせいかもしれません。

 

上海に戻ると、上海にいるのが当たり前のことで、日本のことが頭に浮かびません。

(上海が、大都市であることも大きな要因です。)

 

住む場所がどこかではなく、

 

・家族と一緒にいる

・自分の住まいが

 

「自分の家」と感じさせるようです。当たり前ですかね。。。

 

 

さて、今回は、中国に赴任して1年半たち、その間に最も考えさせられたことについて触れたいと思います。

 

それは、ちょっと過激な表現かもしれませんが、

 

「日本は、また戦争を起こすかもしれない」

 

と実感したことです。

 

上海で、大卒以上の中国人と話しをすると、中国で報道されているテレビや新聞のことをほとんど信用していません。インターネットや友人・知人などを通じて自分で情報を集めて、自分で判断しています。

 

例えば、先日の日曜日、8月9日に中国人が家に遊びに来たのですが、その時

 

「阿倍さんの安保法制で、国会の前に何万人もデモがきていると、中国のテレビで言っていますが、本当ですか?」

 

と、質問されました。

 

中国のテレビの報道が正しいかどうかわからないので、日本人である私に確認をしてきたのです。

 

 

一方、日本はどうでしょうか?

 

テレビで流れていることや新聞に書かれていることを、どれだけの人が疑っているでしょうか?

 

私も頭では、そもそもマスコミ・報道には、伝えたい意図があって、それに向けて、映像や文章を作っているとわかっているつもりでいました。

 

でも、わかっているつもりでした。

 

中国にきてから、「空気はひどいですか?」とよく質問されます。

 

確かに、一時期ひどい時はありましたが、少なくとも今の上海は大丈夫です。

 

中国の大気汚染について、日本で報道されるとき、2年前の最もひどい北京の映像がよく使われています。今、報道するのに、2年前の映像をわざわざ使っているのです。

 

そんな映像をみせられたら、今の中国でも同様のことが起きているのかと勘違いする人もいると思います。

 

また、現在進行形で言いますと、安保法制に反対しているデモのニュースはよくみましたが、賛成している人たちのデモ行進の映像を私はみたことがありません。

日本のテレビをあまりみていないせいかもしれませんが。

 

Facebookをみると、賛成派のデモや集会に関する情報がたくさんアップされています。

ですから、ないわけではなく、報道されていないんですよね。

 

念のためですが、私は安保法制に賛成と言っているわけではありません。

 

偏った情報だけを元にして判断することの危うさを、懸念しているのです。

また、そもそも自分が得ているニュースソースの情報が偏っているかもしれないと、俯瞰的な視点をもっているかどうかを、懸念しています。

 

熱狂的な反対派の映像をみせられると、何か違った事実が起きて、180度反対にならないかと、心配になります。

 

現在、教育の分野で目指されている自立型人間が行う

・情報を集める

・情報を吟味する

・情報を元に論理を組みたてる

 

政治の領域でも求められているのではないでしょうか?

 

 

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著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役

知見寺 直樹

大手コンサルティング会社を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海支店立ち上げも経験し、現在は本社HRおよび事業開発を担当する。

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