「“自覚”と“覚悟”」【知見メール号外】

“自覚”と“覚悟”

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

ロンドンオリンピックが終わり、

各競技のメダリストたちが連日メディアを賑わせています。

 

日本人選手の躍進には心躍るものがありましたが、

それ以上にたくさんの気づきをもらいました。

 

チームビルディングの大切さを教えてくれた競泳男子チーム、

諦めない強さを教えてくれたフェンシング男子チーム、

勝負に徹する大切さを教えてくれたなでしこジャパン。

 

競技の数だけ気づきとドラマがありました。

 

その中でも、私が最も考えさせられたのは、

 

強烈な“自覚”や“覚悟”は人を突き動かす

 

光景です。

 

ちょっと話は変わりますが、8月4日に22期下半期に向けて、

キックオフを行いました。

 

代表の佐藤と、私をふくめた幹部陣による事業計画の振り返りと展望、

上半期の業績を考慮した表彰が主なコンテンツです。

 

会も半ばに差し掛かり、上半期表彰を行っていたときのこと、

MVT(※1)の授与である事件が起きました。

(※1)最も活躍した“チーム”に贈られる表彰

 

選出されたチームメンバーのI君が大粒の涙を流し、

しゃべれなくなってしまったのです。

 

盛り上がっていた会場はうってかわって静まり返りました。

雑音がなくなった会場にI君の声が響きます。

 

「いや・・・もらえると・・・思って・・・いなかったので・・・

すみません・・・泣く・・・つもりは・・・なかったので・・・」

 

私は思わずもらい泣きしてしまいました。

 

I君とオリンピック選手を比べるのは間違っているかもしれませんが、

 

目の前のことから逃げ出さず、今持てる力をふりしぼり、

目標のために全力で取り組んだ

 

という1点では同じです。

 

I君にしろ、オリンピック選手にしろ、

求める結果を得るために死力を尽くして臨んだ結果が、

“涙”になって現れたのだと思います。

 

部下にはI君のように全力で業務に取り組んで欲しいものですが、

こればかりは口で言って何とかなるものではありません。

 

はたから見ると異常に思えるほど業務に熱中するためには、

 

強烈な役割認識による“自覚”や不倶戴天の“覚悟”

 

が必要です。

 

オリンピックで言えば、全選手が“日本代表”であるという、

強烈な“自覚”を持っています。

 

I君はというと、“子供”がひとつの転機だと話してくれました。

 

“子供”が生まれ、父としての“自覚”が生まれ、

生涯自分が支えていかなければならないという“覚悟”になったと。

 

何が転機になるかは人それぞれですが、“自覚”や“覚悟”があれば、

人生を変える程のエネルギーを発することができます。

 

私も自分を顧みて、

 

ジェイックの幹部として“自覚”や“覚悟”を持っているか?

 

改めて考えたいと思います。

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 執行役員|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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