日本における中国人採用の現状
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これから中国人採用を始める企業のために、まずは、近年の日本における中国人採用の現状を確認しておきましょう。
日本における中国人労働者・留学生の推移や割合
まず、外国人労働者と中国人労働者の人数や推移を見ていきます。
外国人労働者の人数は、厚生労働省の以下グラフのとおり、2020年・2021年にはコロナ禍の影響で伸び率が低かったものの、2012年~2019年までずっと上昇傾向が続いています。
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出典:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和3年10月末現在)
また、日本で働く中国人の労働者数(香港・マカオを含む)は、コロナ禍の影響を受けた令和2年までは、上昇傾向が続いていた形です。(カッコ内は、外国人労働者全体に対する割合です)
- 平成27年:322,545人(35.5%)
- 平成28年:344,658人(31.8%)
- 平成29年:372,263人(29.1%)
- 平成30年:389,117人(26.6%)
- 令和元年:418,327人(25.2%)
- 令和2年:419,431人(24.3%)
- 令和3年:397,084人(23.0%)
日本で働く中国人労働者は、外国人労働者のなかで長年ずっと1位を占めていました。
しかし、令和2年になると、ベトナムの労働者数が443,998人になったことで、1位の座は明け渡すことになります。
また、上記のカッコ内の数字を見ると、日本で働く全外国人労働者数に対する中国人労働者の割合も、減少傾向であるとはいえます。
出典:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和3年10月末現在)
出典:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和2年10月末現在)
出典:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和元年10月末現在)
出典:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(平成30年10月末現在)
出典:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(平成29年10月末現在)
出典:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(平成28年10月末現在)
出典:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(平成27年10月末現在)
次は、外国人の全留学生と、中国人留学生の状況を見ていきます。
独立法人日本学生支援機構の「2021(令和3)年度 外国人留学生在籍状況調査結果」によると、2021年までの過去10年間における外国人留学生の数は、以下のとおりです。
こうした数字から、外国人留学生の数も東日本大震災の翌年~コロナ禍前までは、伸び続けてきたことがわかります。
- 2011年(平成23年):163,697人
- 2012年(平成24年):161,848人
- 2013年(平成25年):168,145人
- 2014年(平成26年):184,155人
- 2015年(平成27年):208,379人
- 2016年(平成28年):239,287人
- 2017年(平成29年):267,042人
- 2018年(平成30年):298,980人
- 2019年(令和元年):312,214人
- 2020年(令和2年):279,597人
- 2021年(令和3年):242,444人
対して、中国人留学生の数は、以下のように推移してきました。カッコ内の数字は、全留学生に対する割合です。
- 平成28年(2016年):98,483人(41.2%)
- 平成29年(2017年):107,260人(40.2%)
- 平成30年(2018年):114,950人(38.4%)
- 令和元年(2019年):124,436人(39.9%)
- 令和2年(2020年):121,845人(43.6%)
- 令和3年(2021年):114,255人(47.1%)
上記の数字を見ると、中国人留学生の数も、コロナ禍までは伸び続けていたことがわかります。
また、中国人留学生の数はずっと1位であり続けており、令和3年のデータを見ると、2位であるベトナム(49,469人)の2倍以上となっています。
出典: 2021(令和3)年度外国人留学生在籍状況調査結果(独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
出典:2021(令和3)年度 外国人留学生在籍状況調査結果
出典:2020(令和2)年度 外国人留学生在籍状況調査結果
出典:2019(令和元)年度 外国人留学生在籍状況調査結果
出典:2018(平成30)年度 外国人留学生在籍状況調査結果
出典:2017(平成29)年度 外国人留学生在籍状況調査結果
出典:2016(平成28)年度 外国人留学生在籍状況調査結果
中国人が日本で働く理由
中国人が日本の労働市場に注目する背景には、大きく以下2つの要因が影響しています。
- 自国との賃金格差
- 日本の暮らしやすさ
中国は、地域・戸籍・学歴によって就ける仕事や賃金に大きな影響が出る超格差社会の側面もあります。
一方で、たとえば、日本のIT業界などでは、高い技術力やコミュニケーション力などがあれば、中国人であっても国籍に関係なく、高い賃金がもらえるチャンスがあるでしょう。
著しい格差があり、厳しい環境に置かれた労働者もいる中国をはじめとする諸国では、こうしたいわゆる“ジャパンドリーム”への注目度が高い傾向があります。
また、コロナ禍前のインバウンドで、多くの中国人が訪日していたことからもわかるように、日本の文化や安全安心な社会などに注目し、純粋に“日本が好き”な中国人も非常に多い傾向があります。
こうした複合的な理由から、日本で働く中国人は長きに渡って増加傾向にありました。
しかし、近年では、コロナ禍による入国規制などの影響で、中国人を中心とする外国人労働者や留学生の受け入れ数がかなり減少していました。
また、近年の日本では、冒頭で触れたとおり著しい円安傾向であることから、賃金面などの相対的な魅力が減少することで、中国人労働者などの“ニッポン離れ”も加速しています。
日本での就職方法・就職形態
中国人も日本人と同様に、新卒・中途の両方で就職しています。ただ、即戦力人材を求めるなら、新卒よりも中途採用のほうが有効でしょう。
なお、厚生労働省が行なった法人アンケートによると、外国人労働者における正規雇用・非正規雇用の割合は、以下のとおりとなっています。
- 正規雇用:30.8%
- 非正規雇用:69.2%
また、雇用ではなく、業務委託という契約形態もあります。
もちろん、すべてが中国人というわけではないですが、外国人の個人事業主と請負契約を交わす日本法人も6.1%あります。






