内定率とは?
そもそも内定率はどのように調査されているのか、また内定率のデータから何が分かるのかを確認します。
内定率の調査方法と計算式
内定率は、「就職希望者数に対する内定者数の割合」を示したデータです。以下の計算式で計算されるものになります。
内定率 = 内定者数 ÷ 就職希望者数 × 100
内定率は文部科学省と厚生労働省が共同で行っている「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」に基づいて発表されるデータが有名ですが、その他にも民間の人材サービス各社、また各大学などが調査して発表しています。
調査自体は厳正に実施されていても、調査対象となる母集団、また、就職調査に回答する層といったところでフィルターがかかってしまうため、調査元や時期によっても内定率の数値は異なり、「正確な内定状況を表している」とは断言しにくいのが難しいところです。
なお、文部科学省と厚生労働省の調査対象となっているのは、国立大学、公立大学、私立大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)の112校、調査の対象人員は6,250人。
調査方法は、電話及び面接で就職状況に関する聞き取りを行い、毎年10月1日、12月1日、翌年2月1日、4月1日の時点のデータとして発表しています。
就職率と内定率の違い
内定率と並んで就職活動の状況や景気動向を示すときに取り上げられるのが就職率です。就職率は、就職希望者に占める就職者の割合を指すものです。
就職率 = 就職者数 ÷ 就職希望者数×100
上記でいう「就職者」とは、正規雇用(1年以上の期間での非正規雇用、契約社員等で就職した者を含む)で就職した者のことをいいます。
2022年3月卒の大学生の就職率は95.8%でした。
こちらは各大学等が全生徒の進路届を回収、集計して文部科学省に提出した数字が基になっており、就職者数はかなり精度の高いデータになっています。
ただし、分母となる「就職希望者数」に関しては定性的なニュアンスもあり、「資格試験を目指します」「ひとまずアルバイトで生活して就職しないことにしました」といった学生は除外した人数になっています。
内定率から分かることは何か?
上述した通り、内定率がどこまで正確かという問題は非常に難しい部分もあります。
しかし、同じ母集団と調査方法で実施された年度別の内定率を比較すれば、就職状況の変化が分かります。
文部科学省と厚生労働省が発表する内定率は、就職活動の途中経過として10月1日、12月1日、2月1日のデータが公開されいます。
また、民間企業の内定率は調査主体によりますが、3年次から4年の卒業時までほぼ1か月おきに発表されているものもありますので、年度別の比較に加えて、時期別のデータもみれば、企業と学生の活動時期の変化も見て取れます。






