クリティカルシンキングとは?
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クリティカルシンキング(critical thinking)は、日本語では”批判的思考”と翻訳される思考法です。批判という言葉が入っていますが、一般的な日本語の文脈で使われる意味とはすこし異なります。
ここでの批判は、”前提条件を適切に疑う思考法”という意味合いです。
クリティカルシンキングが求められる理由
現在は、私たちの多くが知識労働に携わる時代となっており、またIT技術の進化やAI活用など、知識労働を取り巻く環境は急激に変わっています。
このような“未来が不安定で予測不能になっている”時代のことをVUCAの時代とも言います。VUCAとは以下4つの英単語の頭文字を取った造語です。
- VUCA
- └Volatility:変動性
- └Uncertainty:不確実性
- └Complexity:複雑性
- └Ambiguity:曖昧性
VUCA、そして、技術進化なども急激に進んでいく時代、過去の前例に則って粛々と業務を進めるだけでは、成長できないどころか淘汰されてしまいかねません。
このようななかで、今までの前例や常識に縛られず、ゼロベースで思考する力=クリティカルシンキングが求められています。
クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違い
ロジカルシンキング(logical thinking)は、ロジカル(論理的な・理にかなった)とシンキング(思考・意見)を組み合わせた言葉で、日本語に翻訳すると“論理的思考”です。
ロジカルシンキングは、原因と結果、結論と根拠などの因果関係をベースにし、ロジックツリーやMECEなどのフレームワークを使って状況を整理して、筋道立てて結論を出したり問題解決したりする思考法です。
ロジカルシンキングでは、課題や問題に対し筋道を立て、要素を細分化・積み上げて考えていきます。
たとえば、「この問題を引き起こしている要因はどんなものがあるだろうか?」「今までどんな解決方法を取ってきただろうか?」「要因の中で一番大きく影響を与えているものは何だろうか?」といったことを考えます。
一方でクリティカルシンキングは、ゼロベースの視点で前提を疑うような思考法です。
クリティカルシンキングでは「そもそも考えるべき問題はこれでいいのか?」「課題のとらえ方は合っているか?」「今までのやり方に従う必要はあるか?前提を変えられないか?」といった視点で考えていきます。
ロジカルシンキングとクリティカルシンキングは、優劣があったり対立したりするものではありません。それぞれの長所と短所を理解して、状況に合わせて使い分け・組み合わせることが有効です。






