採用業務の効率化を妨げる課題を把握したところで、採用業務を効率化する方法について代表的な6つの方法を紹介します。
さほど新規性がある取り組みではありませんが、各方法をきちんと実行することが大切です。
- 採用フローを見直す
- コミュニケーションの一部を自動化する
- 面接を見直す
- オンラインでの選考プロセスを検討する
- ITシステムを導入する
- 採用アウトソーシング(RPO)に依頼する
それぞれのポイントについて詳しく紹介します。
採用フローを見直す
まずは、現在の採用プロセスを見直し、無駄がないか、生産性が低い業務がないかを確認することが大切です。具体的には以下の点を洗い出してください。
- 担当者が長い時間を割いている業務はあるか
- 工数が多すぎると感じる業務はあるか など
1人の社員に負担がかかって無理をしていないか、工数に無駄はないか、業務にムラがないかなどを確認していきましょう。
無駄と思われる部分を探し出したら、何を改善すれば生産性が向上するのか考えましょう。例えば、次のようなところです。
- 採用担当者の担当業務見直し
- 部署内のフォロー体制作り など
業務プロセスの改善と見直しを行う場合は、「ECRS」の法則に則って考えることが有効です。ECRSの法則は業務改善に使われるフレームワークです。
「排除(Eliminate)→結合・分離(Combine)→入れ替えと代替(Rearrange)→簡素化(Simplfy)」の頭文字をとったもので、排除から順番に業務プロセスにあてはめて効率化できないかを考えることが有効です。
コミュニケーションの一部を自動化する
前述の通り、採用業務の中で多くの割合を占めるのが、コミュニケーションに関する業務です。従ってコミュニケーションを一部自動化することで、担当者の負担の軽減が期待できます。
例えば、メールの自動返信や後述する採用管理ツールの機能を利用すれば、以下のような部分を自動化できます。
さらに、社内で採用担当者間のコミュニケーションツールを見直すと、次のような点の自動化も可能です。
- 採用担当者のスケジュール調整
- スケジュールのリマインド
業務的なコミュニケーションの中で実施していたヒアリングやすり合わせをどのように代替するかの検討は必要ですが、コミュニケーションの一部を自動化すると採用担当者の業務工数を大きく削減できます。
面接プロセスを見直す
業務効率化を考える上では、時には面接プロセスを見直すことも有効です。採用人数が多くなってくると、面接だけで年間数百件~数千件実施することもあるでしょう。
その場合、面接官によって評価基準が異なっていたりすると、どの応募者を通過させるのに時間がかかる恐れもあります。
また、面接基準が曖昧だと、一次面接から二次面接への引継ぎなどがスムーズに進まず、余計な工数やコミュニケーションが発生したりすることもあります。
採用基準をしっかりと定めて、面接官が引き継ぐべき項目をフォーマット化して、面接官の所感回収や面接の引継ぎなどで、無駄な工数が生じないようにすることが大切です。
チェックシートや質問プロセス、面接基準をしっかりと定めておくことは、面接官を属人化させないことにもつながります。
誰が面接を担当しても、ある程度同じ基準、レベルで面接できれば、採用業務の繁忙期を吸収することもしやすくなるでしょう。
オンラインの選考プロセスを検討する
2020年からのコロナ禍で一気に浸透したのがオンライン採用です。
従来の採用活動では、会社説明会、面接などはすべて来社してもらうことが当たり前でしたが、コロナ禍を経て、会社説明会や一次面接はオンラインで実施することが当たり前になりました。
オンラインでの選考には次のようなメリットがあります。
- 紙の資料配布の必要がなく、印刷代がかからない
- 会場手配の必要がなく、外部会場を借りる費用もかからない
- 会場設営などが不要であり、業務工数を削減ができる
- 遠方に住む人材や多忙な人材にもアプローチしやすい
オンラインでの選考プロセスは、職場や仕事のイメージ付けがしにくい傾向はあり、補い方は考える必要があります。
ただ、上記の通り、費用も工数も効率化することが可能です。応募者側も時間や交通費がかからなくなりますので、母集団形成もしやすくなるでしょう。
ITシステムを導入する
採用業務の効率化を考える上では、人の手で行っていた業務をIT化し、採用担当者の負担を軽減することも考えましょう。
ITシステムの代表的なものは、採用管理ツールやWeb面接・録画面接などのツールです。
うまく活用することで、前述した通りコミュニケーションの自動化や業務の効率化につながります。
採用管理ツールもさまざまなものがありますので、自社の採用状況に合ったものを導入することが大切です。
採用アウトソーシング(RPO)に依頼する
採用業務の中でも付加価値が少なく、定型的なものについてはITシステムを活用し自動化できますが、自動化できない部分については採用アウトソーシング(RPO)を利用することも検討できるでしょう。