マイナビ転職の掲載料は高い?コストパフォーマンスを最大化させるコツを紹介

マイナビ転職の掲載料は高い?コストパフォーマンスを最大化させるコツを紹介

マイナビ転職は、業界最大級の726万人のユーザーを持つ総合転職サイトです。中途採用を実施する際、人材紹介などを並んで、転職サイトの利用はメジャーな選択肢です。ただ、大手転職サイトの広告掲載料は、決して安いものではありません。

 

記事ではマイナビ転職の掲載料金やオプション料金なども紹介したうえで、掲載コストに見合う採用をするために気を付けた方がいいポイントを紹介します。

<目次>

マイナビ転職の掲載料金

まずはマイナビ転職への掲載料がいくらになるのかを紹介します。なお、記事内の情報は2022年10月時点でWeb上に公開されている情報です。転職サイトの料金プランは変更されることも有りますので、最新の情報を確認したい場合には、マイナビやマイナビ転職の代理店に問い合わせてください。

 

マイナビ転職の基本企画

まずマイナビ転職では基本企画として、以下に示すような表示順位に応じたMT-S~MT-Dという5つの企画があります。

 

いずれも掲載期間は、基本的に4週間で1クールという単位になっており、毎週火曜日もしくは金曜日からの掲載スタートとなります。

 

出稿を延長することも可能で、延長する場合には、追加費用を払って1週間延長と2週間延長を選ぶことができます。

 

マイナビ転職の基本企画

 

マイナビ転職への長期掲載

単発での募集をしたい場合は、上記の企画の中から選ぶことになります。
一方、慢性的に採用活動を実施している場合には、長期間にわたって掲載したい場合もあるでしょう。そのような場合、複数のクールにわたって出稿できる長期連載のプランもあります。

 

以下が長期掲載のためのチケット料金表です。まとめて掲載枠を確保する分、掲載料は1クールだけ出稿する場合と比べて費用は安く抑えられます。

 

マイナビ転職への長期掲載

 

マイナビ転職への掲載オプション

基本企画以外にもマイナビ転職には、「バナー広告」と「メール広告」というオプションがあります。バナー広告は、サイト内の目立つ位置に求人広告を出すことで、求人情報をより広く求職者にアピールすることができます。

 

以下に示すのがバナー広告の料金表で、新着クローズアップや検索ワードに応じて表示される検索マッチバナーなど様々な企画があります。

 

マイナビ転職への掲載オプション

 

サイトに訪問した求職者に効果的にアピールするためにも、活用を検討してみるのもいいかもしれません。また、もうひとつのメール広告は、マイナビ転職の会員が購読しているメールマガジンに掲載されるヘッダ広告で、サイトに訪問してこない求職者に対して自社の求人をアピールできます。

 

以下に示すのが、メール広告の料金表です。

 

メール広告の料金表

 

このように、求人広告を掲載する場合には、どの位置にどれくらいの期間掲載するのかによって、必要な金額は大きくばらついてきます。採用難易度や予算などを考慮し、自社に合った最適なプランを選ぶことが重要です。

マイナビ転職への掲載を検討する上で知っておきたいポイント

マイナビ転職は、転職サイトの中でもトップクラスの会員数を持ちます。マイナビ転職の登録会員はどのような層が多く、また、求人広告以外でどのようなアプローチのツールが用意されているかを紹介します。

 

応募者はどういう層が多いか

マイナビ転職のユーザーは、進学・就職時にマイナビのブランドに接触した若手社会人が多いとされています。
とくに新卒の就職サイトとしてマイナビ就職はトップレベルの実績を誇っていますので、新卒時にマイナビに登録して、転職活動時にも再びマイナビを使うというケースが多くあります。

 

年齢層としては、35歳以下の新規登録者の割合は72%、応募者の年齢を見ても35歳以下は65%と、20~30代の若手がメインとなっています。若手の採用を考えるのであれば、マイナビ転職は向いているといえるでしょう。

 

また、求人に対して多くの応募者を集めるためには、すぐにでも転職したいと考えているアクティブユーザーがどれくらいいるのかという点も重要です。マイナビ転職では、3ヶ月以内に転職したい会員の割合は68%となっており、転職意欲が高い層が全体の7割近くを占めている点も応募につながることが期待できるでしょう。

 

応募者へのアプローチで使える機能とオプション

採用に苦戦する企業も多い中、求人広告を掲載して応募が来るのを待っているだけでは、人材を確保することが難しい場合もあるでしょう。欲しい人材を確保するためには、応募を後押しする努力も大切です。

 

マイナビ転職のサイトには様々な機能が備わっていますが、応募につなげるために活用したいのが「気になる機能」と「スカウトメール」です。気になる機能では、求職者が「気になるボタン」を押すと、すぐに応募依頼か面接依頼の連絡ができるという機能であり、応募の後押しになるでしょう。

 

また、スカウトメールでは、Web履歴書を記入してスカウト登録をしている会員400万人に対して直接アプローチすることができます。いわゆる“ダイレクトリクルーティング”の機能であり、会員の経験、スキル、プロフィール、希望条件などを検索にかけて、ピンポイントでメッセージを送ることが可能です。

 

「気になる機能」は基本企画に無料でついていますが、スカウトメールは有料のオプション商品です。以下に示すのが、スカウトメールの料金です。

 

スカウトメールの料金表

 

応募者を増やすためには、こういった応募を後押しする機能や、こちらから積極的にアプローチするためのオプション活用が必要になってくることもあるでしょう。

求人掲載のポイントと出稿までの流れ

掲載した求人に応募してもらうためには、求人を見た人に「これだ!」と思ってもらう必要があります。そのためには採用(求人)のターゲットを明確にして、その人が反応しやすい広告にすることが大切です。

 

効率よくターゲットにアプローチし、面接につなげることができれば、採用の生産性も向上するでしょう。ここではターゲットの絞り込みから出稿までの一連の流れについて解説します。

 

ターゲットを絞り込む重要性

求人広告を掲載するに当たって、まず意識したいのは「誰に見てもらいたいのか」を明確にすることです。
必要経験やスキルといった採用基準的な話だけでなく、どんなことが好きで、どういった価値観を持った人がターゲットなのかという生きた人物としての側面も想定した“ペルソナ”(アプローチしたい人物像)を設定することが有効です。

 

ペルソナを設定することで、どのような魅力を打ち出し、どんな言葉や写真を使ってアピールすれば反応してもらいやすくなるのかといったことが想像しやすくなります。

 

MT-D以外の企画では、求人の原稿作成の際に、ライターとカメラマンによる取材があります。あらかじめ欲しい人物像をできる限り具体的に固めておくことで、ライターやカメラマンとのコミュニケーションもスムーズに進むでしょう。

 

ターゲットを明確にすることは、効率のいいアプローチには必要不可欠です。とりわけ、スカウトメールのように積極的にこちらから働きかける場合、機械的に定型文のスカウトメールを送るよりも、ターゲットを絞り込んで丁寧に書くことで反応率がよくなります。

 

スカウトメールは「他の人にもたくさん送ってるんじゃないの?」と求職者から思われてしまう文面では、反応は薄くなりがちです。手間はかかりますが、ターゲットを絞って丁寧にアプローチすることが優秀な人材獲得のためには大切です。

 

スカウトメールを送るには、それなりにコストがかかります。コストを無駄しないためにも、スカウトを利用する場合には、ペルソナを設定したうえでの原稿作成は、ぜひ意識しておきたいポイントです。

 

アプローチ方法の検討

ターゲットの絞り込みができれば、そのターゲットが、いつ、どんな環境で求人情報を目にするのかを考えておくことも大切です。とりわけ、どのようなデバイスを使って求人情報がチェックされるのかというのは重要です。例えば、外回りの多い営業職では、空き時間でスマホを使って求人情報をチェックすることが多くなると考えられます。

 

逆に、パソコンの前に座って作業することの多いIT系の職種では、パソコンで求人情報を見ることが多くなるかもしれません。ターゲットとなる相手がよく使うデバイスにおいて、印象良く表示されるように気を配ることは、反応を高めるために大事になってきます。

 

求人掲載までのスケジュール

ターゲットの絞り込みができ、アプローチのやり方も決まったら、求人広告の出稿に向けた準備をします。マイナビ転職は、契約後、通常1~3週間程度で掲載することが可能です。ただし、求人内容やプランによっては日数を要することがあります。

 

とくに、基本企画の中ではMT-D以外は取材があり、マイナビもしくは代理店側でライターやカメラマンが手配されます。取材スケジュールの調整がうまくいかない、また、原稿の確認・修正に時間がかかると、出稿がずれこむ可能性があります。ある程度余裕を持って進めることが大切です。

 

具体的な出稿までのフローの下記のような流れになります。

①問い合わせ

まずは電話、もしくは公式サイトの問い合わせフォームより問い合わせをします。担当者より連絡が来ますので、打ち合わせの日程を決めます。

②打ち合わせ・提案

担当者に募集職種や求める人物像などの要望を伝え、どのような採用プランがいいのかの提案を受けます。
複数の媒体を比較検討することも多いでしょうから、しっかりと提案してもらいましょう。

③採用プランの検討と契約

提示された採用プランを確認して、納得できれば契約となります。契約を決めた時点で、取材に向けて日程の調整が始まります。
複数媒体を比較検討する場合は、ここまでに数週間程度かかることもあると思いますので、スケジュールの余裕が大切です。

④取材・原稿作成・確認作業

ライターとカメラマンが来て、インタビューや写真撮影を行います。
後日、出来上がった原稿が送られてきますので、内容を確認し、手直しする必要がなければ次に進みます。

⑤システムへの登録と掲載開始

完成した原稿はシステムへの登録が行われ、所定の掲載日(毎週火曜日・金曜日)になると、そこから掲載がスタートします。

以上が、出稿までの一連の流れです。打ち合わせ・提案に必要な期間、また、取材の日程なども考慮して、スケジュールを考えておきましょう。

 

なお、冒頭で記載の通り、記事内に掲載している金額は、2022年10月時点でWeb上に公開されている情報によるものです。最新情報を知りたい方は、必ずマイナビ転職にお問い合わせください。

まとめ

大手転職サイトであるマイナビ転職は、転職サイトの中でもトップクラスの会員数を誇ります。若手の応募者が多く、20代などの若手採用をするにはぴったりの転職サイトです。

 

ただし、出稿費用は決して安いものではありません。採用人数、採用ターゲット、自社の採用力などを考慮して、最適な料金プラン、また必要なオプション等を検討しましょう。オプションでは、掲載期間の延長やバナー広告、会員向けメルマガでの告知などが可能です。また、求人広告だけでなく、スカウトメールを配信するオプションもあります。求人広告を掲載しながら、ダイレクトリクルーティングで“攻めの採用”を試してみることも一案です。

 

なお、若手の中途採用を検討しているようであれば、HRドクターを運営する株式会社ジェイックが提供する若手の転職者を一気に面接できる「就職カレッジ 集団面接会」もおススメです。成果報酬で利用できますので、ご興味あれば、下記より資料をダウンロードしてください。

著者情報

稲本 太郎

株式会社ジェイック|シニアマネージャー

稲本 太郎

新卒で入社してから一貫して、新卒・中途の採用コンサルティング、キャリアカウンセリング、マネジメントを経験。計15年以上に渡って、採用支援の第一線で活躍している、社内でも有数の経験豊富な現役採用コンサルタントでありながら、自社採用の面接官も兼任。新人賞、トップセールス賞、MVT、社長賞、特別賞、ベストプラクティス最多ノミネートなど数々の受賞実績有り。

著書、登壇セミナー

・「厳選採用時代」にターゲットから選ばれるブランディングとは? ・明日から役立つ!「WEB面接での見極め精度を高めるポイント」 ・【23卒の採用戦略】新卒採用プロの20人から学んだ60時間を1時間に短縮】 ・インターン経由の採用を成功させるコツを徹底討論 ・ハイブリット採用が当たり前になる中でHR Techはどのように進化するのか?どう活用して新卒採用を進化させるべきなのか? ・成功企業がやっている!辞退を防ぐ採用プロセス ・学生から敬遠されがちな業界や小規模企業の採用成功事例から学ぶ新卒採用を成功させるポイント

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