新卒採用担当の仕事
新卒採用担当の基本的なゴールは、必要な母集団を形成して自社の採用基準をクリアする新卒を、必要な人数確保することです。
その上で、自社のコストや工数を効率的に活用する、採用人材の質を高める、入社後の定着・活躍に向けたオンボーディングに関わるなども新卒採用担当が関わる仕事です。
以下では、新卒採用の基本的な流れに従って、仕事内容を解説します。
採用計画を立てる
新卒採用は、採用計画の立案からスタートします。採用計画は、事業計画に基づいて立案することが原則です。
とくに新卒採用の場合、早期採用を実施すると、計画から実際の入社まで2年近くかかる形になりますので、事業計画とのすり合わせが非常に大切です。
採用計画の立案のために必要な要素は、採用するポジションや人数、ターゲットなどです。
新卒採用はポテンシャル採用だからこそ、採用基準やターゲットのレベル感をしっかりとすり合わせておくことが大切です。
また、採用基準やターゲットのレベル感をすり合わせる際には、採用基準に人物像や価値観などを肉付けした採用ペルソナを作成しておくと、あとあとの採用手法の選定や採用メッセージの確定などを一貫性を持って実施しやすくなるでしょう。
母集団を形成する
採用計画が固まったら、選定した採用チャネルを使って母集団形成を実施していきます。
母集団形成には、求人情報サイト、ダイレクトリクルーティング、人材紹介、新卒採用イベント(就職イベント)などが一般的です。
また、大学のキャリアセンターや新卒ハローワーク、また、SNS採用やオウンドメディアリクルーティング、リファラル採用などの手法もあります。
ここまでの新卒採用担当業務は、比較的マーケティングに近い業務です。採用計画で設定したターゲットに向けてメッセージを発信して、会社説明会などの場に参加してもらうことが大切です。
志望度を高める
母集団形成、インターンシップや会社説明会への応募者を集めたら、志望度向上に向けたアプローチです。
もちろん求人情報サイトやダイレクトリクルーティング、採用サイトなどので情報発信も志望度向上のひとつです。
ただし、内定承諾に向けては応募以降のコミュニケーションをしっかりと設計して志望度を高めることが非常に大切です。
インターンシップや会社説明会のプログラム設計や実施が大切であることは言うまでもありませんが、前後でのコミュニケーションや面接内での志望度UPなども大切です。
選考する
インターンシップや会社説明会である程度魅力付けができたら、いよいよ選考プロセスが始まります。
採用担当がグループ面接や一次面接を担当する場合、直接的な工数だけでもかなり多くの時間を取られることになります。
加えて、書類選考や適性検査・能力検査などの実施、二次面接以降の調整など、採用人数によっては数百人以上の選考を並行して進めることになります。
選考シーズンが集中するだけに、最も負荷がかかるプロセスであり、ツールや採用アウトソーシング(RPO)などを使って業務の効率化に取り組むことも大切です。
なお、選考は企業が応募者・就活生を見極めるプロセスですが、選考中も見極めと同時に、志望度を高めるアプローチをすることが大切です。
面接官の態度や雰囲気によって新卒の志望度は下がることもありますし、面接中の個別接点で提供した情報が競合との比較、最終的な内定承諾の可否につながってきます。
内定者をフォローする
選考を終えて、無事に内定出し、内定承諾を獲得出来たら、入社までの期間中に内定者の意欲が低下しないようにフォローを行うことも、新卒採用担当の重要な仕事です。
最近は、内定承諾後の辞退も増加傾向にありますので、とくに注意が必要です。
早期採用を実施していると、内定承諾者が出そろってくるころには翌年度のインターンシップが始まってしまうため、翌年度の準備に意識を持っていかれれば、内定者のケアやフォローが疎かになる場合があります。
内定承諾前と比べて接触頻度が落ちると、それだけで内定者の不安や不満につながります。しっかりと入社前のフォローを設計、実施しましょう。
内定から入社までの期間が長い場合、配属先部署の先輩社員と内定者を集めた座談会を開催する、新卒採用担当が定期的に内定者に連絡を取って近況を確認する、内定者研修を実施するなど、内定者との接点を失わないように工夫することが重要です。






