「腹に落ちる計画」【知見メール44号】

「腹に落ちる計画」

こんにちは。ジェイックの知見寺でございます。

 

前号で、アンケートをお願いしましたところ、お忙しい中にもかかわらず

23名もの方々からご回答をいただきました。ありがとうございました。

 

おおむね、MVPツアーに興味があるとのコメントをいただきましたので、

少し真剣に考えてみます。企画概要ができましたら、またご意見を

いただければ幸いです。

 

さて、今回は、先週の木曜日、12月6日の私の部署での出来事を

ご紹介したいと思います。

 

現在、私は、ジェイックにて、8名が所属する教育事業部を担当して

おります。

 

弊社は、変則的なのですが、1月末決算でして、2月から新しい期が

スタートします。

 

ですから、現在は、期末の追い込みと同時に、来期の計画作りを

行っています。

 

その教育事業部の来期の予算作りのために、12月6日は、

14時から22時過ぎまで、全員参加で会議を行いました。

(何と、8時間以上!も缶詰で行いました。

途中、吉野家のテイクアウトを食べたりしましたが・・・。)

 

教育事業部は、人数のわりに提供しているサービスが多いため、

昨年までは、そのサービスごとにおおよその売上目標と粗利目標を

私から提示し、それを実現する計画をメンバーに組んでもらっていました。

 

ですから、自分が担当しているサービスの数値目標に対する責任感は強い

のですが、部門全体の数値目標に対しては、いまひとつの感じでした。

 

そこで、今年は、そのサービスごとの数値組みのところから、全員参加で、

決めることにしました。

 

できるだけ、私はその会議では発言をしないように意識しました。もちろん、

質問されたことには、回答しますが、断定的な言い方を避けました。

よく言った言葉が、「で、どうする?」です。

 

以下のコメントは、この会議に参加したメンバーの日報に記載されていたことです。

 

————————————————–

一人目は、主に適性診断を担当しているメンバーです。

 

『8時間mtg』

 

エンドレスmtgは、恐れていた以上の記録で、

延べ8時間のmtgでした。

 

通常の2倍、もしくは3倍くらいの頭を使ったのでは

ないかと思います。

 

しかし、なんとかなんとか部門目標を達成する計画を立て、

「これでやるんだ!!!!!!!」と、気合が入ったのも確かです。

 

間違いなく、事業部メンバーのひとりひとりが数字を意識し、

自分の数字云々ではなく、

事業部として達成するには何ができるのかを

考えていた8時間でした。

 

ここまで考え抜いた数字です。

 

全員で、「やる」と決めた数字です。

 

ここで、やらないわけにはいけません。

 

何よりも、

誰もがそう思うような状態で終わったことが、

8時間を費やした分の価値になったと思います。

 

————————————————–

二人目は、研修提案を担当しているメンバーです。

 

本日、事業部MTGでした。

 

8時間に渡る長時間のMTGでしたが、

いろいろな意見を私たちも出し合ってのMTGでした。

 

大きな企業であれば、上に決められた数字に

従って実行するだけの場面も多いと思います。

 

しかし、自分たちで数字を決めることによって、

数字が明確になることはもちろんのことですが、

「与えられた数字」が「自分たちの数字」

に変化していきます。

 

今日のMTGを通して、

私も教育事業部の一員なのだと改めて実感しました。

(決して、今まで実感していなかったわけではありませんが)

 

数字に関しては、知見寺さんが決めてしまう方が

時間もかからずに、効率的な数字がくめるかもしれません。

 

しかし、今日のような場がなければ、

「腹に落ちる計画」には、ならなかったかもしれません。

 

自分の数字、事業部の数字を意識して

仕事に取り組んでいきます。

 

————————————————–

 

皆様にとりましては、『社員を巻き込んで計画を立て、

主体性をもって仕事に取り組めるようにする』ことは、当たり前

なことだと思います。

しかし、実際に取り組んでみて、更にその大切さを痛感しました。

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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