「求人サイトにお金を使うだけじゃダメなんですね」
セミナーの最後に行なう質疑応答の際によく頂く質問があります。
「適性診断自体は、よい人を見極める道具として、良さそうだということ
はわかったけど、そもそも目の前に面接に来てくれる人を増やしたいん
ですよ。どうしたら、いいですか?」
上手く採用活動をするために、どうすれば応募者を増やせるのか、
という「売り手市場」ならではの、根源的な質問です。
そこで私は、この問題について、得意なコンサルタントや実際、
自社採用を上手にやっている社長様にヒアリングをしてまわりました。
4名の方から、お話をお聞きし、私なりに整理しましたので、
今回はそれをご紹介させていただきます。
1) 採用コンセプトを明確にする
そもそも、どんな人を採用したいのか
その人たちに、何をアピールするのか
それは、他社と何が違うのか
2) 求人サイトを工夫する
通常であれば、求人サイトに採用広告を掲載しないと、応募者の
母集団はつくれません。
その際には、次の3点に留意します。
- 業種や職種のカテゴリー設定の工夫(どの検索をしたときに、
ヒットするのか決まります)
- タイトル文の工夫(求人サイトをみる人は、このタイトルで詳細
をみるかどうか決めます)
- 本文の工夫
3) 自社サイトの求人ページもしくは自社求人サイトを工夫する
新卒にしろ、中途にしろ、求人サイトで一旦エントリーしたあとは、
その会社のHPをのぞきにいきます。自社HPに求人情報という
ページがあれば、まずは、そこを最初に見にいきます。ですから、
自社HPに何も工夫がないと、求人サイトでエントリーはしたけど、
実際の面接に足を運ばない、ということになります。
ポイントは、社員が楽しそうにアップになっている写真を
できるだけたくさん掲載することです。
また、具体的にどんな仕事をすることになるのか、わかりやすく、
(文章だけではなく、写真等も使って)表現をします。
結論としては、私がインタビューをした皆さんが、
「求人サイトにどれだけ、お金を注ぎ込んでも、自社HPの採用ページ
が貧弱だと、どぶにお金を捨てるようなもんですよ!」
とおっしゃっていました。
以上、採用活動をしていらっしゃる、皆さんのご参考になれば
幸いでございます。
尚、ご不明な点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。