「自発型社員が持つ「思考の型」の作り方」【知見メール269号】

自発型社員が持つ「思考の型」の作り方

 

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

 

 

前月号で、初めて乗馬した経験について書きました。

最後に、2回目の体験乗馬に行く予定とお伝えしていましたので

その結果をご報告させていただきます。

 

結論は、事前にキャンセルして、2回目には行きませんでした。

 

前回のメルマガに、複数の方から返信をいただき、湘南エリアの

乗馬クラブや乗馬ができる施設の情報をいただきました。

思いのほか、湘南地区で何ヶ所も乗馬ができることに驚きました。

 

乗馬クラブに申し込もうかと、真剣に考えていたので

ネットで湘南エリアの乗馬クラブを検索していました。

が、紹介していただいた施設のいくつかは、ネットでみつけられ

ませんでした。

人のネットワークの力を感じた出来事です。

 

これから、しばらくはいろんなところに体験乗馬に行く予定です。

 

 

さて、今回は、近所のスポーツクラブであった出来事を紹介させて

いただきます。

 

今年4月から、家の近くにある大型のスポーツクラブに入会しました。

プールもあり、スタジオが3つあります。

その内ひとつのスタジオでは、ホットヨガをやっています。

スポーツクラブの会費でホットヨガもできるのが入会した決め手の

ひとつです。

 

ロッカールームも広く、大浴場・サウナもついています。

なかなか良いです。

これも、入会を決めた理由のひとつ。

 

洗い場は、片側5席の列が向かい合って10席あるブロックが

2つあります。(他に、シャワーブースも6つあります。)

こんな感じです。

 

■|○  ○|■|○  ○|■

■|○  ○|■|○  ○|■

■|○  ○|■|○  ○|■

■|○  ○|■|○  ○|■

■|○  ○|■|○  ○|■

 

○が座るところで、■は壁です。

 

ですから、自分が座って洗っている、後ろに人が座ることも

あります。

 

先日、体を洗っていると、後ろからシャワーの水が飛んで

きました。

振り返ると、私の真後ろの方が、手にシャワーヘッドをもって

頭のシャンプーを流していて、それが私まで飛んできていました。

 

その後も、3,4回、水が飛んできました。

 

きっと、この方は、自分の後ろの人までシャワーの水が飛んでいる

ことに気づいていないと思います。

 

ですから、これからも同様のことを繰り返すと思われました。

 

後ろの方に、

・このことを伝えてあげた方が良いだろうか?

・もし、伝えるなら、どんな伝え方をすると良いだろうか?

と、考えながら、体を洗い続けました。

 

歳は私よりも若いかな。。。

顔つきは優しそうかな。。。

など、追加情報を加えながら、考えました。

 

と、ここで質問です。

皆さんなら、どうされますか?

 

この後、私はサウナに入ってからも

・相手の情報・状況によって、対応は異なるかもしれない

・伝え方もいろんなやり方がある

と、考え続けました。

 

更には、仕事でも、同じではないかと。

 

「顧客第一」

「お客様には誠意をもって対応する」

などのフレーズを掲げている会社は多いと思います。

 

では、上記の洗い場の事例のように、すんなり行動が決められない

あるいは、人によって意見がわかれるような状況になったときには

会社の方針のもと、具体的にどうすればよいのか。

 

標語だけでは、行動を決めきれないこともあります。

そこで、効果的なのが「ケーススタディ」です。

 

具体的な事例を提示して、どう考えて、どう行動するのかについて

グループであればディスカッション、

1対1であればコーチング的なコミュニケーションをします。

 

例えば、新入社員研修でよく使われる事例は

「今、山手線に乗って移動していますが、30分後のお客様との

アポイントに間に合うかどうか、ギリギリです。

さて、あなたはどう考えて、どうしますか?」

 

 

このときに、重要なのは、「どう考えて」の部分です。

「どう考えて」の好ましい型が、個人・組織に積み重なっていくと

自発型社員が生まれやすくなります。

 

と、ここまでサウナの中で考えていて、

ひとつの単語が頭に浮かびました。

 

 

学生から、社会人となった最初の会社で、口酸っぱく言われた

 

「プレ・シンキング」

 

です。

 

簡単に言うと「事前に考えておく」

 

一時期、流行った、「想定内」も同様の意味合いでしょうか。

 

 

御社に、「プレ・シンキング」の場は、どれくらいありますか?

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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