チームビルディングの基礎知識
![]()
チームビルディングを実践するには、まず、チームビルディングがどういうものかを理解しておくことが大切です。
この章では、チームビルディングの概要と、チームビルディングにおける「チーム」の意味、対象者などを確認します。
チームビルディングとは?
チームビルディングとは、ある目的や目標を達成するために集められた人材の集まりを、「協働し相乗効果を発揮できるチーム」にする概念です。
チームビルディングによって上記のようなチームが構築されると、一人ひとりのメンバーが相互に信頼し、お互いの強みを認め合うことで、組織のパフォーマンスが上がり、個のパワーの合計以上に大きな成果を出せるようになります。
チームビルディングは、チームやプロジェクトの目標達成に向けた組織開発の基本です。
チームビルディングにおける「チーム」とは?
チームビルディングを実践し、成功につなげるには、チームビルディングにおける“チーム”がどういうものかを抑えておく必要があります。
組織研究などの著書で著名なジョン・カッツェンバック氏は、チームビルディングの“チーム”について、以下のように定義しています。
- チームとは「特定の目的のために多様な人材が集い、協同を通して相乗効果を生み出す少人数の集合体」である。
“チーム”の厳密な意味は、チームと似た単語である“グループ”と比較するとより理解しやすくなります。グループとは、以下のような意味を持つ単語です。
- 仲間
- 集団
- 共通の性質で分類した人や物の一団
- 同系列に属する組織 など
グループとはつまり “人の集まり”という意味を持つ単語です。グループがチームになるには、以下の2条件を満たす必要があります。
- 達成すべき共通目的
- 目的の達成に向けたメンバーの協働や相乗効果の実現
たとえば、営業部門のメンバーが共通目的を持たず、それぞれが自分の個人成績だけを考えて営業活動をしている場合、その集団は“チーム”ではなく、“グループ”です。
一方で、以下のような共通目的・目標達成に向けてメンバー同士で協力し合えている場合、その人たちは“チーム”であるといえるでしょう。
- 新製品Aの売上5,000万円達成をみんなで目指す「営業部門」
- 優秀人材30名の採用に向けて活動する「採用部門」
- 3月末のシステム納品を目指し協働する「開発プロジェクト」 など
チームビルディングの対象者
チームビルディングは、先述のとおり「チーム」をつくるための取り組みです。
そのため、対象となるチームを構成する全員が対象であり、リーダーと各メンバーが主体的に参画することが必要になります。
たとえば、「経営チーム」であれば、社長をはじめとした経営幹部層になりますし、新入社員研修におけるプロジェクトであれば新入社員、また、特定の部署などであれば部署の管理職から配属された新人まで階層を超えたメンバーが対象となるでしょう。
なお、チームビルディングを主導するのはリーダーの役割ですが、ほかのメンバーがどれだけ主体的に参加するかで、チームビルディングがスムーズに成功するか、また、うまくいくかが左右されることになります。









