中堅に求められる役割、新入社員や若手との違いは?
まず本章では中堅社員に期待される3つの役割と、新入社員や若手社員との違いを確認します。
中堅社員の役割① 成果を出し業務上の責任を全うする
若手社員は、知識や経験を積み重ねる勉強の段階ともいえます。失敗は学びの機会であり、業務で大きな責任を負わされることも少ないでしょう。一方で中堅社員は、一通りの業務知識や経験が備わった「一人前」として仕事を任されます。当然、責任もともないます。
求められる仕事の質と量は若手社員とは大きく違うことを理解してもらう必要があります。中堅社員に関しては成長や勉強も自分自身で取り組んでいくフェーズであり、自立して成果を出すことは大前提となります。
中堅社員の役割② 管理職と新人・若手をつなぐパイプ役となる
仕事上の立場や役割の違いは、仕事に対する考え方や価値観、常識のレベルの違いになります。立場や役割の違いが価値観や常識の違いを生むと考えると、管理職と新人・若手社員の間には大きな隔たりが生じるのが自然であり、手を打たなければ相互理解が深まりません。
中堅社員は、自身の経験から会社の事情や管理職の想いも理解できる立場であると同時に、新人・若手社員の悩みに寄り添うこともできます。したがって、積極的に両者のつなぎ役、パイプ役を務めることが期待されます。どちらか一方に肩入れするのではなく、新人や若手への伝わり方、現場の実情を管理職に伝えたり、改善策を提案したりするとともに、会社の思いや管理職のメッセージを若手や新人に伝える仕事です。
また、現場のリーダーとして、チームや組織の方針を理解して、周囲を観察して適切にサポートしたり、周囲の協力を得ながら物事を進めたりすることも期待されます。つまり、自分だけでなく、周囲や外に目を向けて働きかけるリーダーシップが求められるのです。
中堅社員の役割③ 後輩の指導や育成にあたる
若手社員はまだ勉強の段階であり、指導を受けたり、教えてもらったりする側です。一方、中堅社員は後輩にあたる若手社員を指導する側であり、最も身近な存在として良いお手本、若手のロールモデルである必要があります。新人や若手社員の成長は本人の意思や意欲の問題もありますが、指導する側の責任やロールモデルの存在は重要です。







