調査結果について、株式会社Kakedas取締役 兼 株式会社ジェイック執行役員の東宮は、次のように述べています。
「前回発表した本調査の結果(※)からは、20代・30代正社員の70%が将来のキャリアに不安や悩みを抱えているということがわかりましたが、さらに今回の結果から、83%もの人が『上司や人事へ本音でキャリアを相談した経験』がないことや、76%もの人が『直近1年間で、キャリアに関して本気で誰かに相談した経験』がないことがわかりました。
また、本音でキャリアについて相談する時に相談しやすい人/適切だと思う人は、ともに1位は『相談しやすい人/適切だと思う人はいない』となり、将来のキャリアに不安や悩みを抱えていても、誰に相談してよいかわからない状況があることが推測できます。2位以下については、相談しやすい人は『家族』や『職場外の友人』などの身近な人、一方で、適切だと思う人は『上司』や『プロのキャリアコンサルタント』と、異なる結果となりました。
前回発表した本調査の結果*では、『キャリア形成への不安が強くなるほど、転職活動を行っている、または転職の可能性があると思っている』という結果も出ています。企業は20代・30代社員の離職防止やエンゲージメント向上のために、社員一人ひとりのキャリアに関する本音や悩みを聞き出し、解決に向けたアプローチを行うことが重要です。上司や人事による1on1は、外部の人間が行う面談に比べて、本人の仕事の話を詳しく理解できる、本人の話を踏まえてアクション(人事異動等)を起こしやすい、といったメリットがありますが、一方で、「社内の人ゆえに、話しにくいこともある」といった側面もあります。こうしたデメリットを解消・補完し、社員のキャリア自律をより効果的に支援するために、上司や人事による1on1に加えて、外部のキャリアコンサルタントとの面談機会/社外1on1を実施するなど、社外への相談機会も組み合わせて活用すると良いでしょう。そのうえで、社内公募や資格取得や自己啓発の支援などの制度施策を検討しましょう。」
(※)2024年6月11日(火)公表:「20代・30代正社員の7割が「将来のキャリア」に不安」