1on1に関する調査結果をまとめました。

結論としては、まず1on1の満足度と仕事への熱意は相関があるということです。働きがいを感じてもらえるし、エンゲージメント向上にも繋がります。そして満足度の高い1on1というのは、業務の話だけでなく、プライベートまで含めた話ができるとエンゲージメント向上に繋がります。
いまの20代のキャリア感は、以前とはかなり変わってきています。40〜50代の方は「キャリア=昇進・昇格」というように会社での評価と待遇を軸にキャリアを考える人が多いです。しかし、いまの20代は、自分の人生の一部として仕事がある。また転職という選択肢を常に持っている中で現在の会社や仕事があるという感覚です。
つまり、プライベートも含めた人生全体をキャリアとして考えていますし、いまの会社・仕事に固執もしていません。だからこそ、プライベートも含めた人生の応援支援サポートをしていくことが、エンゲージメント向上や、目の前の仕事に対する熱意につながっていきます。
また、部下から話を、本音を引き出していくために、上司は聞き手に徹するということです。業務レビューや評価面談であれば上司が話す比率は増えてもいいでしょう。しかし、部下の成長促進や育成、本音を知るための1on1であれば、部下が主体的に話したいテーマを話していくことが重要です。上司は話を整理し、方向づけをし、応援していく。結果として、上司の話は2割ぐらいになるという感じです。
繰り返しになりますが、1on1の満足度が低いと、モチベーション低下につながってしまいます。既に1on1を導入されている企業や、これから1on1を導入していく場合、上司の育成が非常に重要です。
今の管理職は1on1を経験して育ってはいない人が大半です。1on1を通じて上司に寄り添ってもらった方よりも、指揮統制型マネジメントの中でたたき上げて昇進・昇格してきた方が多いでしょう。その結果、管理職の方も非常に苦労しています。持っているキャリア観が違う上に、朝から晩までオフィスで部下と一緒にいる、飲みにケーションでわかり合えるという時代ではありません。
だからこそ、1on1をできる上司の育成が重要です。
ただし、キャリアやプライベートのテーマは扱うことが非常に難しいです。仕事の話であれば、上司の方が全体を俯瞰していますし、同じ仕事を経験してきていることも多いでしょう。しかし、キャリアやプライベートの話は、人によって置かれた状況も価値観も違います。その中で、傾聴8割で相手の話を聴きながら、質問などを通じて整理・気づきを与えていくにはかなりの技量が必要です。
また、上司がどんなに人格者で良い人であったとしても、プライベートの事や人間関係は距離が近いからこそ言いにくいこともあります。その中で、最近は社内の1on1、社外1on1と併用して個別対応していく企業も増えています。
本記事は、全2部構成でお送りします。Vol.2は下記よりどうぞ。