「私にとっては当たり前の、6つの採用ノウハウ」【知見メール219号】

私にとっては当たり前の、6つの採用ノウハウ

 

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

一昨日、3月11日に、上海で久しぶりにセミナー講師を務めました。

 

タイトルは、「適性診断 HCi-AS説明会」

 

このセミナーを私は、日本で100回以上行っています。

前回のメルマガでも書きましたように、

上海でも社員採用にこの適性診断を使っています。

 

日本と同様に上海でも十分役立つと感じ、

また、採用に悩んでいる日系企業の総経理さんも多いので

情報提供をしようと思い、実施しました。

 

セミナーでは、この適性診断の特徴や

使い方を説明していますが、

ところどころ採用に関するノウハウも話しています。

 

すると、セミナー後のアンケートに、

この採用に関するノウハウのことが参考になったと、

多くの方に書いていただきました。

 

私は人事がメインのキャリアですので、

人事として当たり前と思っていることが、

人事の経験がない方にとっては、役立つようです。

 

以下、参考になったと挙げられていたノウハウです。

 

「良い人を採用したいと思ったら、  面接する人の数を増やす。

そのためには、自社への応募者の数を増やす。」

 

「面接ですることは、見極めと魅了。

見極めとは、自社に入ってもらっても良い人か

どうか判別すること。

魅了とは、採用したいと思った人から、

この会社に入社したい!と思ってもらうこと。」

 

「採用を成功するために最初にすることは、

採用条件を明文化すること。

その採用条件では、MUST(絶対必要な条件)と

WANT(あった方がよい条件)をはっきりと区別する。

お薦めは、性格と能力、経験の3つの側面で

MUSTとWANTの計6つの条件を明確にする。」

 

「見極めは、採用条件で挙げられた項目、

ひとつひとつに確認するやり方を

決めることで確率が上がる。

面接の際に、どんな質問を投げかけることで判断するのか、

適性診断のどの項目をみるのか、

作文や課題の何で判断するのか、

それを設計します。」

 

「能力の判断は、やってもらう仕事に近いことをすれば、

高い確率で判断ができる。

ワードのスキルが必要なら、パソコンと原稿を1枚渡して、

実際にワード文書を作ってもらう。

持っている資格で判断するより、はるかに正確。」

 

「人が人を判断することは難しい。

だから、採用の失敗をゼロにすることは、

私は無理だと思っています。

但し、失敗する確率を低くする方法はある。」

 

自分にとっては当たり前なので、

価値を感じにくいですが、

他の方にとっては知らないこと、

気付いていないことも多々あります。

 

「自分にとっては当たり前でも、他の方にとっては価値がある」

 

そんなことを、皆さんもお持ちではありませんか?

 

 

 

さて、今回は、自宅マンションの引越について、

書きたいと思います。

(以下は、私の実体験からの推測が多々含まれているので、

現実と異なることがあるかもしれません。)

 

上海に赴任して1年。

住んでいるマンションの契約が満了になるので、

いくら値上げされるかびくびくしながら、

次回契約の家賃を不動産屋さんに問い合わせました。

 

すると、大家さんが、マンションを売却したいので、

賃貸契約は継続しない、とのこと。

 

そこで急遽、先週の土日に、マンション物件を見学しました。

 

2日間で、16件。へとへとです。。。

 

見学をしている過程でいろいろと分かったことがあります。

 

よく聞く話しに、

 

「中国人に提示される家賃と比べると、

外国人に提示される家賃が大幅に高い!」

 

があります。

 

自分が住んでいる部屋と同じマンションの同じ間取りを、

インターネットの賃貸不動産物件サイトで検索すると、

自分の住んでいるところは、

1,000~2,000元(2~4万円)高いと、

言っている方がいました。

 

中国人大家さんが、支払い能力の高い外国人には、

高い家賃を提示するのかと思っていました。

 

 

ところが、ちょっと違っていたようです。

 

ある日系の不動産会社の営業の方が、

「このマンションの家賃は、

大家さんの取り分が9,000元で、

弊社の対応手数料が1,000元ですので、

10,000元になります。」

とのこと。

 

毎月の家賃に日系の不動産屋のコミッションが乗っていたのです。

 

日系の不動産会社ですから、日本語でやり取りができます。

また、何かあったときに丁寧に対応してくれます。

 

今、住んでいるマンションは、

日系不動産会社さんに紹介してもらいました。

中国語が話せないので、

・蛍光灯が切れた!

・トイレの水がちょろちょろ出て、止まらない!

・エアコンが効かない!

・バスルームの天井にネズミがでた!!

など、全て不動産会社の営業マンに連絡して、

大家さん、管理事務所に連絡をしてもらっていました。

土日や18時以降でも、その営業マンの方は、

嫌な顔せず対応してくれました。

 

自分が中国語で対応するのは不可能ですから、本当に助かりました。

この営業マンの方には、大変感謝しています。

 

ですから、対応手数料が上乗せされていることも納得できます。

 

 

今回は、日系の不動産屋さん以外に、

住みたいと思っているマンション群の近くに店舗を構えている、

中国系の不動産屋さんにも飛び込みで入りました。

 

知り合いの上海人に、条件だけ説明してもらって、

あとは自分で物件を見学しました。

見学中は、片言の中国語と、ほぼボディーランゲージ。

あと、活躍したのは、タブレットのGoogle翻訳。

 

結局、移転先は、中国系不動産屋さんから紹介された物件にしました。

 

契約の詰めをしているときに、違いをいくつも発見しました。

 

1)仲介手数料は、家賃の35%!

→日系は、家賃の1ヶ月分です

 

2)保証金は、1ヶ月分

→日系は、2ヶ月分

 

3)家賃の支払いは、3ヶ月分まとめて!

→日系は、毎月1ヶ月ずつの支払

 

これは、必死に交渉して、

最初の1回目は3ヶ月分支払うが、

その後は1ヶ月ごとにしてもらいました。

上海では、3ヶ月ごとの支払いが普通なようで、

大家さんは、私の要求に対して、

何を言っているんだ!という感じでした。

 

4)紹介される物件数が圧倒的に多い

→中国人オーナーも物件を委託するなら、

中国系にするでしょうから当たり前かもしれません

 

 

提示された家賃は、予算よりも1,000元高かったのですが、

タバコを吸わないこと

子どもがいないこと

日本人だし、すごくきれいに使うから!!

と、猛烈にアピール。

 

大家さんは、前に借りていたのも日本人とのことで、

きれいに使ってくれるならと、1,000元まけてくれました。

契約後、外に出たときに気付いたのですが、

トヨタ車に乗っていたので、

日本のことはそれなりに好きな方かもしれません。

 

 

翌日、中国系不動産屋さんの仲介で決めたことを、

ジェイックマイツのパートナーである谷さんに話すと、

 

「どうして、そういう無茶をするかなあ!

後に、大変な目にあっても知らないよ!!」

「私は、中国語で中国人とけんかできるようになるまでは、

二度とローカル不動産屋は使わないと決めている。」

とのこと。

 

谷さんは、中国に関わって12年の方です。

 

以前、中国系不動産屋の仲介物件で、

トラブルがあった時、家主側に立つばかりで、

借り手側のことを全く考えてくれず、

大変な目にあったのだそうです。

 

谷さんは、引越すときには、高くても日系動産会社を使います。

 

 

上海に住む日本人にとっては、

プライスが高くても十分それに見合うだけの付加価値が

日系不動産会社にはあると思います。

 

 

一方、マーケットを中国に住む日本人ではなく、

中国人と捉えた場合には、日本語対応は必要ありません。

とすると、ローカル企業と同じ価格まで落として勝負するのか、

高単価高付加価値で勝負するのか。

 

日系企業であれば、多くは後者を選択すると思います。

では、後者を選択するのであれば、

高付加価値の部分は何を提供するのか?

 

自社に置き換えて考えると、難しい質問です。

 

 

最後に、上海にお住まいの皆さんに、お願いです。

今回、私の家賃が下がったのは、

前に借りていた日本人の方がきれいに使っていたことが、

大きな要因だと思います。

この日本人ブランドを維持するためにも、

転居する前に、必要がなくても、

きれいに掃除をして退去しませんか?

 

 

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 執行役員|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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