リファレンスチェックの実施は、「求職者にリファレンス先(推薦者)を紹介してもらう場合」「自社でリファレンス先を探す場合」、2通りのやり方があります。それぞれの流れをご紹介します。
なお、いずれの場合においても、個人情報の観点から、求職者本人にリファレンスチェックを実施していることを説明して、同意を得ることが不可欠です。
求職者がリファレンス先を紹介する場合
まずは採用担当者から求職者に、リファレンスチェックの説明を行ないます。
- リファレンス先(推薦者)に求職者の情報を確認すること
- リファレンスチェックを実施する目的
- 求職者から推薦者にリファレンスチェックでの情報提供に関して説明し、同意を得ること
3点に関して、求職者からの同意が得られたら、求職者自身にリファレンス先(推薦者)の候補を探してもらいます。2人以上の推薦者を紹介してもらうケースが一般的です。
求職者は、前職あるいは現職の人間に、転職先企業からのリファレンスチェック実施の協力を依頼し、連絡先情報の共有等に同意をもらいます。推薦者の同意を得られたら、求職者は、推薦者のメールアドレスや電話番号を転職先企業に共有します。
連絡先の情報をもらったら、企業と推薦者との間で、リファレンスチェック実施の日程調整を行ないましょう。
採用担当者は実施日になったら推薦者に連絡をして、事前に決めた内容を質問します。そして、リファレンスチェックの実施相手、質問内容、回答結果、総評・所感等をまとめて、採用の意思決定者に共有します。
求職者本人に紹介してもらう場合、相手の信頼性に懸念が生じるデメリットもありますが、チェック先の同意を得るプロセスが非常に容易ですし、リファレンス先を紹介するプロセス自体で求職者の実力を推し量ることもできます。
一方で、求職者に負担が生じますので、選考の辞退理由等にも繋がる場合もあります。
企業がリファレンス先を探す場合
リファレンス先を探す段階から、転職先企業が担当するパターンです。代行サービスを利用するケースも、このパターンに入ります。このパターンでも、求職者本人にリファレンスチェックのことを説明し、「リファレンス先(推薦者)から求職者の情報をもらうこと」「リファレンスチェックを実施する目的」を説明して、同意を得ることは同じです。
求職者からの同意が得られたら、採用側で、求職者の前職や現職の企業に連絡をとり、リファレンス先の候補者を探します。求職者が同業他社出身である場合等、業界内でのネットワークがある場合には、企業の側で比較的容易にリファレンス先の候補者を見つけることが可能でしょう。
ネットワークがない場合には、企業に直接連絡したり、SNSを利用したりする等、かなり難易度が上がりますので、この場合は候補者にリファレンス先を紹介してもらうほうが確実かもしれません。
候補者が見つかったらリファレンスチェックに関して説明を行ない、実施の許可を得ましょう。このプロセスからは、求職者がリファレンス先を紹介するパターンと同じです。
企業でリファレンス先を探す場合、ノウハウがないと実施が難しいですし、スムーズかつ求職者に迷惑がかからないように進めることは困難です。求職者本人に依頼する流れにしたり、外部の代行サービスを使ったりすることが良いでしょう。
リファレンスチェックのサービス
最近では、リファレンスチェックを代行するサービスも登場しています。意図せずに個人情報保護法に抵触する行動をとってしまうリスクを回避する意味でも、外部に委託してプロにチェックを任せる価値はあるでしょう。
ただし、前述の通り、リファレンスチェックは個人情報の兼ね合い等もありますので、信頼できる実績やコンプライアンス体制を持っている先を選びましょう。
以下に、リファレンスチェックの代表的なサービスをいくつかご紹介します。
※各サービスについて、HRドクターが推薦・保証するものではありません。各サービスの信頼性等は、それぞれでご判断ください。
・oxalisリファレンスチェック
前職での評価や人柄の魅力、転職先に対して潜在的に望んでいること等、ポジティブな要素を引き出せます。納期は最短2〜3日とスピーディーに完了させられるのも魅力。英語・中国語にも対応しています。
https://www.oxalis.co/
・back check
手軽にリファレンスチェックサービスを実施できるサービスです。最短3日間という短い期間で、回答率の高いリファレンスチェックが実現します。回答内容が質問ごとに見やすく整理されるのもポイントです。
https://backcheck.jp/
・TASKEL
幅広いニーズに合わせてさまざまなプランが用意されているのが特長です。1人から利用できるプラン、評価人数によりボリュームディスカウントが可能になるプラン、月額固定で利用し放題のプラン等があります。
http://taskel.jp/index.html