知見寺 直樹

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 執行役員|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

「辞めてもかまいませんから、厳しい研修をお願いします・・・」

こんにちは。ジェイックの知見寺でございます。

 

4月に新入社員を迎えられた企業様も多いのではないでしょうか。

前号に引き続きまして、今回も新入社員研修のお話をさせていただきます。

 

今年、弊社では、8社の企業様からご依頼を受けまして、

企業様ごとの新入社員研修を実施いたしました。

 

そのほとんどの企業様のご意向が

 

「とにかく、厳しい研修をやって欲しい」

 

とのことでした。

 

 

○ 採用するときに、甘い話をして口説いているので、現場に配属する前に

厳しさを分かってもらいたい。

 

○ 学生気分がなかなか抜けないので、そこをガツンとやって欲しい。

 

○ 半年で辞められるくらいなら、入社早々に退職するほうが、お互いに

とって良いのではないか。

 

○ 営業の現場は結構きついので、それよりも厳しい研修を受けさせて欲しい。

 

 

背景の理由や事情は、若干異なりますが、要請事項としては、

「厳しい研修」 なのです。

 

「厳しさ」は、大きく分けると3つあると思っています。

 

1)講師の厳しさ(簡単にいうと、叱る講師です)

2)プログラムの厳しさ(精神的・肉体的にきついことを求める)

3)環境の厳しさ(起床時間、食事の内容、学習・睡眠を取る場所)

 

あるインターネット系のベンチャー企業様では、4日間の研修を行いました。

最初の2日間がマナー研修を中心とした座学のいわゆるオーソドックスな

新入社員研修で、後半2日が、企業に飛び込み、商品を売り込む研修です。

 

飛び込み研修1日目の結果は、散々な結果でした。

 

新入社員23名を4名のチームに分けて、チームごとと個人ごとの

売上目標と名刺獲得目標、飛び込み件数目標を立てさせたのですが、

一人として個人目標を達成していませんでした。

 

その日の夕方、講師からは、

 

「やる気がないなら、今すぐ辞めてください。」

「この1日にも、皆さんは給料をもらっているんですよ。その給料は

先輩社員の皆さんが一生懸命稼いだものなんですよ。」

「本当に、もうこれ以上できないのですか!」

「今やらない人が、どうしてこれから先にやるようになるんですか。」

 

と、厳しい言葉がいくつも投げかけられました。

 

飛び込み研修2日目は、朝から新入社員の目つきが変わっていました。

 

15時が研修会場に戻ってくる時間だったんですが、9名から

「まだ、名刺獲得が目標までいっていないので、もう少し飛び込みの時間を

ください」と連絡をしてきました。

 

 

2日目の結果は、全員が名刺獲得目標を達成しました。

 

最後の決意表明のときには、ほとんどの新入社員が涙を流し、

何と講師まで感極まって泣いてしまったのです。

 

さらには、オブザーブしていた常務様をはじめ同席者3名のみなさんも

涙を流していらっしゃいました。

 

常務様から、「ここまで、変わってくれるとは思わなかった」

とお言葉をいただきました。

 

この企業様はほとんどが反響営業で、実際に飛び込み営業を行う

ことはないのですが、最初にこの研修を行うことで配属後、「あの研修

に比べれば、まだいいよね」と言われるくらいになっていると思います。

 

やはり、最初が肝心でしょうか。

 

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