知見寺 直樹

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 執行役員|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

専門家に相談してますか?

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

先週、久しぶりに日本に帰省していたので、

ジェイックで営業研修の講師をお願いしている

林さんと神保町でお酒を飲みました。

 

営業のプロフェッショナルである林さんに、

上海マーケットでの営業展開について、

実践的なアドバイスをいただくためです。

 

キャリア的には私も営業の経験があるのですが、

どちらかというと人事畑にいた時期が長いので、

林さんの助言は非常に参考になりました。

 

酒は酒屋、餅は餅屋

 

ということわざがありますが、

本当にその通りですね。

 

本日は林さんにいただいたアドバイスの中で、

皆様にもご参考いただける情報を

号外という形でひとつ共有したいと思います。

 

・既存顧客の注文ペースが年々落ちてきていて、

予算達成できない月がしばらく続いている

 

・間接部門、販管費を多く抱え込んでいて、

営業マンの成績が会社存続の要になっている

 

・現場の営業マンに新規開拓を促しているが、

緊急性がないため結局後回しになっている

 

というお悩みがあれば、

ご参考いただけるはずです。

 

 

ジェイックマイツの営業展開についてひとしきり話した後、

中国の営業事情についての話になりました。

 

私

「中国ではまだ、営業研修を専門にやっている企業は

少ないんですよ。」

 

林さん

「そうなんですか。」

 

私

「どんな分野もマーケットが右肩上がりだったので、

営業をしなくてもモノが売れたのでしょうね。」

 

林さん

「なるほど。少し前のミネラルウォーターの業界や、

太陽光パネルの業界と同じですね。」

 

私

「今の日本だと右肩上がりの市場は非常に少ないですね。

むしろ、国内の企業のみをターゲットにする場合は、

市場は広がらない前提に立つ必要があるかもしれません。」

 

林さん

「経済状況を考えると知見寺さんのおっしゃる通りですが、

経営者としては、なかなか難しいところがありますよね。

ちょうどコンサルに入っている会社がそんな感じです。」

 

私

「そんな感じというと?」

 

林さん

「もう3代も続いている中規模のメーカーなんですけど、

売上の約80%が大手メーカー3社からのオーダーで、

残りの20%も昔っからオーダーのある既存客で、、、」

 

私

「売上拡大は今のお客様からは見込めないということですか。」

 

林さん

「そうなんですよ。新しい顧客を開拓しようにも、

これまでやったことがないからわからない。

それで社長からお問い合わせいただいたんですけどね。

何とかしたいですが、時間はかかりそうですよ。」

 

私

「まあ大丈夫かと思って高を括っていると、

手痛いしっぺ返しがあるかもしれない、

ということですね。」

 

林さん

「知見寺さんもおっしゃっているように、

あらゆるメディアで経済が停滞していると

発信しているじゃないですか。

 

当然、中小企業の社長も、それに対して

何も手を打っていないわけじゃないと思うんです。

ただ、抜本的な解決には至っていない。

 

コンサル先の社長もそんな感じでしたよ。

海外へも視察とかは行っていたようでしたし。」

 

私

「じわじわと真綿で首を絞めるように蝕んで、

気付いたときには、どうにもこうにも、

という状態になっていると考えると怖いですね。」

 

林さん

「営業という仕事で考えるのであれば、

やっぱり常に顧客を広げる活動、

つまり新規開拓は続けるべきですね。

 

特定顧客の売上占有率が80%を超える、

そんな状態は、やはりリスクが大きいです。」

 

私

「日本はルート営業という概念を壊すタイミングに

来ているのかもしれないですね。」

 

林さん

「新規ルート営業とでも呼びますか(笑)」

 

私

「それだと何が何やらわからないですよ(笑)

その点、中国はマーケットに伸び代があるので、

やりようはたくさんありますね。」

 

林さん

「中国で営業研修をやるときは呼んでください。

中国語は話せないですけどね(笑)」

 

 

若かったころに、胃が痛いのを我慢して放置した結果、

胃潰瘍になって入院したのを思い出しました。

 

だましだまし、痛み止めを飲みながら働くと、

何とかなってしまうんですよね。

 

でも、それでは病状は回復しませんし、

場合によってはさらに体を蝕みます。

 

胃潰瘍は入院して体を休めれば治りますが、

もし癌だったらどうなっていたか、

それは私にもわかりません。

 

それ以来、私は体調が少しでも悪くなったら、

必ず通院して専門家に見てもらっています。

 

おかげ様で大病にはかかっていません。

 

皆様にはビジネスにおける病を相談できる

専門家がいらっしゃいますか?

 

私ももっと、専門家に相談する機会を増やして、

先手先手で、手を打てる体制を整えなければと、

林さんと話をしていて改めて感じました。

 

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