ゆとり教育を受けた世代、デジタルネイティブ世代は、それまでの世代と異なる特徴を持っています。最近では、さとり世代、ジェネレーションZとも呼ばれますが、育成の基本は代わりません。「ゆとり世代」が持つ5つの特徴と、育成のポイントをまとめました。
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内容とポイント
ゆとり世代の育成ポイントの一例として挙げられるのが、「レッテルを貼らない」ことです。ゆとり世代にとって最も嫌なことは、「これだからゆとり世代は・・・」と全て世代のせいにされ叱られることです。また、「アドバイスしすぎない」ことも育成ポイントの一例。自ら考える機会が少なかった「ゆとり世代」だからこそ、何でも一から教えてしまうのではなく、自分たちから「答え」を引き出せるよう、上司や先輩がアドバイスをしすぎないことが大事です。本資料は、上記のような具体的な育成ポイントに加え、育成にあたる方のアクションのポイントも記載しました。ゆとり世代の教育にお役立てください。
ダウンロードできる内容
内容を一部紹介…
■ゆとり世代に対するお客さまの声
・指示待ちでミスを怖がる
・マニュアルや答えをすぐ求める
・注意されるとすぐに落ち込んでしまう
・自分の成長につながると思えないことはやらない
・主体的に動くことができず受身な姿勢である… etc
上記の要因として、「ゆとり教育」をあげることはできます。しかし、安易に原因を「ゆとり教育」に求めるのではなく、大切なのは、この「ゆとり世代」と今後どう向き合っていくかということです。
今回は、この「ゆとり世代」の特徴を知り、また育成のポイントを知ることで社会人として、組織人として戦力化する術を考え、今後の人財開発支援活動に活かしていただければ幸いです。
■ゆとり世代・ゆとり教育とは?
「ゆとり世代」とは・・・
個性を活かす「新しい学力観」が学校の現場に導入された1992年前後に小学校に入社し、現在社会人になっている(08年大卒入社以降)社員を「ゆとり社員」と称しています。
「ゆとり教育」とは・・・
一般的には2002年度に全国で導入された「指導内容三割削減」「完全週休2日制」が象徴的な”ゆとり教育”への変化として扱われています。
※ダウンロード資料では、図を使って世代の流れなどの詳細をわかりやすく記載しています。
ゆとり世代の5つ特徴と背景
特徴1:深く考え、答えを導き出すことが苦手
ゆとり世代は、物質的に豊かな時代に成長してきた世代です。遊びや勉強のために様々なツールが与えられており、様々な選択肢が与えられました。そして、ゆとり世代は、情報化社会
の進展と共に育ちました。小学校低学年の頃から、インターネットの世帯普及率は年々上昇し、検索すればたいていのことは調べることが出来ました。そのため、情報検索が得意ではありますが、 逆に様々な事象の“答え“は、自ら考えるものではなく、“探す”もの、もしくは“選ぶ”ものという認識も強いです。
ビジネスの世界でも、ゼロから考えるよりも、選択肢の中から選びたい、てっとり早く答えを見つけたい、と考えます。情報収集能力は長けているものの、ビジネスでは情報のみで動くのではなく情報をどう判断していくかが大事になってきす。今後、考える機会を与え、自ら答えを導き出す経験を積んでいく必要があるといえるでしょう。
【ゆとり世代:事例】
仕事の進捗などを聞かれると、「教えてもらってないので、わかりませんでした。」「言われてないから、やりませんでしたがダメでしたか?」と言ってしまう新入社員など。
特徴2:他者視点が育っていない
以前は、家庭における「しつけ」や地域社会による「教育」が十分に機能していました。家庭や地域社会との係わりが多く、結びつきが強かったとも言えます。そのため、独りよがりの行動やルールを逸脱する行動をすると、他人である大人からも叱られることが多く、幼い頃より他者の目を気にして行動する習慣がついていました。しかし、「ゆとり世代」ともなると、昔に比べて家庭や地域社会との結びつきが弱い傾向にあり、大人(他者も同様)がどう思うのか?という視点が育っていません。
つまり、「ある行動は、他者の眼から見てどう移るか行動する前に気にする」という判断軸が育っていないのです。職場において、様々な年齢層の方々との係わりを増やすことで、他者視点を学んでいくことが今後、大事になってきます。
【ゆとり世代:事例】
「今日は、疲れたので会社の飲み会は出なくてもいいですか?明日も仕事があるので」
「もっとお給料って上がらないんですかね??ボーナスも低いしなぁ」と部署メンバーや上司の前で発言してしまう新入社員など。
特徴3:個性を活かして好きなことをやりたい
「ゆとり世代」は、小学校に入学する1992年度から「新しい学力観」が提議されました。「新しい学力観」とは、生徒の個性・自主性を尊重し、学習のプロセスや変化への対応力を重視するという考え方です。教師の役割は“指導者”から“支援者”に変容しました。授業スタイルにおいても生徒が関心を持ったテーマを追求させる方法、環境づくりが求められました。
そのため、仕事においても「好きなことを活かす」「個性を活かす」ことが大事だという価値観を持っています。
今後、仕事を通して、本人の「好き嫌い」の判断ではなく、様々なことを経験することによって、学べること、得られることがあるといった経験を積ませていくことが必要となってきます。
【ゆとり世代:事例】
「この部署の仕事は自分に向いていないから、やる気が起きないんです。○○課なら必ずうまくやれるのに」 と周囲にもらしている、もしくは愚痴っているなど。
ダウンロード資料では、特徴5までの事例とそれに対する育成ポイントまで解説しています。是非、参考にしてみてください!
このような方におススメ
・ゆとり世代を部下に持つ上司の方
・伸び悩むゆとり世代の若手社員を理解し、育成方法を考えたいと思っている方
・ゆとり世代の若手社員に対する具体的なOKアクション・NGアクションを知りたい方
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