「社長の言葉が伝わらないのはなぜ?」【知見メール49号】

「社長の言葉が伝わらないのはなぜ?」

こんにちは。ジェイックの知見寺でございます。

 

弊社では、経営者・幹部社員・営業職を対象としたセミナー・研修を

ご提供しています。

 

私は、定期的に、弊社をご利用いただいている社長様に面談のお時間を

いただきまして、ご評価をお聞きすると同時に、

 

○ なぜ、研修を受けさせようと思ったのか?

○ なぜ、弊社の研修をご利用いただいたのか?

 

という質問をさせていただいています。

 

ひとつめの質問の回答で多いものに、

 

「特に新しいことを伝えて欲しいわけではない。いつも私が言っている

ことを、第三者の、それもプロから言ってもらったほうが、納得して

もらいやすい。また、いつも社長が言っていることは、正しいんだな、

という理解もしてもらえる。」

 

確かに、直接関係ある人よりも、第三者のほうが、聞く耳を持って

もらいやすい、ということはあると思います。

 

このことを、強く実感した出来事がありました。

 

私の事業部では、毎週月曜日の18時から1時間、私が講師で勉強会

を開いています。

 

通常は、参考図書をベースに、ディスカッションをし、

最後に私が講義するスタイルです。

 

ただ、2月12日、18日の2回は、前号までにご紹介していた

「バクジーの久保社長」と「千房の中井社長」の講演を聞いていない

事業部メンバーがいたので、お二人の講演CDをベースに勉強会を行いました。

 

勉強会の構成は、理解をして欲しいことについて講演している部分を

15分ほど、聞いてもらいます。

 

その聞いた内容から、気付きを得たこと、今日から取り組みたいと

思うことを、まず一人ひとりでまとめさせます。

 

それから、3人一組で、その書いたことを発表し、他のメンバーから

コメントをもらいます。

 

その後、また個人で、今日から必ず行う言動をひとつだけ、

決めてもらいます。

 

最後に、一人ひとり、全員の前で、決めた言動を宣言してもらいます。

 

私は講義を一切行いませんでした。

 

2月12日は、久保社長のCDを使い、18日は中井社長のCDを

使いました。

 

18日の中井社長のCDでは、

「常に目標を高く持ち、それにチャレンジする」

ということについて、講演している部分を聞いてもらいました。

 

そのCDの内容を、抜粋してご紹介しますと、

 

「人は自分を、目標にあわせてしまう。高い目標も、低い目標も

しんどさは一緒。」

 

「どうせ、しんどいなら、目標は高いほうがいい。」

 

「予算は必達。すると、予算は低くしたがる。その結果、会社は

衰退する。成長しなくなる。」

 

「予算は、背伸びしてとどくところ。目標は、ジャンプしてとどくところ。」

 

 

すると、部下のA君が、最後の決意表明で、今月の目標を上方修正

すると宣言してくれました。

 

A君は、言ったことはきちんと仕事をする信頼できるタイプなのですが、

その反面いつも安全圏の目標しか設定したがりません。

 

勉強会が終わり、A君に声を掛けると、

「目標に自分を合わせてしまうんですね。成長するためには、

まず目標をあげないといけないですよね。」

とのことでした。

 

A君の動機付けのキーワードは、「成長」なのですが、中井社長の

お話が、そこに刺さったようです。

 

「いつも、俺が言っていることだろ!」という思いは、腹にとどめて、

「そうだよな。期待してるよ!」と言葉を返しました。

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業。新卒で大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。専門は組織開発、戦略人事、教育体系の構築等

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