「走るのは好きじゃないから、東京マラソンを走ります」
皆様、こんにちは。ジェイックの知見寺でございます。
先週の水曜日3月18日に、東京都中央区のN社長様を訪問しました。
その前週の3月10日に、弊社で大人気講師のお一人である
原田先生の1日管理者研修に5名派遣をいただきましたので、
その研修内容と参加された皆さんの状況を報告するためです。
1時間半もお時間をいただいたのですが、
その大半はN社長の教育についてのお考えであったり、
具体的にどのようなことをしているかを教えていただきました。
お話の中で、3月22日の東京マラソンに出場することをお聞きしました。
もともと、走ることが好きなのかと思いましたら、
球技は好きだとのことですが、走ることは大嫌いだそうです。
(私も同様ですので、大変共感できました。
私は、ずっと野球部でしたが、冬になると走らされてばかりで、
どうやってごまかすかしか、考えていませんでした。)
N社長は、ハーフマラソンすら、走ったことはないそうです。
では、N社長は、なぜ東京マラソンを走ることにしたのか。
以下は、N社長のお話です。
「 きっと社員は、
『あれやれ、これやれ』と社長は指示をしてばっかりで楽でいいな
と思っている、と思うんです。
言うだけなら、楽だよな。と思っていると、思うんです。
そこで、自分が苦手で嫌いなことである
マラソンにチャレンジすることにしたんです。
社員にも宣言しまして、自分の決意と姿勢をみせることにしました。」
N社長のような理由で、東京マラソンを走っている方は
いったい何名いるでしょうか。
経営者の思いを感じました。
そのN社長と、昨日お電話をしてお話をしました。
見事、完走されたのです。
しかし、ご本人は目標の5時間を切ることができず、
悔しがっていらっしゃいました。
私: 「あれだけ、大勢が走っていましたら、
なかなか自分のペースで走るのは大変ですよね」
N社長:「 いやいや。そんなことは理由にならないです。
全くの自分の準備不足です。悔しいですね」
目標を達成できなかった理由を、自責で捉えるN社長のお話に、
業容を拡大させている理由が垣間見れた気がします。