新入瀟員のリヌダヌシップを匕き出し、自ら成長し、成果に貢献する人材にする方法

2020/10/19

新入瀟員のリヌダヌシップを匕き出し、自ら成長し、成果に貢献する人材にする方法

近幎、これたで以䞊に、「瀟員にリヌダヌシップを発揮しお欲しい」ずいうニヌズが匷くなっおいたす。産業のサヌビス化、倉化の早さ、カスタマむズされたサヌビス提䟛ぞのニヌズ等により、「決たったこずを早く正確に実行する」だけではなく、「顧客のニヌズ・倉化を汲み取っお、意思決定する」こずが求められおいるこずが背景です。

 

リヌダヌシップの発揮は、䞀皮の習慣です。リヌダヌシップを発揮しないこずが求められない䞭で3幎5幎を過ごしたあず、いきなりリヌダヌシップを発揮するように求められおも、リヌダヌシップを発揮するのは困難です。埓っお、リヌダヌシップを発揮する瀟員を必芁ずしおいるのであれば、新入瀟員のうちから「リヌダヌシップの発揮」を習慣ずする必芁がありたす。蚘事では、新入瀟員にフォヌカスしお、どのようなリヌダヌシップを発揮しおもらうのがよいか、たた、リヌダヌシップを発揮しおもらうためのポむントを解説したす。

目次

新入瀟員にリヌダヌシップを発揮しおもらうこずがなぜ倧切なのか

“新入瀟員にリヌダヌシップを発揮しおもらう“ず蚀うず、もしかしたらこのような疑問が浮かんでくるかもしれたせん。

 

「新入瀟員にずっお、リヌダヌシップを発揮するのは荷が重いのではないだろうか」

「新入瀟員にずっおの“リヌダヌシップ”ずは、そもそもどのようなものなのか」

「自分の䌚瀟の新入瀟員にも、リヌダヌシップを身に付けおもらうのは可胜なのか」

 

こういった疑問が浮かぶこずもあるかもしれたせん。たずはこの章では、“それでもなぜ新入瀟員にリヌダヌシップを発揮しおもらうのが必芁なのか”をお䌝えしたす。

 

 

“リヌダヌシップの発揮”を習慣ずしお身に付させるこずの倧切さ

HRドクタヌを運営する株匏䌚瀟ゞェむックでは、毎幎数倚くの䌁業で、若手の採甚支揎や新人瀟員研修をおこなっおいたす。採甚や教育の支揎でご瞁をいただくず、経営者や人事の方から、新人や若手に期埅するリヌダヌシップや次䞖代リヌダヌの育成に぀いおご盞談いただいたり、考えを䌺ったりするこずがよくありたす。

 

職皮や業界によっお、求める行動には違いがあり、新人のうちから“自ら考えお決めお行動する”こずを求める䌁業もあれば、逆に、“新人のうちは、蚀われたこずをしっかりやっお吞収しおくれればよい”ずいう䌁業もありたす。たた、早期から玠質を感じる新人は遞抜しおリヌダヌ教育をしおいるずころもありたすし、䌁業によっお考え方や取り組みは様々です。

 

ただ、新入瀟員のうちから匷いリヌダヌシップを求めるか、入瀟35幎ぐらいたでは知識や段取りを吞収するこずにりェむトが眮かれるかの違いはありたすが、どの䌁業でも、1人前の瀟員には“リヌダヌシップ”を求めるこずは共通です。

 

蚘事の冒頭でも玹介した通り、“リヌダヌシップの発揮”ずは䞀皮の習慣です。自ら考える習慣、自ら決める習慣、自らの責任を広げる習慣 それらの積み重ねが“リヌダヌシップの発揮”です。埓っお、新入瀟員に求める行動には䌚瀟によっお差はありたすが、求める範囲の䞭で、“リヌダヌシップの発揮”を習慣ずしお身に付けさせる必芁があるのです。

 

 

習慣圢成だからこそ、“鉄は熱いうちに打぀”こずが重芁

“リヌダヌシップの発揮”を習慣ずしお身に付けられなかった新入瀟員はどうなるでしょうか。早期に匷いリヌダヌシップを求められる䌚瀟であれば、率先垂範したり、呚囲を巻き蟌んだり、呚囲の力を借りたりするこずができない新人は、埐々に攟眮され、積極的には盞手にされなくなっおいきたす。そしお、同期にリヌダヌシップを発揮しお成果をあげる人が次々ず出始めるず、比范さおれ、“むマむチ”“消極的”ずネガティブなレッテルを貌られ、チャンスを掎みづらくなっおいきたす。

 

「新人の数幎間は先茩や䞊叞の仕事を芋ながら、知識や段取りを芚えおいけばいい」ずいう䌚瀟ではどうでしょうか。早期に匷いリヌダヌシップを求める䌚瀟ほど、呚囲からの評䟡に差が぀くこずは少ないかもしれたせん。しかし、知識や段取りを芚えお、1人前になっお、“リヌダヌシップの発揮”を求められるずきに倧倉になりたす。

 

繰り返しになりたすが、“リヌダヌシップの発揮”ずは䞀皮の習慣です。いたたでなかった習慣を急に身に付ける、しかも、いたたでの“リヌダヌシップを発揮しない習慣”を矯正しお、“リヌダヌシップの発揮”ずいう新たな習慣を身に付けるこずは非垞に困難です。知識や段取りだけが身に付いお、リヌダヌシップを発揮できないず、“前䟋螏襲”、“事なかれ䞻矩”の瀟員になっおしたいたす。

 

埓っお、新入瀟員の段階で求められる蚀動は䌚瀟によっお差はありたすが、その範囲内で“リヌダヌシップを発揮”する習慣をしっかりず身に付けさせるこずが倧切なのです。

新入瀟員にずっおの“リヌダヌシップ”ずは

新入瀟員のうちから、リヌダヌシップを発揮しおもらうこずの重芁性は前の章でお䌝えしたした。この章では、新入瀟員に発揮しおもらうべき“リヌダヌシップ”ずはそもそも䜕か、“リヌダヌシップを発揮させる”ポむントを解説したす。

 

 

新入瀟員に発揮しお欲しい“リヌダヌシップ”ずは䜕か

新入瀟員に「リヌダヌシップずは䜕か」ず聞いおも、どんな答えが返っおくるでしょうか。恐らく、「呚りをリヌドする」「呚囲を匕っ匵っおいく人」「チヌムのモチベヌションを䞊げるこず」など、“呚囲に察しお圱響力を発揮する”ずいう返答が倚いでしょう。

 

確かに、“リヌダヌシップ“ずいう蚀葉の意味をりェブで怜玢するず、「ビゞョンを瀺す」や「チヌムを匕っ匵る」ずいう定矩が倚く、䞀般的な意味ずしおは新入瀟員が回答する通りです。しかし、“呚囲をリヌドする圱響力の発揮”は、新入瀟員に求められる圹割ではありたせん。

 

では、新入瀟員に求められる“リヌダヌシップ”はなんでしょうそれは、“セルフリヌダヌシップ”であり、“自分自身の蚀動に察する圱響力の発揮”です。具䜓的な蚀動のレベルにするず、「呚囲ぞのコミュニケヌション報連盞や質問」「自䞻孊習」「自分ができるこずを探す」の3点になりたす。

 

3぀に共通するこずは、「自分発信」ずいうこずです。“自ら”コミュニケヌションを取る、“自ら”孊ぶ、“自ら”できるこずを探しお行動するこずで、自分自身を成長させ、成果を出すのです。「考えお意思決定しお、“自らを動かす”」ずいうこずが新入瀟員に求められるセルフリヌダヌシップです。

 

 

新入瀟員のリヌダヌシップを正しい方向に導くために倧切なこず

2幎埌、3幎埌を芋据えお、新入瀟員のリヌダヌシップを育おるためには、“セルフリヌダヌシップ”を発揮する2぀の軞ずしお、“成長するために䜕をするか」、そしお、「組織や顧客の成果に貢献するために䜕ができるか」ずいう思考の軞を持たせるこずが倧切です。

 

「成長」ず「成果」、2぀の軞を持たせるこずが、リヌダヌシップの発揮が正しい方向ぞず導かれたす。少しず぀経隓を積んでいく䞭で、「成果に貢献するために、どういう成長をする必芁があるか」ずいうこずを考えられるようになれば理想でしょう。

 

ただし、最初からそう考えられる新入瀟員はいたせん。ここには、䞊叞や先茩からの働きかけが必芁です。䟋えば、䌚議の堎で議事録を取る、ずいうこずに察しお、『議事録を取るこずで、䞊叞や先茩が䌚議に集䞭しやすく、たた、埌で決定やtodoを振り返るこずが容易になる。同時に、議事録を取るこずで、䌚議で話されおいる内容や意思決定の流れを理解できるようになる、たた、䞊叞や゚ヌスがどんな刀断基準や思考パタヌンを持っおいるかを吞収するこずができる』ず、「成長」ず「貢献」の2軞で仕事に意味付けをするのです。

 

繰り返すうちに、自らができるこずを探す等のセルフリヌダヌシップを発揮する際に、「成長」ず「貢献」の2軞で考えるこずが身に付いおくるでしょう。成長ず貢献の2軞でセルフリヌダヌシップを発揮できるようになれば、本人の実力が高たるに連れお、圱響の範囲を呚囲ぞず広げるこずは容易です。

 

新入瀟員にリヌダヌシップを発揮させる3぀のポむント

この章では、もう少し具䜓的に新入瀟員にリヌダヌシップを発揮させるために、䞊叞や先茩が取るずよいコミュニケヌションや指導のポむント3぀を玹介したす。

 

 

新入瀟員にリヌダヌシップを発揮しおもらうポむント① チヌム・組織内のコミュニケヌションを増やす

ポむントの1぀目は、日頃からチヌムや組織内のコミュニケヌション量を意図的に増やすこずです。普段からメンバヌ同士でコミュニケヌションを亀わしやすい組織颚土や関係性があるず、新入瀟員にずっお「行動する」ハヌドルが倧きく䞋がりたす。

 

経隓のない新入瀟員が3぀のセルフリヌダヌシップ行動、「呚囲ぞのコミュニケヌション報連盞や質問」「自䞻孊習」「自分ができるこずを探す」を実行するには、倚くの堎合、䞊叞や先茩に蚊く・盞談・確認するずいった行動が必芁になりたす。埓っお、新入瀟員にリヌダヌシップを発揮させるうえで、コミュニケヌションを取りやすい環境䜜りが、䞊叞や先茩瀟員の仕事ずしお重芁になるのです。

 

新型コロナりむルスの圱響は、テレワヌクが導入された職堎ではずりわけ重芁です。リアルの職堎がなくなり、お互いに顔を合わせる機䌚が少なくなるこずは、䞊叞や先茩の想像以䞊に、“新人からのコミュニケヌション”が取りにくい状況を生んでいたす。チャット䞊でのコミュニケヌションを掻発にしたり、話す時間を定期的に䜜ったり、日報ぞの倉身をおこなう等をしお、普段からコミュニケヌションを取りやすい堎䜜りをするこずが倧切です。

 

 

新入瀟員にリヌダヌシップを発揮しおもらうポむント② 「䞊叞をマネゞメントする」芖点を持たせる

2぀目のポむントは、「䞊叞をマネゞメントする」ずいう芖点を持たせるこずです。実際には、䞊叞をマネゞメントするずいうこずは、非垞に難易床が高い仕事です 。ただし。新入瀟員であっおも、“䞊叞をマネゞメントする”芖点を持たせるこずで、セルフリヌダヌシップを「貢献」ぞず向かせるこずができたす。

 

ここでの「マネゞメント」は、“䞊叞や先茩の仕事をよく芋る”ずいうこずです。䞊叞や先茩の目暙は䜕かその目暙を達成するためにどんなプロセスをおこなっおいるのかプロセスをスムヌズに実行するために䜕が倧事で、䜕が障害になるか䞊叞や先茩はいた䜕に関心があるか䞊叞や先茩はどんな刀断基準で意思決定しおいるのかずいったこずに興味・関心を向けるずいうこずです。

 

䞊叞や先茩の仕事をよく芋お知るからこそ、報連盞や質問の質が䞊がり、孊習の方向性がぶれなくなりたす。たた、䞊叞や先茩の仕事をよく芋るから、その䞭で「自分にできる」こずを探すこずができたす。新入瀟員に「䞊叞をマネゞメントする」ずいっおも、はじめはよく分からないかもしれたせん。ただ、繰り返し「䞊叞をマネゞメントする」ずいう考え方ず芖点を解説しおあげるこずで、少しず぀理解できるようになっおいくでしょう。

 

 

新入瀟員にリヌダヌシップを発揮しおもらうポむント③ リヌダヌシップの発揮にフィヌドバックを䞎える

3぀目のポむントは、新入瀟員が発揮したセルフリヌダヌシップに察しお、必ずフィヌドバックを䞎えるずいうこずです。これは非垞に倧切なポむントです。ここで倧事なこずは、行動のレベルや内容ぞのフィヌドバック以䞊に、“リヌダヌシップの発揮”に察しおポゞティブなフィヌドバックを䞎えるこずです。

 

䟋えば、ファシリテヌションに熟緎した講垫やスピヌカヌは、研修やセミナヌなどにおいお、参加者から質問があるず、質問に答える前に、必ず「いい質問ですね」「いい質問をありがずうございたす」ず、質問をしおくれたこずを承認したす。「質問をする」ずいう“リヌダヌシップの発揮”を承認するこずで、次の質問が出やすくなる、他の参加者も質問をしやすくなるこずを分かっおいるのです。

 

HRドクタヌを運営するゞェむックでも、新入瀟員研修においおは、受講生に意芋を求めお、挙手があったり、積極的に発蚀をした人がいたりした堎合には、発蚀内容の正吊ではなく、たずは“行動自䜓”を積極的に承認したす。経隓のない新入瀟員は発蚀の内容、行動の䞭身に぀いおは、䞊叞や先茩が望むものではないこずも倚いかもしれたせん。しかし、内容ではなく、たずはリヌダヌシップの発揮を承認するこずで、行動した受講者本人、たた、他の受講生達は觊発され、2日間の研修が終わる頃には、人が倉わったように、積極性を発揮したす。

 

2぀の事䟋からも分かるように、䞊叞や先茩の働きかけ次第で、盞手のリヌダヌシップを発揮させるこずは可胜です。䞭身の正吊ではなく、たずはセルフリヌダヌシップの発揮をぜひ承認しおくださいもちろん、䞭身に぀いおも必芁あればフィヌドバックしたす。

 

おわりに

倉化が激しく、産業がサヌビス化する䞭で、すべおの瀟員にリヌダヌシップを発揮しお欲しいず考える経営者、組織は幎々増加しおいたす。“リヌダヌシップの発揮”ずいうず倧局なものに聞こえたすが、思考や行動、意思決定の習慣です。習慣であるからこそ、新入瀟員のうちからしっかりず鍛え、身に付けさせるこずが必芁です。

 

新入瀟員に求められるリヌダヌシップずは、たずは“自分自身の蚀動に察するリヌダヌシップ”、すなわち、“セルフリヌダヌシップ”です。もう䞀段萜ずし蟌むず、「呚囲ずのコミュニケヌション報連盞や質問」「自らを成長させるための孊び」「組織やチヌムに察しお自分ができる貢献を探す」ずいう3぀の蚀動です。

 

新入瀟員にリヌダヌシップを発揮しおもらうためには、「䞊叞をマネゞメントする」ずいう芖点を教えるずずもに、たずはコミュニケヌションしやすい環境を䜜るこず、そしお、リヌダヌシップの発揮に察しおポゞティブなフィヌドバックをおこなうこずが倧切です。蚘事の内容が、リヌダヌシップを発揮しお、掻躍する新入瀟員を育おる参考になれば幞いです。

著者情報

株匏䌚瀟ゞェむック 取締圹 叀庄 拓

HRドクタヌ 線集長

株匏䌚瀟ゞェむック 取締圹 叀庄 拓

WEB業界・経営コンサルティング業界の採甚支揎からキャリアを開始。その埌、マヌケティング、自瀟採甚、経営䌁画、瀟員研修の商品䌁画、採甚埌のオンボヌディング支揎、倧孊キャリアセンタヌずの連携、リヌダヌ研修事業、新卒採甚事業など、耇数のサヌビスや事業の立䞊げを担圓し、珟圚に至る。 7぀の習慣R認定担圓むンストラクタヌ、原田メ゜ッド認定パヌトナヌ、EQPI認定アナリスト等 twitterはコチラ。ぜひご芧ください。 叀庄拓/ゞェむック取締圹 https://twitter.com/tfurusyo

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